イブプロフェンピコノール

成分名

イブプロフェンピコノール

適応症状

イブプロフェンピコノールは現在日本では軟膏及びクリーム剤が発売されております。その適応症としては急性湿疹、接触性皮膚炎、アトピー皮膚炎、慢性湿疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎、帯状疱疹、尋常性挫傷があります。

簡易説明

イブプロフェンピコノールは非ステロイド系消炎・鎮痛外用剤の医薬品になります。イブプロフェンの誘導体であり、剤形として軟膏とクリームが発咳されいます。久光製薬株式会社と鳥居薬品株式会社から併売されており、前社がベシカム軟膏5%/クリーム5%、後社がスタデルム軟膏5%/クリーム5%として販売しております。共に湿疹皮膚炎群に対し、罹患時期、症状に応じて使い分けができるのが特徴です。またクリーム剤に至っては非ステロイド性消炎・鎮痛外用剤の中で初めて尋常性挫傷の適応を持ちます。

処方可能な診療科目

内科/外科/整形外科/小児科/産婦人科/皮膚科/耳鼻咽喉科/脳神経外科内科/泌尿器科/精神科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約2,000円~5,000円
薬代1gあたりの目安:1g約16円
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になります。

厚生労働省による認可、または発売年月日

【ベシカム軟膏5%/ベシカムクリーム5%】
製造販売承認年月日:2008年3月6日
薬価基準収載年月日:2008年6月20日
発売年月日:1984年3月17日
いづれも販売名変更により再度認められたものになります。

【スタデルム軟膏5%/スタデルムクリーム5%】
精巣販売承認年月日:1983年5月27日(2009年6月26日)
薬価基準収載年月日:1984年3月17日(2009年9月25日)
発売年月日:1984年3月17日(2009年9月)
カッコ内は販売名変更により再度認められたものになります。

国内のジェネリック認可

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

関連製品(先発薬)

ベシカム軟膏5%/ベシカムクリーム5%【製薬メーカー:久光製薬株式会社】
スタデルム軟膏5%/スタデルムクリーム5%【製薬メーカー:鳥居薬品株式会社】

関連製品(ジェネリック)

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

効果・作用

イブプロフェンピコノールは急性湿疹、接触性皮膚炎・慢性湿疹・アトピー皮膚炎・酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎・帯状疱疹・尋常性挫傷にたいして効果のある薬になります。

その作用機序は、抗炎症作用、鎮痛作用、リパーゼ活性抑制作用、実験的面皰に対する作用が報告されております。
1)抗炎症・鎮痛作用
①ベシカム軟膏5%/ベシカムクリーム5%、またスタデルム軟膏5%/スタデルムクリーム5%はラットを用いた皮膚浮腫、マウスを用いた接触皮膚炎、モルモットを用いた紫外線紅斑等の全ての皮膚炎症に対して有意な抗炎症作用を示しました。
②ベシカム軟膏5%/ベシカムクリーム5%、またスタデルム軟膏5%/スタデルムクリーム5%はラットの炎症足を用いた臨床試験による疼痛試験では、有意な局所鎮痛作用が認められました。
③イブプロフェンピコノールの作用機序の内、抗炎症作用は、血管透過性亢進の抑制、白血球遊走抑制、プロスタグランジン類の生合成阻害、血小板凝集抑制、肉芽増殖抑制等の機序に基づくと考えられております。
2)尋常性痤瘡に対する作用
④リパーゼ活性抑制作用:本剤は、in vitroにおいて、モルモット皮膚を用いた臨床試験において強い抑制作用を示しました。
⑤実験的面皰に対する作用:ベシカムクリーム5%/スタデルムクリーム5%はウサギを用いた臨床試験において、毛孔部径拡大及び総脂質及びトリグリセリドの増加を有意に抑制しました。また遊離脂肪酸の増加に対し抑制傾向を示しました。

使用方法

【急性湿疹、接触皮膚炎、慢性湿疹、アトピー皮膚炎、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎】
適量を1日数回患部に塗布する事とされております。
【帯状疱疹】
適量を1日1~2回患部に貼付する事とされております。
【尋常性挫傷】
適量を1日数回石鹸で洗顔後患部に塗布する事とされております。

帯状疱疹に対して使用する場合、直接患部に薬を塗布ではなく、リント布などを用いてリント布に本剤を適量塗布したものを直接患部に貼付し、テープ剤で固定するものであります。

副作用

軟膏、クリーム全体で発疹、刺激感、掻痒等でいずれも皮膚疾患が報告されています。。

発生頻度は以下の通りです。
1)接触性皮膚炎(3%未満):発疹(0.87%)、腫脹、刺激感(0.68%)、瘙痒(0.35%)、水疱・糜爛、熱感、鱗屑等
2)その他の皮膚症状(0.1%未満):症状の悪化、膿疱、つっぱり感、皮膚乾燥

使用により上記等のように異常が認められた場合は速やかに投与を中止し主治医への相談を仰ぐようにしましょう。

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
1)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
■イブプロフェンピコノールを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方、ベシカム軟膏5%/ベシカムクリーム5%/スタデルム軟膏5%/スタデルムクリーム5%はアレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
▼ベシカム軟膏5%/ベシカムクリーム5%/スタデルム軟膏5%/スタデルムクリーム5%の有効成分
イブプロフェンピコノール
▼代表薬の添加物
①スタデルム軟膏5%/スタデルムクリーム5%
・硬化油、モノステアリン酸グリセリン、白色ワセリン、パラオキシ安息香酸メチル、感光素201号、白色ワセリン、セタノール、ステアリルアルコール、軽質流動パラフィン、セトマクロゴール1000
②ベシカム軟膏5%/ベシカムクリーム5%
中鎖脂肪酸トリグリセリド、白色ワセリン、ベヘニルアルコール、モノステアリン酸グリセリン、エデト酸ナトリウム水和物、感光素201号、ジブチルヒドロキシトルエン、ジメチルポリシロキサン、セトステアリルアルコール、白色ワセリン、パラオキシ安息香酸メチル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ミリスチン酸イソプロピル、モノステアリン酸グリセリン

使用に注意が必要な方
1)高齢者
一般的に高齢者では生理機能が低下している為使用には注意が必要です。
2)妊婦、産婦、授乳婦等
妊婦に対しての安全税は確立しておりません。
他の非ステロイド性鎮痛剤の外皮用剤を妊娠後期の女性に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告があります。また、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過小症が起きたとの報告があります。

上記にあてはまる方は、イブプロフェンピコノールを使用する事が出来ない可能性があります。
イブプロフェンピコノールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用注意薬
なし

併用禁忌薬
なし

相互作用の記載はありませんので併用を気にすることはありませんので、安心して使用する事が可能です。症状が改善したら漫然と使用継続せず主治医の指示に従い中止するようにしましょう。
但し、尋常性痤瘡にクリーム剤を使用する場合において、膿疱の多発した重症例には他の適切な治療を行うことが望ましいとされております。
イブプロフェンピコノールに関する
よくある質問
クリーム剤を使用した尋常性痤瘡はどのくらいの期間使用すれば改善しますか?

臨床試験においてベシカムクリーム5%/スタデルムクリーム5%を1日2~3回4~8週間使用した場合の改善率は70.7%と報告されております。
インタビューホーム 【久光製薬株式会社】

スタデルムの尋常性痤瘡の適応はクリームにはあるが、軟膏にはないのはなぜですか?

尋常性痤瘡(ニキビ)は脂性肌に多く発症します。軟膏剤は油脂性基剤の為疾患に適しておらず軟膏鬼は適応症がありません。
スタデルムよくあるご質問 【鳥居薬品株式会社ホームページ】

スタデルムクリームは水中油型か、油中水型どちらですか?

スタデルムクリーム5%はO/W型(水中油型)の製剤になります。
スタデルムよくあるご質問 【鳥居薬品株式会社ホームページ】

参考元一覧

インタビューホーム 【久光製薬株式会社】
医療用医薬品の添付文書情報 【PMDA】
スタデルムよくあるご質問 【鳥居薬品株式会社ホームページ】

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