成分名 |
クレマスチンフマル酸塩 |
適応症状 |
・アレルギー性皮膚疾患(蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、そう痒症)
・アレルギー性鼻炎
・感冒等上気道炎に伴うくしゃみ
・鼻汁
・咳嗽 |
簡易説明 |
・持続性抗ヒスタミン剤で、「かゆみ」や「炎症」をやわらげる効果がある薬です。
・主に、「くしゃみ」や「鼻汁」を抑制する効果があり、アレルギー薬、風邪薬などに含有されております。
・効果が高く、少量の使用で約10~12時間効果が持続します。
・通常の使用では、長時間使用しても薬の効果は薄れることはございません。
・特徴としては、尿閉、眠気などの鎮静効果、自律神経系への副作用が少ないものとなっております。
・「結膜炎」や「アレルギー性鼻炎」などの症状は、おこりやすい季節がございますので、服用する時期を決めて使用すると効果的です。
・胃や腸があまり強くない方は、食物を体内に入れておくことにより、胃腸の負担が減ります。 |
処方可能な診療科目 |
内科、耳鼻咽喉科など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約1,000円~10,000円診察料などの目安 :約1,000円~10,000円
▼先発品▼
・タベジール錠1mg 日新製薬 6.8円 1mg/1錠
・タベジールシロップ0.01% 日新製薬 25.1円 0.01%/10mL
・タベジール散0.1% 日新製薬 7.8円 0.1%/1g
・タベジール散1% 日新製薬 67.2円 1%/1g
▼ジェネリック▼
・マルスチン錠1mg 東和薬品 5.1円 1mg/1錠
・クレマスチンDS0.1%「タカタ」 7.9円/g
・インベスタン錠1mg 日医工 5円 1mg/1錠
・ベナンジール錠1mg コーアイセイ 5円 1mg/1錠
・テルギンG錠1mg 高田製薬 5.1円 1mg/1錠
・ベナンジール錠1mg コーアイセイ 5円 1mg/1錠
・クレマスチン錠1mg「YD」 陽進堂 5.1円 1mg/1錠
・クレマスチン錠1mg「日医工」 日医工 5.1円 1mg/1錠
・クレマスチン錠1mg「イセイ」 コーアイセイ 5.1円 1mg/1錠
・マスレチンシロップ0.01% シオエ製薬 12.4円 0.01%/10mL
・インベスタンシロップ0.01% 日医工 16.3円 0.01%/10mL
・インベスタンドライシロップ(0.1%)日医工 9.4円 0.1%/1g
・テルギンGドライシロップ0.1% 高田製薬 8.3円 0.1%/1g
・クレ・ママレットドライシロップ0.1% 8.3円 0.1%/1g
・クレマスチンドライシロップ0.1%「あゆみ」あゆみ製薬 7.9円0.1%/1g
・クレマスチンドライシロップ0.1%「日医工」 日医工 7.9円0.1%/1g
・クレマスチンDS0.1%「タカタ」 高田製薬 7.9円0.1%/1g
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
▼先発薬▼
・タベジール錠1mg 日新製薬 1970年5月
・タベジールシロップ0.01% 日新製薬 1975年2月
・タベジール散0.1% 日新製薬 1971年12月
・タベジール散1% 日新製薬 1974年3月
▼ジェネリック▼
・クレマスチンDS0.1%「タカタ」 1978年4月
・マルスチン錠1mg :2007年3月22日
・インベスタン錠1mg 2008年12月
・ベナンジール錠1mg 2008年9月4日
・テルギンG錠1mg 1978年4月
・ベナンジール錠1mg 2008年12月
・クレマスチン錠1mg「YD」2012年12月
・クレマスチン錠1mg「日医工」 2017年6月
・クレマスチン錠1mg「イセイ」 2017年12月
・マスレチンシロップ0.01% 1981年9月
・インベスタンドライシロップ(0.1%) 2008年12月
・テルギンGドライシロップ0.1% 1978年4月
・クレ・ママレットドライシロップ0.1% 1981年9月
・クレマスチンドライシロップ0.1%「あゆみ」 1981年9月
・クレマスチンドライシロップ0.1%「日医工」2017年6月16日
・クレマスチンDS0.1%「タカタ」 1978年4月 |
国内のジェネリック認可 |
ジェネリックあり |
関連製品(先発薬) |
・タベジール錠1mg 日新製薬
・タベジールシロップ0.01% 日新製薬
・タベジール散0.1% 日新製薬
・タベジール散1% 日新製薬 |
関連製品(ジェネリック) |
・マルスチン錠1mg 東和薬品
・クレマスチンDS0.1%「タカタ」
・インベスタン錠1mg 日医工
・ベナンジール錠1mg コーアイセイ
・テルギンG錠1mg 高田製薬
・ベナンジール錠1mg コーアイセイ
・クレマスチン錠1mg「YD」 陽進堂
・クレマスチン錠1mg「日医工」 日医工
・クレマスチン錠1mg「イセイ」 コーアイセイ
・マスレチンシロップ0.01% シオエ製薬
・インベスタンシロップ0.01% 日医工
・インベスタンドライシロップ(0.1%)日医工
・テルギンGドライシロップ0.1% 高田製薬
・クレ・ママレットドライシロップ0.1% あゆみ製薬
・クレマスチンドライシロップ0.1%「あゆみ」あゆみ製薬
・クレマスチンドライシロップ0.1%「日医工」
・クレマスチンDS0.1%「タカタ」 高田製薬 |
効果・作用 |
▼クレマスチンフマル酸塩の作用▼
・持続性抗ヒスタミン剤で、「かゆみ」や「炎症」をやわらげる効果があり、少量の使用で約10~12時間効果が持続します。
・「アレルギー性皮膚疾患(蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、そう痒症)」「アレルギー性鼻炎」「感冒等上気道炎に伴うくしゃみ」「鼻汁」「咳嗽」などを抑制します。(アレルギー薬、風邪薬などに含有しております)
・「肥大などの下部尿路閉塞症」「狭窄性きょうさくせい消化管潰瘍」「幽門十二指腸閉塞」「緑内障」の方は利用できませんので、ご注意ください。
・ヒスタミン受容体に対して選択性は低く、その他の受容体にも拮抗作用を示しています。
・抗コリン作用に基づき、「口の渇き」や「排尿障害」など複数の副作用が現れやすく、また、脂溶性が高く脳に侵入し、「眠気」や「集中力」の低下といった中枢抑制作用も確認できます。
■抗アレルギー薬の効果とは■
主に、肥満細胞が体内の物質でなんらかの原因でヒスタミンが活性化いたします。
ヒスタミンが過度に作用すると現れる症状が「アレルギー反応」というものになります。作用する場所によって「眼がかゆい」「鼻水がとまらない」「皮膚が乾燥する」「皮膚のかゆみ」などの症状がでます。このヒスタミンを抑制することで、アレルギー反応を抑えることができます。
■抗ヒスタミン作用とは■
アレルギー症状を引き起こす体内物質「ヒスタミン」の働きを抑制する作用によりアレルギー反応を抑え、「蕁麻疹」「花粉症」「喘息」「皮膚の腫れ」「痒み」「鼻炎(くしゃみや鼻みずなど)」「咳」などに作用いたします
▼クレマスチンフマル酸塩の効果・作用まとめ▼
①持続時間の長いヒスタミン剤で、アレルギー反応をやわらげるお薬です。
②主な症状として、「蕁麻疹」「花粉症」「喘息」「皮膚の腫れ」「痒み」「鼻炎(くしゃみや鼻みずなど)」「咳」などに効果があります。
③持続時間は約10~12時間と長時間効果が続きます。
④ヒスタミン受容体の選択性が低いため、受容体にも拮抗作用を示します。
⑤「幽門十二指腸閉塞」「緑内障」などの方は使用できません。 |
使用方法 |
・成人の場合、1日量2g(クレマスチンとして2mg)を2回に分け、溶解して経口投与する。
・幼小児の場合、標準的な用量として1日量を2回に分け、溶解して経口投与する。
※用量は患者の症状、年齢、体重などにより、適宜増減することができる。
※1歳未満の乳児に使用する場合、体重、症状などを考慮し、適宜投与量を決める。 |
副作用 |
主な副作用
・倦怠感
・口渇
・食欲不振
・悪心
・嘔吐
・頭重
・眠気
・過敏症
・発疹
・浮動性眩暈
・下痢
※クレマスチンフマル酸塩には、副作用が起こる可能性があります。
※クレマスチンフマル酸塩を服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。
重大な副作用
・痙攣
・興奮
・肝機能障害
・黄疸
・AST上昇
・ALT上昇
・AlP上昇
・LDH上昇
・γGTP上昇
※極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
※重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
※異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ・成分に対して過敏症の既往歴のある方
・閉塞隅角緑内障の方(抗コリン作用により眼圧が上昇、症状を悪化させる恐れがあります)
・前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある方(抗コリン作用により排尿障害が悪化することがあります)
・狭窄性消化性潰瘍又は幽門十二指腸閉塞のある方(抗コリン作用により消化管運動が抑制、症状が悪化することがあります)
使用に注意が必要な方 ・開放隅角緑内障の方(抗コリン作用により眼圧が上昇、症状を悪化させる恐れがあります)
・てんかん等の痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある方(痙攣閾値を低下させる恐れがあります)
・高齢者
・妊婦、産婦、授乳婦等
・小児
上記にあてはまる方は、クレマスチンフマル酸塩を使用する事が出来ない可能性があります。 クレマスチンフマル酸塩を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用禁忌薬 ・バルビツール酸系催眠鎮静剤
・中枢神経抑制剤
・MAO阻害剤
・抗コリン剤
上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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