成分名 |
ブロマゼパム |
適応症状 |
神経症における不安・緊張・抑うつ及び強迫・恐怖、うつ病における不安・緊張、心身症(高血圧症、消化器疾患、自律神経失調症)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ及び睡眠障害、麻酔前投薬 |
簡易説明 |
ベンゾジアゼピン系の、中間型に分類される抗不安薬です。
抗不安作用と筋弛緩作用が強く働くため、不安が強い方や身体の緊張が強い方などに処方されます。
即効性があるため頓服としても使用されます。
また催眠作用や抗けいれん作用も中くらいに作用するため、睡眠薬代わりに使用されることもあります。
不安が強くなっていく悪循環を断つために、不安になりにくい土台を作っていくことを主な目的とした、効果の強い薬です。 |
処方可能な診療科目 |
内科/精神科/診療内科など |
健康保険の適応 |
健康保険適用 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料の目安:1,000~2,000円
薬代の目安:
ブロマゼパム錠1mg「サンド」/5.7円(サンド)
ブロマゼパム錠2mg「サンド」/5.7円(サンド)
ブロマゼパム錠3mg「サンド」/5.9円(サンド)
ブロマゼパム錠5mg「サンド」/5.9円(サンド)
ブロマゼパム坐剤3mg「サンド」/83.3円(サンド)
レキソタン錠1/5.7円(サンドファーマ)
レキソタン錠2/5.9円(サンドファーマ)
レキソタン錠5/9.8円(サンドファーマ)
レキソタン細粒1%/19.2円(サンドファーマ)
ブロマゼパム細粒1%「サンド」/18.5円(サンド)
ブロマゼパム錠2mg「サンド」/5.7円(サンド)
ブロマゼパム錠5mg「サンド」/5.9円(サンド)
病院によって差があり、薬代の他に初診料・診察料・検査料などが必要になります。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
錠剤/1981年9月発売
坐剤/1987年5月発売
細粒/1977年5月発売 |
国内のジェネリック認可 |
あり |
関連製品(先発薬) |
ブロマゼパム錠1mg「サンド」(サンド)
ブロマゼパム坐剤3mg「サンド」(サンド)
レキソタン錠1(サンドファーマ)
レキソタン錠2(サンドファーマ)
レキソタン錠5(サンドファーマ)
レキソタン細粒1%(サンドファーマ) |
関連製品(ジェネリック) |
ブロマゼパム錠2mg「サンド」(サンド)
ブロマゼパム錠3mg「サンド」(サンド)
ブロマゼパム錠5mg「サンド」(サンド)
ブロマゼパム細粒1%「サンド」(サンド)
ブロマゼパム錠2mg「サンド」(サンド)
ブロマゼパム錠5mg「サンド」(サンド) |
効果・作用 |
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、古くから使われています。
主に抗不安作用と筋弛緩作用が強く、次いで催眠作用・抗けいれん作用となっています。
即効性もあり、抗不安作用は最も強いとされています。
筋弛緩作用も強いので、身体の緊張をとってくれる働きもあります。
積極的に睡眠薬や抗てんかん薬として使われることはありませんが、不安や緊張が強く眠れないケースには、本剤を睡眠薬代わりに使う場合もあります。
本剤が効いてきて気持ちが落ち着いてくると、眠気やふらつきが出てくる場合が多いです。
作用時間が長いため、夜に服用しても薬が日中まで残りやすいので、日中の眠気やふらつきには注意が必要です。
睡眠の質が落ちやすく、熟睡感を得られにくい傾向もあります。
懸念されるのが依存性です。最初はしっかり効いてくれますが、次第に身体が薬に慣れ、同じ量では効かなくなり量が増えてしまい、依存症へつながりかねません。
長期的な連用は推奨されていないことを頭に入れておく必要があります。
服用してからおよそ1時間で効果があらわれ、血中濃度の半減期は服用から20時間とされています。
1週間ほど服用すると定常状態ができます。継続して服用すると不安になりにくい土台を作ることができ、また頓服として使用しても十分に効果を得ることができます。本剤のような作用時間の薬剤は、中間型と呼ばれます。
非常に不安が強い方、他の薬では効果が出ない方、肩こりや身体の緊張が強い方、強迫性障害の方などに向いている薬といえます。 |
使用方法 |
神経症・うつ病の場合は通常、成人にブロマゼパムとして1日量6〜15mgを1日2〜3回に分けて経口投与します。
心身症の場合は通常、成人にブロマゼパムとして1日量3〜6mgを1日2〜3回に分けて経口投与します。
麻酔前投薬の場合は通常、成人にブロマゼパムとして5mgを就寝前又は手術前に経口投与します。なお、年齢や症状に応じて適宜増減します。 |
副作用 |
主な副作用
興奮・眠気・ふらつき・めまい・気分高揚・歩行失調・頭痛・性欲への影響・構音障害・焦燥感・のぼせなどがみられます。
重大な副作用
薬物依存・けいれん発作・せん妄・振戦・不眠・不安・幻覚・妄想・離脱症状・刺激興奮・錯乱がみられることがあります。
その他の副作用
ぼんやり感・しびれ感・白血球減少・AST上昇・ALT上昇・Al-P上昇・ウロビリノーゲン陽性・血圧低下・動悸・口渇・食欲不振・嘔気・便秘・胃部不快感・唾液分泌過剰・過敏症・発疹・そう痒・排尿困難・尿失禁・頻尿・疲労感・脱力感・視覚障害・胸部圧迫感・四肢冷感・咽喉閉塞感・発汗などがみられることがあります。
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ■ブロマゼパムを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方、レキソタン錠1/2/5はアレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
▼レキソタン錠1/2/5の有効成分
日局ブロマゼパム1mg/2mg/5mg
▼レキソタン錠1/2/5の添加物
乳糖水和物、結晶セルロース、タルク、ステアリン酸マグネシウム、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄
■他に使用できない方
・過敏症の既往歴のある方
・急性閉塞隅角緑内障の方
・重症筋無力症の方
使用に注意が必要な方 ・心障害のある方
・肝障害、腎障害のある方
・脳に器質的障害のある方
・小児等
・高齢者
・衰弱者
・中等度または重篤な呼吸障害のある方
上記にあてはまる方は、ブロマゼパムを使用する事が出来ない可能性があります。 ブロマゼパムを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用注意薬 ・エタノール摂取
・中枢抑制剤
・フェノチアジン系薬剤
・バルビツール酸誘導体
・鎮痛薬
・麻酔剤
・モノアミン酸化酵素阻害剤
・シメチジン
・フルボキサミンマレイン酸塩
上記を使用している方は、ブロマゼパムを使用する事が出来ない可能性があります。 ブロマゼパムを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
併用禁忌薬 現在併用禁忌薬は報告されていません
上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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