ヒドロキシジン塩酸塩

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問

成分名

ヒドロキシジン塩酸塩

適応症状

蕁麻疹/皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)/神経症における不安・緊張・抑うつ

簡易説明

ヒドロキシジン塩酸塩はアレルギー症状の緩和と不安や緊張などに作用があり、鎮静・催眠作用の2つの働きを持っています。
主にアレルギーの治療に使われていますが、不眠・不安などの精神的な症状の改善にも使用されます。

処方可能な診療科目

皮膚科/精神科/心療内科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約1,500円~7,000円
薬代1錠あたりの目安:10㎎約5.80円/25㎎約8.30円(薬価)
カプセルの目安   :25㎎約5.80円/50㎎約11.40円(薬価)
シロップの目安   :0.5%約2.70円/2.5%約11.40円(薬価)
散剤の目安     :10%約24.7円(薬価)
病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1981年11月発売開始【アタラックス25㎎】

国内のジェネリック認可

ジェネリックあり

関連製品(新薬)

アタラックス錠10㎎/25㎎【製薬メーカー:ファイザー製薬】
アタラックス-Pカプセル25㎎/50㎎【製薬メーカー:ファイザー製薬】
アタラックス-Pシロップ0.5%/2.5%【製薬メーカー:ファイザー製薬】
アタラックス-P散10%【製薬メーカー:ファイザー製薬】
アタラックス-P注射液(25mg/ml)/(50mg/ml)【製薬メーカー:ファイザー製薬】

関連製品(ジェネリック)

ヒドロキシジンパモ酸塩錠25mg「日新」

効果・作用

ヒドロキシジン塩酸塩はヒスタミンの働きをブロックする作用で蕁麻疹や痒みなどのアレルギー症状を抑えます。
また中枢神経の働きを抑制する働きもあるので、鎮静・催眠作用があり不眠・不安などにも効果があります。
さらには吐き気や鎮静作用があるとの報告もあり、痛みを和らげる作用も期待できます。
ヒスタミンとは、アレルギーの原因となる物質です。 アレルギー症状を抑えるには、このヒスタミンの働きをブロックすることで、アレルギー症状を改善・緩和させることができます。
このような効果があるお薬を一般的に「抗ヒスタミン薬」と呼びます。 抗ヒスタミン薬には第1世代と第2世代があります。
第1世代の抗ヒスタミン薬は、効果は優れているのですが、眠気などの副作用があります。
第2世代の抗ヒスタミン薬は、効果もしっかり得られ、副作用の眠気なども出にくくなっています。
第1世代と第2世代の違いは、第1世代は脂溶性が高く、脳にうつりやすくなっています。
第2世代は脂溶性が低く、脳に移りにくいと言われています。
他にも第2世代は、ヒスタミンにのみ作用するので、他の部分に作用をあまりしないため、副作用が出にくくなっています。 ヒドロキシジン塩酸塩が含まれているお薬は第1世代の抗ヒスタミン薬になります。

【ヒドロキシジン塩酸塩の催眠作用】
ヒスタミンをブロックする作用で、中枢神経が抑制されるので、眠気が起こります。
市販の睡眠導入薬には抗ヒスタミン薬が含まれているものもあります。
中枢神経にも協力にヒスタミンをブロックすることで、鎮静・催眠作用にも効果があります。
アレルギー治療には眠気は副作用となってしまいますが、不眠などの改善にも利用することができます。

【ヒドロキシジン塩酸塩の制吐作用・鎮痛作用】
ヒドロキシジン塩酸塩には制吐作用、鎮痛作用などにも有効との報告があります。
制吐作用、鎮痛作用がどのような機序で起こっているかわかっていませんが、抗コリン作用が要因となっているのではないかと言われています。
ヒスタミンの受容体とアセチルコリンの受容体は構造が似ているので、抗ヒスタミン薬はアセチルコリン受容体にも多少ですが作用してしまいます。
第1世代の抗ヒスタミン薬は抗コリン作用が出やすいです。

使用方法

【アタラックス錠10mg・25mgの場合】
皮膚科領域には、通常成人1日30~60mgを2~3回に分けて服用して下さい。
神経症における不安・緊張・抑うつには、通常成人1日75~150mgを3~4回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減します。

【アタラックス-Pカプセル25mg・50㎎の場合】
皮膚科領域には、通常成人1日50~75mgを2~3回に分けて服用して下さい。
神経症における不安・緊張・抑うつには、通常成人1日75~150mgを3~4回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減します。

【アタラックス-Pシロップ0.5%の場合】
皮膚科領域には、通常成人1日50~75mgを2~3回に分けて服用して下さい。
神経症における不安・緊張・抑うつには、通常成人1日75~150mgを3~4回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減します。

【アタラックス-P散10%の場合】
皮膚科領域には、通常成人1日50~75mgを2~3回に分けて服用して下さい。
神経症における不安・緊張・抑うつには、通常成人1日75~150mgを3~4回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減します。

【アタラックス-P注射液(25mg/ml)/(50mg/ml)の場合】
▼静脈内注射
通常成人1回25~50mgを必要に応じ4~6時間毎に静脈内注射するか又は点滴静注する。ただし、1回の静注量は100mgを超えてはならず、25mg/分以上の速度で注入しないこと。
なお、年齢、症状により適宜増減します。
▼筋肉内注射
通常成人1回50~100mgを必要に応じ4~6時間毎に筋肉内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減します。

※眠気を催すことがあるので、ヒドロキシジン塩酸塩を投与中の方は自動車の運転等危険を伴う機械類の操作には従事しないようにして下さい。

副作用

眠気/だるさ/めまい/口渇/食欲不振/吐き気/目のかすみ/尿が出にくい/発疹など

ヒドロキシジン塩酸塩には、副作用が起こる可能性があります。
ヒドロキシジン塩酸塩を服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■ヒドロキシジン塩酸塩副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
▼アナフィラキシーショック
気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れるなど
▼肝臓の重い症状
だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色など
▼不整脈(QT延長、心室頻拍)
動悸、脈が遅い、脈が速い、脈の乱れ、胸の痛みや違和感、めまい、立ちくらみ、失神など
▼発疹性膿疱症
発疹、紅斑、黄色いぶつぶつ、多数の小さい水ぶくれ、発熱など

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■ヒドロキシジン塩酸塩を配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(アタラックス錠25㎎の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼アタラックス錠25㎎
・リン酸水素カルシウム
・乳糖水和物
・トウモロコシデンプン
・ヒドロキシプロピルセルロース
・ステアリン酸マグネシウム
・精製セラック
・ヒプロメロース
・タルク
・ゼラチン
・白糖
・アラビアゴム
・沈降炭酸カルシウム
・酸化チタン
・ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール
・サラシミツロウ
・カルナウバロウ
・青色2号
・赤色3号

【使用に注意が必要な方】
・てんかん等の痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある方
・QT延長のある方、QT延長を起こすことが知られている薬剤を投与中の方、著明な徐脈や低カリウム血症等がある方
・高齢者の方
・肝機能障害のある方
・腎障害のある方
・緑内障の方
・前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある方
・重症筋無力症の方
・認知症の方
・狭窄性消化性潰瘍又は幽門十二指腸閉塞等消化管運動が低下している方
・不整脈を発現しやすい状態にある方

【使用が出来ない方】
・ポルフィリン症の方
・妊婦又は妊娠している可能性のある方

上記にあてはまる方は、ヒドロキシジン塩酸塩を使用する事が出来ない可能性があります。
ヒドロキシジン塩酸塩を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい

併用禁忌薬

【併用禁忌薬】
現在調査中

【併用注意薬】
MAO阻害剤/メリスロン/抗コリンエステラーゼ剤/タガメット/不整脈を引き起こす恐れがある薬など

【組み合わせが注意な食品】
アルコール

現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

ヒドロキシジン塩酸塩に関する
よくある質問
頭痛にも効果がありますか?

ヒドロキシジン塩酸塩は抗ヒスタミン薬で蕁麻疹や皮膚疾患に効果があると同時に、神経症による不安感、緊張を和らげる効果もあります。
緊張からくる頭痛や嘔吐などに効果がある事も考えられます。

アトピーでアタラックスを服用してます。薬を服用中に母乳をあげても大丈夫ですか?

授乳は可能です。 授乳中に使用しても問題がない薬剤の1つとして報告があります。

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