ニメタゼパム

成分名

ニメタゼパム

適応症状

不眠症

簡易説明

ニメタゼパムは、脳の神経を鎮めることで、寝つきをよくする薬です。主に不眠症の症状に使用されます。緊張感をほぐし、気持ちを楽にさせることで、自然に近い眠りを誘います。
昼間の抗不安効果も少し期待できます。

処方可能な診療科目

内科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約1,000円~5,000円
薬代1錠あたりの目安:3mg約14.1円/5mg約18.4円
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

発売開始年:1977年5月

国内のジェネリック認可

現在ジェネリック医薬品の製造はありません

関連製品(先発薬)

エミリン錠3mg/5mg【製薬メーカー:大日本住友製薬株式会社】

関連製品(ジェネリック)

現在ジェネリック医薬品の製造はありません

効果・作用

ニメタゼパムは、中時間型ベンゾジアゼピン(BZ)系睡眠薬に分類されます。脳の神経を鎮めることで、寝つきをよくする薬です。主に不眠症の症状に使用されます。緊張感をほぐし、気持ちを楽にさせることで、自然に近い眠りを誘います。
昼間の抗不安効果も少し期待できます。

▼特徴
ベンザリン錠の成分であるニトラゼパムと構造が似ているのですが、より効果が高く、作用発現までの時間が早いのが特徴です。
▼作用
ニメタゼパムは、ベンゾジアゼピン系の中時間作用型睡眠導入剤であり、強い依存性があることが知られています。
▼作用機序
中枢神経系の代表的な抑制性伝達物質である≪γ-アミノ酪酸(GABA)≫の受容体と複合している、ベンゾジアゼピン受容体に作用します。GABA受容体の、クロライドチャネルの開口作用を増強することで、興奮を抑制します。ベンゾジアゼピン受容体には、催眠作用に関わるω1受容体と、抗不安作用、筋弛緩作用に関わるω2受容体があり、ニメタゼパムは両方の受容体に作用します。

使用方法

通常、成人には1回ニメタゼパムとして3~5mgを就寝前に経口投与してください。
なお年令・症状により適宜増減します。

副作用

主な副作用
ふらつき、倦怠感、眠気、脱力感、頭重

重大な副作用
依存性、刺激興奮、錯乱等

その他の副作用
振戦、耳鳴、構音障害、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、ALP上昇、食欲不振、悪心・嘔吐、胃部不快感、下痢、腹痛、動悸、胸部圧迫感、発疹、発赤、倦怠感、脱力感、腰痛、肩こり、口渇、発汗、寝汗

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
妊婦/授乳者
■ニメタゼパムを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方、エリミンはアレルギー反応を起こしてしまう為、使用できません。
▼エリミンの有効成分
ニメタゼパム
▼代表薬の添加物
D-マンニトール、トウモロコシデンプン、カルメロースカルシウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、ステアリン酸マグネシウム、黄色五号アルミニウムレーキ

使用に注意が必要な方
高齢者
新生児/乳児/幼児/小児

上記にあてはまる方は、ニメタゼパムを使用する事が出来ない可能性があります。
ニメタゼパムを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用注意薬
中枢神経抑制剤
フェノチアジン
誘導体
バルビツール
酸誘導体
アルコール
モノアミン酸化
酵素阻害剤

上記を使用している方は、ニメタゼパムを使用する事が出来ない可能性があります。
ニメタゼパムを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬
現在併用禁忌薬に該当する医薬品はございません

併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

ニメタゼパムに関する
よくある質問
ベンゾジアゼピン受容体作動薬というのは危険なんですか?

承認用量の範囲内においても、連用により薬物依存が生じることがあるので、① 用量及び使用期間に注意し、慎重に投与すること。② 催眠鎮静薬又は抗不安薬として使用する場合には、漫然とした継続投与による長期使用を避けること。投与を継続する場合には、治療上の必要性を検討すること。

催眠鎮静薬、抗不安薬および抗てんかん薬の「使用上の注意」改訂の周知について

【上記引用元:厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長】

不眠症が治ってから再発した場合は、また使って大丈夫ですか?

不眠症が寛解(回復)した後には、睡眠薬は可能な限り速やかに減薬・休薬すべきである。

調査結果報告書

【上記引用元:医薬品医療機器総合機構】

参考元一覧

催眠鎮静薬、抗不安薬および抗てんかん薬の「使用上の注意」改訂の周知について【厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長】
調査結果報告書【医薬品医療機器総合機構】

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