成分名 |
アメナメビル |
適応症状 |
帯状疱疹 |
簡易説明 |
アメナリーフ錠は、2017年9月にマルホより発売された、ウイルスのDNA複製に必須であるヘリカーゼ・プライマーゼ複合体の活性を阻害することで、水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑制するという新たな作用のお薬です。
帯状疱疹の原因となっているウイルスの増殖を抑えます。
通常、帯状疱疹の治療に用いられます。 |
処方可能な診療科目 |
皮膚科/内科 など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安:約2000円~5000円程度
新薬1錠あたりの目安:1錠200mgあたり 1272.1円(薬価)
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
発売開始年月日:2017年9月 |
国内のジェネリック認可 |
国内ジェネリック認可なし |
関連製品(先発薬) |
アメナリーフ錠200mg 【製薬メーカー:マルホ】 |
関連製品(ジェネリック) |
ジェネリック医薬品なし |
効果・作用 |
アメナリーフ錠は、2017年9月に販売された新しいお薬です。
既存の抗ヘルペスウイルス薬と薬理作用、飲み方が異なるお薬になります。
アメナリーフ錠は、ヘルペスウイルスに効く抗ウイルス薬です。
水痘・帯状疱疹ウイルスによる帯状疱疹の治療に用いられます。ウイルスの増殖を止める作用により、発症初期に用いると、 病状の悪化がおさえられるので効果的で、より早く治せます。まれにみられる帯状疱疹後神経痛への移行抑制効果も期待できます。
ヘルペスウイルスのDNA複製に必要な酵素であるヘリカーゼ・プライマーゼ複合体の酵素活性を阻害することにより、二本鎖DNAの開裂およびRNAプライマーの合成を抑制して、抗ウイルス作用を発揮すると考えられております。一方、既存の経口抗ヘルペスウイルス薬はプリン骨格を有する核酸類似体であり、ヘルペスウイルスが増殖する際に必要なDNAポリメラーゼを阻害する「DNAポリメラーゼ阻害薬」に分類されます。
アメナリーフ錠は、非核酸類似体であり作用機序が異なるため、DNAポリメラーゼ阻害薬に耐性のあるヘルペスウイルスにも有効と考えられております。
抗ウイルス活性としても、アメナビルは水痘・帯状疱疹ウイルスに対して、アシクロビルよりも高い抗ウイルス活性が示されています。
アメナリーフ錠は、アステラス製薬が創製。2012年8月にマルホが開発・販売に関するライセンスを取得し、開発しました。
1日1回の投与で帯状疱疹に効果を示すのが特徴です。
■帯状疱疹の特徴
身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、これに続いて赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状に現れる病気です。
■ヘルペスウイルス感染症治療薬
ゾビラックス
バルトレックス
ファムビル
アメナリーフ |
使用方法 |
通常、成人にはアメナメビルとして1回400mg(2錠)を1日1回食後に経口投与します。
発病初期に近いほど効果が期待できるので、皮疹出現後5日以内に投与を開始することが望ましい。また、原則として7日間使用します。
【服用に際する飲み合わせ】
グレープフルーツジュースはこの薬剤の血中濃度を上げ薬の効果を強くします。一方、セイヨウオトギリソウを含む健康食品はこの薬剤の血中濃度を下げ薬の効果を弱くさせることが知られていますので、これらの食品の摂取は避けてください。 |
副作用 |
主な副作用
紅斑/過敏症/薬疹/湿疹/発疹/NAG増加/α1ミクログロブリン増加/BUN増加/尿中蛋白陽性 /FDP増加/好塩基球数増加
重大な副作用
・多形紅斑
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
■アメナメビルの注意すべき副作用
紅斑/過敏症/薬疹/湿疹/発疹/NAG増加/α1ミクログロブリン増加/BUN増加/尿中蛋白陽性 /FDP増加
■アメナメビルの上記以外の副作用
好酸球数増加/リンパ球数増加/赤血球数減少/白血球数減少/白血球数増加/血小板数増加 /ALP増加/肝機能異常/肝機能検査異常/肝酵素上昇/ALT増加/直接ビリルビン増加/血中ビリルビン増加/下痢/胃炎/悪心/QT延長/ 高血圧/血圧上昇/ST上昇/血中尿酸増加/尿糖陽性/歯周炎/歯膿瘍/アミラーゼ増加/血中クロール減少/味覚異常/頭痛/傾眠/めまい/血中クレアチニン増加/ヘマトクリット減少/ヘモグロビン減少/貧血/γ?GTP増加/AST増加/腹部不快感/腹痛/便秘/放屁/嘔吐/口渇/食欲減退/心拍数増加/倦怠感/血中カリウム増加/浮腫/発熱/鼻咽頭炎/四肢痛/血中コレステロール増加/総蛋白減少
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ・過敏症
・リファンピシン投与中
・妊婦・産婦
■アメナメビルを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(アメナリーフ錠200mgの場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
・アメナリーフ錠200mgの有効成分
1錠中 アメナメビル 200mg
・アメナリーフ錠200mgの添加物
ヒプロメロース/クロスカルメロースナトリウム/クロスポビドン/ヒドロキシプロピルセルロース/ケイ酸カルシウム/ステアリン酸マグネシウム/タルク/マクロゴール/酸化チタン/三二酸化鉄
使用に注意が必要な方 ・悪性腫瘍
・免疫機能低下
・自己免疫性疾患
・授乳婦
・新生児(低出生体重児を含む)
・乳児
・幼児・小児
・高齢者
上記にあてはまる方は、アメナメビルを使用する事が出来ない可能性があります。 アメナメビルを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用注意薬 ・CYP3Aの基質となる薬剤:〈ミダゾラム/ブロチゾラム/ニフェジピン等〉
・CYP3Aを阻害する薬剤:〈リトナビル/クラリスロマイシン等〉
・グレープフルーツジュース
・シクロスポリン
・CYP3Aを誘導する薬剤:〈リファブチン/カルバマゼピン/フェノバルビタール等
・セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)含有食品
・CYP2B6の基質となる薬剤:〈エファビレンツ〉
上記を使用している方は、アメナメビルを使用する事が出来ない可能性があります。 アメナメビルを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
併用禁忌薬 ・リファンピシン(リファジン)
上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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