成分名 |
メダゼパム |
適応症状 |
神経症における不安・緊張・抑うつ
心身症(消化器疾患、循環器疾患、内分泌系疾患、自律神経失調症)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ |
簡易説明 |
不安や緊張感をやわらげ、気持ちを落ち着かせる働きがあります。神経症やうつ病など精神的な不具合や、心身症のような体の不調が前面にでる病気にも使用されます。心身症、不安神経症、パニック障害など不安障害や、自律神経失調症、更年期障害、うつ病や不眠症、統合失調症や躁病の急性期などに効果があります。筋肉をほぐす働きもあり、緊張型頭痛、頸椎症、腰痛症、肩こり、けいれん性の病気などに使用されることもあります。 |
処方可能な診療科目 |
内科/心療内科/精神科など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約1,000円~5,000円
薬代1錠あたりの目安:1錠2mg約5.7円/錠
薬代後発薬1錠の目安:1錠2mg約5.7円/錠
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
発売開始年月:1971年9月 |
国内のジェネリック認可 |
あり |
関連製品(先発薬) |
レスミット錠2/5【製薬メーカー:共和薬品工業】 |
関連製品(ジェネリック) |
メダゼパム錠2/5(ツルハラ)【製薬メーカー:鶴原製薬】 |
効果・作用 |
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬(緩和精神安定薬)です。比較的安全性が高く、依存性もそれほど強くありません。同類薬のなかでは、作用がおだやかで、作用時間は長いほうです。催眠作用や筋肉をゆるめる作用も弱いです。
▼作用機序
神経症、心身症、パニック障害、強迫性障害などの不安障害は神経系の興奮により引き起こされます。ということはその興奮を鎮めれば症状が緩和できます。ガンマアミノ酪酸(GABA)は脳内に存在し、その作用から抑制性神経伝達物質と呼ばれており、GABA受容体に結合することで、通常は細胞の外にある塩化物イオン(Clイオン)が細胞内に進入します。Clイオンにより細胞内がマイナスに傾いていくと興奮が伝わるのが抑えられます。メダゼパムは、BZD受容体と結合することでGABAをGABA受容体に結合しやすくします。結果、細胞内にClイオンが入るのが促進され、興奮が伝わりづらくなり症状が緩和されます。BZD受容体にはω(オメガ)1とω2受容体の2つがあります。ω1受容体は主に催眠鎮静作用に、ω2受容体は主に抗不安作用や筋弛緩作用に関係しています。メダゼパムは、ω1とω2両方に作用します。そのため抗不安作用だけでなく、催眠鎮静作用や筋弛緩作用も併せ持ちます。
▼薬理作用
脳のリラックス系の神経受容体「BZD受容体」に結合し、リラックス系の神経を活性化させます。抗不安作用、鎮静・催眠作用、筋緊張緩和作用、抗けいれん作用があります。
▼他のベンゾジアゼピン系抗不安薬
セルシン ホリゾン/デパス/リーゼ/メイラックス |
使用方法 |
成人にはメダゼパムとして1日10〜30mgを経口投与してください。
※年齢、症状により適宜増減します。 |
副作用 |
主な副作用
ふらつき、眩暈、過敏症、発疹、歩行失調、頭重、食欲不振、便秘、下痢、悪心、嘔吐
重大な副作用
譫妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想、離脱症状、刺激興奮、錯乱、薬物依存、痙攣発作
その他の副作用
胸やけ、胃腸障害、口渇、筋弛緩、易疲労感、筋緊張低下症状、尿蛋白、眠気、気分昂揚感、調節障害、しびれ、浅眠多夢、言語障害、黄疸、Al-P上昇、貧血、白血球減少、発汗、熱感、のぼせ、浮腫、性欲への影響、生理異常
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ■メダゼパムを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方レスミットは、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
▼レスミットの有効成分
メダゼパム
▼代表薬の添加物
メダゼパム錠2(ツルハラ) は1錠中メダゼパム2mgおよび添加物として青色1号、乳糖水和物、結晶セルロース、カルメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、白糖、沈降炭酸カルシウム、アラビアゴム末、ヒプロメロース、マクロゴール6000、硫酸カルシウム、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、酸化チタン、タルク、カルナウバロウ
■他に使用できない方
妊婦/授乳者
新生児/乳児/幼児/小児
過敏症
急性閉塞隅角緑内障
重症筋無力症
使用に注意が必要な方 高齢者
肝障害
心障害
腎障害
脳器質的障害
重篤な呼吸不全
中等度呼吸不全
投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニルを投与された
上記にあてはまる方は、メダゼパムを使用する事が出来ない可能性があります。 メダゼパムを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用注意薬 アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>
上記を使用している方は、メダゼパムを使用する事が出来ない可能性があります。 メダゼパムを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
併用禁忌薬 エタノール摂取
中枢抑制剤
フェノチアジン系薬剤
バルビツール酸誘導体
モノアミン酸化酵素阻害剤
シメチジン
上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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