ノスカピン

成分名

ノスカピン

適応症状

咽喉頭炎の咳嗽
感冒の咳嗽
気管支拡張症の咳嗽
気管支喘息の咳嗽
急性気管支炎の咳嗽
胸膜炎の咳嗽
上気道炎の咳嗽
喘息性<様>気管支炎の咳嗽
肺炎の咳嗽
肺化膿症の咳嗽
肺癌の咳嗽
肺結核の咳嗽
鼻カタルの咳嗽
慢性気管支炎の咳嗽

簡易説明

ノスカピンは、「非麻薬性中枢性鎮咳薬」で咳をしずめる作用があります。咳を起こさせる脳幹の延髄にある咳のコントロール部の脳中枢の興奮を抑制し、気管支の緊張をゆるめて咳を鎮めます。
痰の少ない空咳向きです。痰が多いときは、別の去痰薬と併用も可能です。
特徴としては、速効性がある、習慣性がない、麻薬系の咳止め薬と異なり、呼吸を抑制することがない、などです。

処方可能な診療科目

内科/呼吸器内科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約1,000円~5,000円
薬代1gあたりの目安:1g約241.5円
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

調査中

国内のジェネリック認可

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

関連製品(先発薬)

「純生」ノスカピン【製薬メーカー:小堺製薬】

関連製品(ジェネリック)

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

効果・作用

ノスカピンは咳を抑える薬です。中枢神経系に作用して咳の頻度と強さを軽減します。オピオイド受容体への結合により、咳嚢での咳反射を抑制し、気道の感作性を低下させます。乾いた咳や刺激性咳に特に効果的です。

▼作用機序
オピオイド受容体への結合を通じて中枢神経系に作用し、咳を抑制します。この作用により、咳嚢(中枢咳中枢)の興奮性が低下し、咳反射が抑制されます。また、ノスカピンは気道の感作性を抑制する効果もあり、気道の刺激による咳を和らげます。これにより、乾いた咳や刺激性咳に対して効果的です。

▼効果・作用
オピオイド受容体への作用: ノスカピンは、オピオイド受容体に結合し、受容体の活性を調節します。オピオイド受容体は中枢神経系に広く存在し、痛みや咳の制御に関与しています。

咳嚢(中枢咳中枢)への作用: ノスカピンは、オピオイド受容体を介して、咳嚢と呼ばれる中枢咳中枢に作用します。咳嚢は脳幹にあり、咳反射を制御しています。

咳反射の抑制: ノスカピンの作用により、咳嚢の興奮性が低下し、咳反射が抑制されます。これにより、咳の発生や咳の頻度が減少します。

気道の感作性の抑制: ノスカピンは、気道の感作性を抑制する効果もあります。気道の感作性は、気道の刺激によって引き起こされる咳の敏感さや過剰な反応を指します。気道の感作性を低下させることで、刺激による咳を緩和します。

使用方法

1回10~30mgを1日3~4回経口投与してください。
なお、年齢、症状により適宜増減します。

副作用

主な副作用
眠気、頭痛、頭重、悪心、食欲不振、便秘

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
■ノスカピンを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方、「純生」ノスカピンはアレルギー反応を起こしてしまう為、使用できません。
▼「純生」ノスカピンの有効成分
ノスカピン
▼代表薬の添加物

使用に注意が必要な方
・高齢者の方

上記にあてはまる方は、ノスカピンを使用する事が出来ない可能性があります。
ノスカピンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

現在併用禁忌薬に該当する医薬品はありません。

併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

ノスカピンに関する
よくある質問
高齢者が使用するときの注意点はありますか?

一般に高齢者では、生理機能が低下してるので、減量するなど注意すること。

「純生」ノスカピン添付文書

【上記引用元:小堺製薬株式会社】

麻薬性、非麻薬性どちらですか?

非麻薬性中枢性鎮咳薬で、鎮咳効果は麻薬性ものに及ばないが、耐性や依存性がないという利点がある。

「純生」ノスカピン添付文書

【上記引用元:小堺製薬株式会社】

参考元一覧

「純生」ノスカピン添付文書【小堺製薬株式会社】

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