d-クロルフェニラミン

成分名

d-クロルフェニラミン

適応症状

感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、枯草熱、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)、じん麻疹

簡易説明

d-クロルフェニラミンはヒスタミンH1受容体拮抗薬で、ヒスタミンによるアレルギー反応を抑える抗ヒスタミン剤に用いられる成分になります。 通常、じん麻疹、血管運動性浮腫、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹)、枯草熱、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、感冒など上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽の治療に用いられます。

処方可能な診療科目

耳鼻咽喉科、アレルギー科

健康保険の適応

保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安:約2,500円~約7,000円
薬代1錠あたりの目安:2mg約5.6円(薬価)
病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1959年10月

国内のジェネリック認可

あり

関連製品(先発薬)

ポララミン【製薬メーカー:高田製薬】

関連製品(ジェネリック)

ベクロミン【Jean Marie】/d-クロルフェニラミンマレイン酸塩【東和薬品】/d-クロルフェニラミンマレイン酸塩【武田テバファーマ】/d-クロルフェニラミンマレイン酸塩【武田テバファーマ】/d-クロルフェニラミンマレイン酸塩【鶴原製薬】/アニミング【日新製薬-山形】/ネオマレルミン【武田テバファーマ】/ネオマレルミン【武田テバファーマ】

効果・作用

d-クロルフェニラミンはヒスタミンH1受容体拮抗薬で、ヒスタミンによるアレルギー反応を抑制します。通常、じん麻疹、血管運動性浮腫、枯草熱、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹)、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、感冒など上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽の治療に用いられています。

使用方法

成人は通常1回1錠(主成分として2mg)を1日1~4回服用しますが、年齢や症状により適宜増減します。

副作用

発疹、光線過敏症、鎮静、眠気、口渇、下痢、頻尿、排尿困難、尿閉、低血圧、動悸、頻脈などの報告があります。
重度な副作用が出た場合は早急にかかりつけの医師などにご相談ください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

・以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある方。
・緑内障、前立腺肥大など下部尿路に閉塞性疾患がある方。
・妊娠または授乳中の方。
・他に薬などを使っている方(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
上記にあてはまる方は、d-クロルフェニラミンを使用する事が出来ない可能性があります。 d-クロルフェニラミンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

▼併用注意薬
下記薬剤と併用すると、薬剤の効果を低下させたり、強めたりする恐れがあります。
下記の医薬品と併用する場合は、事前に医師に相談して下さい。
・中枢神経抑制剤
・アルコール
・MAO阻害剤
・抗コリン作用を有する薬剤
・ドロキシドパノルアドレナリン
上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

d-クロルフェニラミンに関する
よくある質問
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩とクロルフェニラミンマレイン酸塩の違いは何?

dが付いている場合は口腔内崩壊薬や液体などになり、付いていない場合は通常の錠剤になります。成分自体は同じになります。

d-クロルフェニラミンとベタメタゾンの配合薬の副作用の眠気はどの程度でしょうか?

個人差はありますが、眠気は特別強くはなく、例えば仕事に支障がきたす程ではないとされています。

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