ピメクロリムス

成分名

ピメクロリムス

適応症状

アトピー性皮膚炎(軽度~中度)

簡易説明

ピメクロリムスは免疫抑制剤になります。
アトピー性皮膚炎の軽度~中等度の非連続の慢性治療のためのセカンドライン治療として用いられています。
ピメクロリムスの特徴は2歳以上の幼児から大人までの幅広い年代に使用でき、塗布時の光線過敏性が少ないと言われています。

処方可能な診療科目

皮膚科/アレルギー科など

健康保険の適応

現在、日本未認可

病院で処方してもらう時の費用目安

現在、日本未認可

厚生労働省による認可、または発売年月日

現在、日本未認可

国内のジェネリック認可

現在、日本未認可

関連製品(先発薬)

エリデルクリーム1%【製薬メーカー:ノバルティス社】

関連製品(ジェネリック)

パクロマクリーム【アジャンタファーマ社】

効果・作用

ピメクロリムスはもともと臓器移植後の拒絶反応を抑制するために使用がされていた免疫抑制剤ですが、皮膚の免疫機能を抑制させる効果もあることがわかりアトピー性皮膚炎の症状を改善する効果が認められ開発がされました。
ステロイドフリーの治療薬なため他のアトピー性皮膚炎治療薬(ステロイド薬など)が使用出来ない方や、効果がなかった方などの特定の皮膚疾患の治療に適応されます。
アスコミシンという天然物質から抽出されているので、ステロイド薬に見受けられるような肌へのダメージも少ないと言われています。

使用方法

1日2回、適量を患部に塗布してください。
※使用後は手を洗って下さい。
※口、鼻、目、傷口、粘膜部位、感染部位などには使用しないで下さい。
※患部にクリームを塗布した後は、包帯なので覆わないようにして下さい。
※6週間使用しても症状が改善されない場合は、医師の診察を受診するようにして下さい。

副作用

■ピメクロリムスの主な副作用
かゆみ/ヒリヒリ感/ほてり感/発赤/水ぶくれ/かぶれなど

ピメクロリムスには、副作用が起こる可能性があります。
ピメクロリムスを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■ピメクロリムスの副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。

発熱/持続的な喉の痛み/重度のめまい/息切れ/呼吸困難など

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■ピメクロリムスを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(エリデルクリーム1%の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼エリデルクリーム1%の有効成分
ピメクロリムス
▼エリデルクリーム1%の添加物
・ベンジルアルコール
・セチルアルコール
・無水クエン酸
・モノおよびジグリセリド
・オレイルアルコール
・プロピレングリコール
・セトステアリル硫酸ナトリウム
・水酸化ナトリウム
・ステアリルアルコール
・中鎖トリグリセリド

【使用に注意が必要な方】
・高齢者の方
・妊娠中の方
・授乳中の方など

【使用出来ない方】
・細菌性およびウイルス性の皮膚感染症の方
・高度の腎障害、高度の高カリウム血症の方
・魚鱗癬様紅皮症を呈する疾患の方
・PUVA療法等の紫外線療法を実施中の方
・2歳以下の幼児の方など

上記にあてはまる方は、ピメクロリムスを使用する事が出来ない可能性があります。
ピメクロリムスを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用注意薬】
現在調査中です

【併用禁忌薬】
現在調査中です

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、むやみに他の医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
エリデルクリームの保管方法はどのようにしたらいいですか?

高温多湿を避け、涼しい場所で保管をしてください。また開封後は12週間以内に使用をするようにして下さい。

エリデルクリームを塗った後、外出は可能ですか?

日中外出する際は、塗布した部位を露出しないようにして下さい。日焼け止めを使用する際は、刺激の少ないものを使用して下さい。

サイト利用に関する注意事項

医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。