成分名 |
エピナスチン塩酸塩 |
適応症状 |
気管支喘息
アレルギー性鼻炎/気管支喘息/湿疹/皮膚炎/尋常性乾癬のそう痒/蕁麻疹/皮膚そう痒症/痒疹/そう痒を伴う尋常性乾癬 |
簡易説明 |
エピナスチン塩酸塩は、ヒスタミン受容体であるH1受容体へのヒスタミンの結合を阻害することによって、鼻水やくしゃみなどを抑えるとともに、アレルギーを起こす原因物質を抑制させる効果をもつ、第2世代の抗ヒスタミン薬となっています。
第2世代の抗ヒスタミン薬は、第1世代の抗ヒスタミン薬と比較すると、副作用が軽減されていることが大きな特徴となります。
ただし、対症療法薬になりますので、アレルギーの原因そのものの根本的治療にはなりません。 |
処方可能な診療科目 |
皮膚科、呼吸器内科、耳鼻科、内科 など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安:約1000円~3000円程度
・新薬アレジオン錠10 薬価:34円/錠 新薬アレジオン錠20(44円/錠) 日本ベーリンガーインゲルハイム
・後発品エピナスチン塩酸塩錠10mg薬価:13.1円/錠~19.1円/錠
(ダイト、岩城製薬、日本薬品、沢井製薬、東和薬品、日医工、シオノケミカル、寿製薬、キューリンリメディオ)
・後発品エピナスチン塩酸塩錠20mg薬価:18.9円/錠~24.1円/錠
(ダイト、岩城製薬、日本薬品、沢井製薬、東和薬品、日医工、シオノケミカル、寿製薬、キューリンリメディオ)
病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。
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厚生労働省による認可、または発売年月日 |
アレジオン錠10、アレジオン錠20販売開始年月:1994年6月 |
国内のジェネリック認可 |
国内のジェネリック認可あり |
関連製品(先発薬) |
アレジオン錠10、アレジオン錠20【製薬メーカー:日本ベーリンガーインゲルハイム】
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関連製品(ジェネリック) |
アレジオン錠10、アレジオン錠20
(ダイト/岩城製薬/日本薬品/沢井製/東和薬品/日医工/シオノケミカル/寿製薬/キューリンリメディオ) |
効果・作用 |
エピナスチン塩酸塩は、H1受容体拮抗作用があり、ヒスタミンの結合を阻害することによって、鼻水やくしゃみなどを抑えるとともに、アレルギーを起こす原因物質を抑え、優れた効果を発揮する第2世代の抗ヒスタミン薬です。
気管支喘息、アレルギー性鼻炎、じんましん、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、痒疹、そう痒を伴う尋常性乾癬の治療に用いられます。
また、エピナスチン塩酸塩は、脳に移行しにくいため眠くなりにくい点が大きな特長ですが、本剤服用後の乗り物、機会の運転は控えてください。
日本国内においては、1994年に医療用医薬品として発売され、現在もアレルギー性鼻炎などの様々なアレルギー性疾患に使われています。
最近では、アレルギー専用鼻炎薬として、市販薬でも使われるようになりました。
大きな注意点としては、第2世代の抗ヒスタミン薬となりますので、副作用は少ない成分となりますが、飲み忘れたからと、合わせて2回分を一度に服用してはいけません。
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に速やかに相談してください。
飲み忘れた場合は、飲み忘れに気づいた時点で1錠を服用しますが、飲み忘れたタイミングが次の服用時間に近い場合、次の服用時間まで飲まず次の服用から通常通り服用をして下さい。 |
使用方法 |
≪気管支喘息、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、痒疹、そう痒を伴う尋常性乾癬≫
成人にはエピナスチン塩酸塩として1回20mgを1日1回服用します。
なお、年齢、症状により適宜増減します。
≪アレルギー性鼻炎≫
成人にはエピナスチン塩酸塩として1回10mg~20mgを1日1回服用します。
なお、年齢、症状により適宜増減します。
それぞれ担当医、指示のもと処方がなされます。 |
副作用 |
主な副作用
眠気、口渇、口内炎、口唇乾燥感、倦怠感、胃部不快感、頭痛、腹痛、嘔気、月経異常、ほてり、にがみ、味覚低下、胸痛、女性型乳房、乳房腫大、胃重感、下痢、便秘、腹部膨満感、めまい、不眠、悪夢、しびれ感、幻覚、幻聴、蛋白尿、頻尿、血尿等の膀胱炎様症状、尿閉、心悸亢進、呼吸困難、去痰困難、鼻閉
エピナスチン塩酸塩には、副作用が起こる可能性があります。
エピナスチン塩酸塩を服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。
重大な副作用
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇、全身倦怠感、食欲不振、発熱、嘔吐、血小板減少、白血球数増加
重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ・過敏症
・妊婦・産婦・授乳婦
使用に注意が必要な方 ・小児等
・高齢者
・肝障害
(既往歴がある方もご注意ください。悪化または再燃する場合があります。)
・長期ステロイド療法を受けている方
上記にあてはまる方は、エピナスチン塩酸塩を使用する事が出来ない可能性があります。
エピナスチン塩酸塩を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
また、本剤は、気管支拡張剤、ステロイド剤などと異なり、すでに起こっている喘息発作や症状を速やかに軽減する薬剤ではないのでお間違いないようご注意ください。
※重要な注意事項
①エピナスチン塩酸塩は、気管支拡張剤、ステロイド剤などと異なり、すでに起こってしまっている喘息発作や症状などを速やかに軽減する薬剤ではありません。
この内容は事前に患者様に十分説明しておく必要があります。
②長期ステロイド療法を受けている方がエピナスチン塩酸塩の投与により、ステロイド投与の減量をはかる場合、十分な管理下で徐々に行っていきます。また、経過観察もしっかりと行ってください。
③眠気を催すことがあります。エピナスチン塩酸塩を投与中の方は、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に十分に注意してください。
④エピナスチン塩酸塩を症状のあらわれる季節性の方に投与する場合は、発症季節を考えて、その直前から投与を開始し、発症季節が終了時まで継続することが望ましいとされています。
⑤成分の効果が認められない場合は、漠然と持続投与をシアにように注意してください。
上記にあてはまる方は、エピナスチン塩酸塩を使用する事が出来ない可能性があります。 エピナスチン塩酸塩を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用禁忌薬 なし
併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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