成分名 |
ベポタスチンベシル酸塩 |
適応症状 |
<成人>
アレルギー性鼻炎/蕁麻疹/皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹/皮膚炎/痒疹/皮膚そう痒症)
<小児>
アレルギー性鼻炎/蕁麻疹/皮膚疾患(湿疹/皮膚炎/皮膚そう痒症)に伴うそう痒 |
簡易説明 |
アレルギー性鼻炎治療剤です。
アレルギー症状の原因となる、体内のヒスタミンなどの生成や働きを抑え、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻炎症状や皮膚のかゆみを改善します。
通常、アレルギー性鼻炎、じんましん、皮膚疾患に伴うかゆみの治療に用いられます。 |
処方可能な診療科目 |
内科/アレルギー科/皮膚科/耳鼻科/アレルギー科/など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
新薬1錠あたりの目安:5mg 25.8円(薬価)
新薬1錠あたりの目安:10mg 30.5円(薬価)
後発薬1錠あたりの目安:5mg11.6 円(薬価)
後発薬1錠あたりの目安:10mg 円13.8(薬価)
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
2000年10月【販売開始年月】 |
国内のジェネリック認可 |
ジェネリックあり |
関連製品(先発薬) |
タリオン錠5mg【製薬メーカー:田辺三菱製薬】
タリオン錠10mg【製薬メーカー:田辺三菱製薬】
タリオンOD錠5mg 【製薬メーカー:田辺三菱製薬】
タリオンOD錠10mg 【製薬メーカー:田辺三菱製薬】 |
関連製品(ジェネリック) |
ベポタスチンベシル酸塩錠5mg「タナベ」「トーワ」「日医工」「JG」「サワイ」「SN」「KN」/ベポタスチンベシル酸塩錠10mg「タナベ」「トーワ」「日医工」「JG」「サワイ」「SN」「KN」/ベポタスチンベシル酸塩OD錠5mg「タナベ」「トーワ」「日医工」「JG」「サワイ」「SN」「KN」/ベポタスチンベシル酸塩OD錠10mg「タナベ」「トーワ」「日医工」「JG」「サワイ」「SN」「KN」/など |
効果・作用 |
ベポタスチンべシル酸塩は、花粉症などのアレルギー性鼻炎の他に、蕁麻疹、皮膚疾患などの症状をおさえるお薬です。
アレルギーの発症には、ヒスタミンという体内物質が関与しています。ベポタスチンべシル酸塩は、ヒスタミンの受容体をブロックし、その働きをおさえることで アレルギー症状を緩和します。花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎、ダニやハウスダストで起こる通年性アレルギー性鼻炎、じんま疹、湿疹のかゆみなどに効果的です。ただし、対症療法薬ですので、アレルギーの原因そのものは治せません。
抗原の刺激でアレルギー反応がはじまると、免疫系の細胞(肥満細胞)からヒスタミンをはじめとする化学伝達物質が放出されます。そして、ヒスタミンはある種の神経受容体(H1受容体)と結合し、その刺激によりさまざまなアレルギー症状が誘発されるのです。ベポタスチンべシル酸塩の主作用は、ヒスタミンの受容体を遮断することです。さらにプラスアルファの作用として、ロイコトリエンなどアレルギーに関係する化学伝達物質の遊離を抑制する作用もあわせもちます。
[特徴]
・ベポタスチンべシル酸塩は広く抗アレルギー薬に分類される第2世代の抗ヒスタミン薬(ヒスタミンH1拮抗薬)です。特徴として、ヒスタミン受容体に対する選択性が高く、抗コリン作用などよけいな作用が減弱されている点です。このため、第1世代に多い口の渇きや排尿障害などの副作用がほとんどみられません。また、脂溶性が低く脳に入りにくいので、眠気の副作用もかなり軽減されています。このような利点から、アレルギー性疾患に幅広く用いられるようになりました。
比較的速効性で、持続時間も長い方です。服用後、まもなく効いてきます。とくに、くしゃみや鼻水に効果が高く、鼻づまりや目のかゆみにもそこそこに効きます。アトピー性皮膚炎に対しては、かゆみの軽減効果を期待して処方されます。 |
使用方法 |
〈成人〉通常、1回1錠(主成分として10mg)を1日2回服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。
〈小児〉通常、7歳以上の小児は1回1錠(主成分として10mg)を1日2回服用します。
いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師または薬剤師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。 |
副作用 |
主な副作用
眠気/口渇/悪心/胃痛/下痢/胃部不快感/倦怠感/尿潜血/γ-GTP上昇/過敏症/発疹
重大な副作用
ベポタスチンべシル酸塩の重大な副作用は今のところ報告されていません。
その他の副作用
AST上昇/ALT上昇/便秘/尿量減少/排尿困難/尿閉/浮腫/動悸/呼吸困難/しびれ/味覚異常/嘔吐/蕁麻疹/白血球数増加/白血球数減少/好酸球増多/頭痛/頭重感/眩暈/口内乾燥/舌炎/腹痛/腫脹/LDH上昇/総ビリルビン上昇/尿蛋白/尿糖/尿ウロビリノーゲン/月経異常
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方
過敏症
〈慎重投与〉
腎機能障害
〈投与に際する指示〉
腎機能障害
使用に注意が必要な方 ・長期ステロイド療法している方
・腎機能障害のある患者
・高齢者の方
・妊娠または授乳中の方
・小児等
・眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意すること。
・長期ステロイド療法を受けている患者で、本剤投与によりステロイドの減量を図る場合には十分な管理下で徐々に行うこと。
・本剤を季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。
・本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
上記にあてはまる方は、ベポタスチンべシル酸塩を使用する事が出来ない可能性があります。
ベポタスチンべシル酸塩を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
上記にあてはまる方は、ベポタスチンベシル酸塩を使用する事が出来ない可能性があります。 ベポタスチンベシル酸塩を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
特になし
併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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