フェキソフェナジン

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問

成分名

フェキソフェナジン

適応症状

アレルギー性鼻炎(花粉症)/蕁麻疹/皮膚疾患(湿疹・皮膚炎/皮膚そう痒症/アトピー性皮膚炎)に伴う瘙痒(そうよう)/喘息などによる皮膚の腫れや痒み/鼻づまり/咳 など

簡易説明

抗ヒスタミン作用(体内物質ヒスタミンの働きを抑える作用)によりアレルギー反応を抑え蕁麻疹、花粉症、喘息などによる皮膚の腫れや痒み、鼻づまり、咳などの症状を改善する薬です。
商品名アレグラで発売され、現在はジェネリック医薬品やオーソライズド・ジェネリック(AG)も販売されています。

フェキソフェナジンは第二世代抗ヒスタミン薬であり、第一世代のものと比較して、鎮静の副作用は改善されています。
特に添付文書に眠気に関する使用上の注意がないのが大きな特徴です。

処方可能な診療科目

耳鼻咽喉科/眼科/内科/小児科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安:約1,000円~2,000円 (保険により3割負担の場合)
薬代1錠あたりの目安:60㎎約30円~65円(薬価) 
※病院によって差ががあります。また、薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になります。

厚生労働省による認可

2000年11月販売開始:アレグラ錠60mg(サノフィ)
2006年12月販売開始:アレグラ錠30mg(サノフィ)
2011年6月販売開始:アレグラOD錠60mg(サノフィ)
2013年6月販売開始:フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg(トーワ)

国内のジェネリック認可

ジェネリックあり

関連製品(新薬)

アレグラ錠30mg~60mg
アレグラOD錠60mg
アレグラドライシロップ5%
※製薬メーカー:サノフィ

関連製品(ジェネリック)

フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg
フェキソフェナジン塩酸塩OD錠60mg
フェキソフェナジン塩酸塩DS5%(シロップ)
※それぞれ、ファイザー、武田、他各社より

効果・作用

フェキソフェナジン塩酸塩は、選択的ヒスタミンH1受容体拮抗作用を主作用とする、中枢抑制作用をきたしにくいのが大きな特徴の、第2世代抗ヒスタミン薬です。即時相反応によるアレルギー性鼻炎の3大症状(くしゃみ、鼻汁、鼻閉)および眼のかゆみを改善します。
また、遅発相反応では、好酸球が重要な役割を果たし、主に鼻閉の症状をきたすことが知られていますが、フェキソフェナジン塩酸塩は好酸球の血管内皮細胞への接着や好酸球の遊走を抑制するとともに、好酸球からのロイコトリエンの遊離を抑制することから、遅発相反応における鼻閉に対しても抑制効果が期待できます。

使用方法

■アレグラ錠30mg・アレグラ錠60mg・アレグラOD 錠60mg:
通常、成人には、1回60mg を1日2回経口投与する。
通常、7歳以上12歳未満の小児には、1回30mg を1日2回、12歳以上の小児には、1回60mg を1日2回経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。
■アレグラOD 錠60mg:
OD 錠は口腔内で崩壊するが、口腔の粘膜から吸収されることはないため、唾液又は水で飲み込むこと。
■アレグラドライシロップ5%:
<成人>
通常、成人には、1回60mg(ドライシロップとして1.2g)を1日2回、用時懸濁して経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
<小児>
通常、12歳以上の小児には、1回60mg(ドライシロップとして1.2g)、7歳以上12歳未満の小児には、1回30mg(ドライシロップとして0.6g)を1日2回、用時懸濁して経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
通常、2歳以上7歳未満の小児には、1回30mg(ドライシロップとして0.6g)、6ヵ月以上2歳未満の小児には、1回15mg(ドライシロップとして0.3g)を1日2回、用時懸濁して経口投与する。

副作用

重大な副作用(頻度不明)
1) ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、血圧低下、意識消失、血管浮腫、胸痛、潮紅等の過敏症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2) 肝機能障害、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-P、LDHの上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
3) 無顆粒
球症、白血球減少、好中球減少:無顆粒球症、白血球減少、好中球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

(2)その他の副作用(頻度不明)
【精神神経系】頭痛、眠気、疲労、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、悪夢、睡眠障害、しびれ感
【消化器】嘔気、嘔吐、口渇、腹痛、下痢、消化不良、便秘
【過敏症】注1) 血管浮腫、そう痒、蕁麻疹、潮紅、発疹
【肝 臓】注2) AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇
【腎臓・泌尿器】排尿困難、頻尿
【循環器】動悸、血圧上昇
【その他】呼吸困難、味覚異常、浮腫、胸痛、月経異常
注1)このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
注2)このような異常があらわれた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

【使用に注意が必要な方】
■以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
■他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
■高齢者 高齢者では腎機能が低下していることが多く、腎臓からも排泄される本剤では血中濃度が上昇する場合があるので、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
■妊婦、産婦、授乳婦等 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。)授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。 【使用出来ない方】
■小児など 低出生体重児、新生児、乳児、幼児に対する安全性は確立していない。
■臨床検査結果に影響が及ぶ方 本剤は、アレルゲン皮内反応を抑制するため、アレルゲン皮内反応検査を実施する3~5日前から本剤の投与を中止すること。
■過量投与中の方 過量投与に関する報告は限られており、外国での過量服用症例報告には用量が不明な症例が多いが、最も高用量を服用した2例(1800~3600mg)では、症状はないかあるいはめまい、眠気及び口渇が報告されている。過量投与例においては、吸収されずに残っている薬物を通常の方法で除去すること及び、その後の処置は対症的、補助的療法を検討すること。なお、本剤は血液透析によって除去できない。

併用禁忌薬

①制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)
(臨床症状・措置方法)
本剤の作用を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。
(禁忌理由)
水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウムが本剤を一時的に吸着することにより吸収量が減少することによるものと推定される。

②エリスロマイシン
(臨床症状・措置方法)
本剤の血漿中濃度を上昇させるとの報告がある。
(禁忌理由)
P糖蛋白の阻害による本剤のクリアランスの低下及び吸収率の増加に起因するものと推定される。

③その他
薬物の吸収にかかわるトランスポーター(OATP)を阻害する果物のジュース(グレープフルーツジュース、リンゴジュース、オレンジジュースなど)との同時服用によって効果が減弱するため、時間を空けて服用するのが望ましいとされる。

フェキソフェナジンに関する
よくある質問
飲み忘れた時の対応は?

飲み忘れた場合は、気がついた時、出来るだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は1回とばして、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

食事の影響をどの程度受けますか?

空腹時のほうが吸収率は高い、というデータがあります。

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