フルオキセチン

成分名

フルオキセチン

適応症状

うつ病、強迫性障害、摂食障害、月経前症候群、社会不安障害(日本では適応が認められていない)

簡易説明

フルオキセチン(フルオキセチン塩酸塩)は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (SSRI) と呼ばれる抗うつ薬の一種です。
脳内の神経伝達の改善を行い、憂鬱な感情を緩和し、意欲改善する効果があります。
うつ病、月経前不快気分障害(重度の月経前症候群)、強迫性障害、パニック障害および神経性過食症の治療に使用されます。

処方可能な診療科目

処方可能な診療科目はありません。
(日本未承認のため)

健康保険の適応

病院で処方してもらう時の費用目安

厚生労働省による認可、または発売年月日

国内のジェネリック認可

関連製品(先発薬)

プロザック(Prozac)【製薬メーカー:イーライリリー・アンド・カンパニー社】

関連製品(ジェネリック)

FLUNIL (Intas Pharmaceuticals Ltd), FLUOXETINE (A-S Medication Solutions), FLUOXETINE (Aidarex Pharmaceuticals LLC), FLUOXETINE (Aidarex Pharmaceuticals LLC), FLUOXETINE (Alembic Pharmaceuticals) など

効果・作用

うつ状態の原因としては、セロトニンの放出量が少ないこともその一つとされます。
フルオキセチンは脳内のセロトニン再取り込みを選択的に阻害することで、セロトニン濃度を上昇させます。
神経伝達を円滑にして憂うつな気分を和らげ、不安などの症状を改善します。
シナプス間のセロトニン濃度を高めて信号の通りをよくすることでうつ症状を和らげ、さらには積極的な性格に変える効能をもつというメカニズムになります。

使用方法

うつ病の場合、成人にはフルオキセチンとして、1日1回経口服用します。
1日の最大処方量は150mgまで。
ただし、効果不十分の場合、詳記の付記により300mgまで増量できます。

副作用

【主な副作用】
異常な夢/異常な 射精/異常視/不安感/下痢/性衝動の低下/口の渇き/インフルエンザの様な症状/紅潮/ガス/インポテンス/不眠/かゆみ/食欲減退/吐き気/神経過敏/発疹/性衝動の変化/副鼻腔炎/眠気/のどの痛み/発汗/振戦/胃の不快/あくび/倦怠感/頭痛/めまい/腹痛/口渇/食欲不振/睡眠障害など

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

【使用に注意が必要な方】
・高齢者
・小児
・妊婦または授乳婦
その他は調査中

【使用が出来ない方】
・フルオキセチンに対し過敏症の既往歴のある方
その他は調査中

上記にあてはまる方は、フルオキセチンを使用する事が出来ない可能性があります。
フルオキセチンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用禁忌薬】
チオリダジン/MAO抑制剤/セレギリン塩酸塩/アルプラゾラム/カルバマゼピン/クロザピン/ジアゼパム/ジギトキシン/フレカイニド/ハロペリドール/リチウム/アスピリン/イブプロフェン/ナプロキセン/フェニトイン/ピモジド/スマトリプタン/トリプトファン/ビンブラスチン/ワルファリン/ケトプロフェンなどの非ステロイド抗炎症薬/睡眠補助や麻薬痛み止めのような脳の機能を損なう薬/その他の抗うつ剤 など

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。
よくある質問
服用中、飲酒は可能ですか?

作用の増強が報告されているので、飲酒は避けたほうが望ましいです。

この薬を飲んだ際に、日常生活する上で注意しなければならないことはありますか?

副作用として眠気、目眩、判断力を鈍らせることなどが挙げられますので、自動車の運転などの危険を伴う機械操作を行う時は、特に注意してください。

サイト利用に関する注意事項

医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。