レボセチリジン塩酸塩

成分名

レボセチリジン塩酸塩

適応症状

アレルギー性鼻炎/蕁麻疹/湿疹・皮膚炎/痒疹/皮膚掻痒症など

簡易説明

最新の技術でセチリジン塩酸塩(副作用を抑えた抗ヒスタミン薬)の良いところだけを取り出したものがレボセチリジン塩酸塩です。
およそ2倍の抗ヒスタミン作用があるといわれています。

処方可能な診療科目

皮膚科/泌尿器科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約2,500円~10,000円
錠剤1錠あたりの目安:5mg約87.8円(薬価)
シロップの目安    :1mL約16.3円(薬価)
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

2010年(平成22年)12月 販売開始

国内のジェネリック認可

海外ジェネリックのみ

関連製品(先発薬)

ザイザル錠
ザイザルシロップ

関連製品(ジェネリック)

クレブロス(海外のジェネリック)

効果・作用

ヒスタミンの受容体をブロックすることで アレルギー症状を緩和します。
花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎、ハウスダストなどで起こる通年性のアレルギー性鼻炎、じんま疹、湿疹のかゆみなどに効果があります。
ただし、対症療法薬としての症状を抑える薬ですので、アレルギーの原因そのものは治せません。

使用方法

【錠剤の場合】
▼成人
通常1日1回、錠剤は5mg、シロップ剤は10mLを就寝前に経口服用する。最高服用量は1日10mgとする。

▼小児7~15歳未満の場合
通常、1回2.5mgを1日2回、朝食後及び就寝前に経口服用する。

【シロップの場合】
▼成人
通常は1日1回、10mL(レボセチリジン塩酸塩として5mg)を就寝前に経口服用する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高服用量は1日20mL(レボセチリジン塩酸塩として10mg)とする。

▼小児
・6ヵ月以上1歳未満
1日1回、1回2.5mL(レボセチリジン塩酸塩として1.25mg)を経口服用。

・1歳以上7歳未満
1日2回、1回2.5mL(レボセチリジン塩酸塩として1.25mg)を朝食後、就寝前に経口服用。

・7歳以上15歳未満
1日2回、1回5mL(レボセチリジン塩酸塩として2.5mg)を朝食後、就寝前に経口服用。

副作用

副作用
眠気、倦怠感、口渇、好酸球増多、総ビリルビン上昇、傾眠、疲労、不眠、振戦、抑うつ、激越 など

■レボセチリジン塩酸塩副作用(重度)
ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、血圧低下、蕁麻疹、発赤など)、けいれん、肝機能障害(全身倦怠感、食欲不振、発熱、吐き気など)、黄疸、血小板減少

その他にも報告された副作用があります、身体の調子がおかしい感じた場合は処方医・薬剤師にご相談下さい。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

【使用に注意が必要な方】
花粉症など、季節性アレルギー疾患の方が服用する場合、予防的に花粉の飛び始める直前から開始することがあります。その後も決められた期間続けてください。
個人差はありますが、人によって眠気をもよおす、または眠気を感じなくとも集中力や注意力が低下することがあります。車の運転など、危険を伴う行動は避けてください。

【使用ができない方】
腎臓・肝臓の悪い方、てんかん、高齢者の方は症状によって、服用量や服用回数を調整する必要があります。
重度の腎障害のある方は服用を避け、医師や薬剤師にご相談下さい。
本剤の成分又はピペラジン誘導体(セチリジン、ヒドロキシジンを含む)に対し過敏症の既往歴のある方は医師にご相談下さい。
喘息治療薬のテオフィリン(テオドール)やエイズの薬のリトナビル(ノービア)と相互作用を起こす可能性があります。
抗不整脈薬のピルシカイニド(サンリズム)との併用により、両剤の血中濃度が上昇し、ピルシカイニドの副作用が発現したとの報告があります。
安定薬や睡眠薬など脳の神経をしずめる薬と併用すると、眠気やふらつきなど神経系の副作用が強まるおそれがあります。
飲酒は眠気の副作用が出やすくなる恐れがありますできるだけ控えましょう。

レボセチリジン塩酸塩を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用してはいけない薬は特にありませんが、むやみに他の医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
鼻水、くしゃみが酷い時に市販の鼻炎薬と併用できますか?

24時間効果あるので、市販薬を追加することにより、眠気、倦怠感が強く出る恐れがありますが、市販の鼻炎薬との併用は問題ありません。

ロキソニンなどの痛み止めと併用できますか?

痛み止めとの併用は特に問題ないと思われます。ご安心下さい。

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医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。