成分名 |
フマル酸ケトチフェン |
適応症状 |
気管支喘息/アレルギー性鼻炎/湿疹・皮膚炎/蕁麻疹/皮膚そう痒症/アレルギー性結膜炎 |
簡易説明 |
抗アレルギー薬に分類される第2世代の抗ヒスタミン薬(ヒスタミンH1拮抗薬)になります。
特にくしゃみや鼻水、鼻づまりに効果が高く、アトピー性皮膚炎では痒みの軽減効果があります。
またアレルギー性結膜炎や花粉症にも効果を発揮してくれます。
即効性があり、長時間作用型なのが特徴的です。
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処方可能な診療科目 |
内科/眼科/耳鼻科/皮膚科など
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健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安:約1000円~3000円程度
新薬1錠あたりの目安:1㎎25.4円(薬価)
新薬シロップの目安:0.02%17.7~18.8円(薬価)
新薬ドライシロップの目安:0.1%32.5円(薬価)
後発薬1錠あたりの目安:1㎎5.8円(薬価)
後発カプセルの目安:1㎎5.8円(薬価)
後発シロップの目安:0.02%6.4円(薬価)
後発ドライシロップの目安:0.1%6.8円(薬価)
後発薬シロップの目安:1% 1g 164.90円
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。
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厚生労働省による認可、または発売年月日 |
1983年2月【保険収載年月】 |
国内のジェネリック認可 |
ジェネリック有り |
関連製品(先発薬) |
ザジテン1㎎【製薬メーカー:ノバルティスファーマ社】
ザジテンカプセル1mg【製薬メーカー:サンファーマ社】
ザジテンシロップ0.02%【製薬メーカー:サンファーマ社】
ケトチフェンシロップ0.02%「日医工」【製薬メーカー:日医工】
ザジテンドライシロップ0.1%【製薬メーカー:サンファーマ社】
ザジテン点眼液0.05%【製薬メーカー:ノバルティスファーマ社】
ザジテン点鼻液0.05%【製薬メーカー:サンファーマ社】
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関連製品(ジェネリック) |
ケトチフェンフマル酸塩1mg錠/フマル酸ケトチフェン錠1mg「EMEC」/ケトチフェンフマル酸塩1mgカプセル/マゴチフェンカプセル1mg「鶴原」/ケトチフェンカプセル1mg「日医工」/ケトチフェンカプセル1mg「TCK」/スプデルカプセル1mg「東和」/ケトチフェンカプセル1mg「YD」/ケトチフェンカプセル1mg「サワイ」/ケトチフェンカプセル1mg「タイヨー」/ケトチフェンカプセル1mg「トーワ」/ケトチフェンフマル酸塩0.02%シロップ/セキトンシロップ0.02%「杏林」/ケトチフェンシロップ0.02%「杏林」/ケトチフェンシロップ小児用0.02%「トーワ」/ケトチフェンフマル酸塩0.1%シロップ用/ケトチフェンDS小児用0.1%「TCK」など
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効果・作用 |
フマル酸ケトチフェンは第二世代の抗ヒスタミン薬になります。
第一世代の抗ヒスタミン薬は副作用で「眠気」が懸念されていましたが、第二世代の抗ヒスタミン薬はこの副作用が軽減され開発がされました。
アレルギー反応が起きる原因はヒスタミンという物質が関係しています。
ヒスタミンが作用すると過剰な免疫反応が起き、アレルギー症状を発症してしまいますがこのヒスタミンを抑制すればアレルギー反応を抑えられるのです。
これが抗ヒスタミン薬という薬になります。
フマル酸ケトチフェンが含まれているものには、カプセル・ドライシロップ・点鼻薬・点眼薬など様々な形で製造がされていますのでアレルギー症状に合わせて使い分けができます。
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使用方法 |
【カプセルの場合】
成人にはケトチフェンとして1回1mg(1カプセル)を1日2回、朝食後及び就寝前に服用してください。
なお、年齢・症状により適宜増減します。
【シロップの場合】
小児には1日量0.3mL/kg(ケトチフェンとして0.06mg/kg)を2回、朝食後及び就寝前に分けて服用してください。
なお、年齢・症状により適宜増減します。
【ドライシロップの場合】
小児には1日量0.06g/kg(ケトチフェンとして0.06mg/kg)を2回、朝食後及び就寝前に分け、用時溶解して服用してください。
なお、年齢・症状により適宜増減してください。
【点眼液の場合】
通常1回1~2滴を1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼してください。
コンタクトレンズをしている場合は、レンズを外してから点眼し、その後15分以上経過してから装着をしてください。
【点鼻液の場合】
通常、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)、1回各鼻腔に1噴霧(ケトチフェンとして0.05mg)ずつ、本剤専用の鼻用定量噴霧器を用いて噴霧吸入してください。
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副作用 |
眠気/だるさ/頭痛/口渇/発信/膀胱炎様症状/刺激感/充血/鼻乾燥感など
フマル酸ケトチフェンには、副作用が起こる可能性があります。
フマル酸ケトチフェンを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。
■フマル酸ケトチフェンの副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
けいれん/興奮/食欲不振/吐き気/発熱/発疹/かゆみ/尿が茶褐色になる/皮膚や白目が黄色くなるなど
重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。
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使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
フマル酸ケトチフェンを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(ザジテンカプセル1㎎の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
ザジテンカプセル1㎎の有効成分
フマル酸ケトチフェン
▼ザジテンカプセル1㎎の添加物
・無水ケイ酸
・ステアリン酸マグネシウム
・トウモロコシデンプン
・D-マンニトール
・ゼラチン
・ラウリル硫酸ナトリウム
・酸化チタン
【使用できない方】
▼カプセルの場合
てんかん又はその既往歴のある方など
▼シロップの場合
てんかん又はその既往歴のある方など
▼ドライシロップの場合
てんかん又はその既往歴のある方など
▼点眼液の場合
本剤の成分に対しアレルギーをお持ちの方など
▼点鼻液の場合
本剤の成分に対しアレルギーをお持ちの方など
【使用に注意が必要な方】
▼カプセルの場合
てんかんを除く痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある方/高齢者の方など
▼シロップの場合
てんかんを除く痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある方など
▼ドライシロップの場合
てんかんを除く痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある方など
▼点眼液の場合
妊娠中の方、授乳中の方など
▼点鼻液の場合
妊娠中の方、授乳中の方など
上記にあてはまる方は、フマル酸ケトチフェンを使用する事が出来ない可能性があります。
フマル酸ケトチフェンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
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併用禁忌薬 |
【併用注意薬】
▼カプセルの場合
中枢神経抑制剤/抗ヒスタミン剤/アルコールなど
▼シロップの場合
中枢神経抑制剤/抗ヒスタミン剤/アルコールなど
▼ドライシロップの場合
中枢神経抑制剤/抗ヒスタミン剤/アルコールなど
▼点眼液の場合
現在調査中
▼点鼻液の場合
現在調査中
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。
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よくある質問 |
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