成分名 |
ビダラビン |
適応症状 |
帯状疱疹、単純疱疹、口唇ヘルペス |
簡易説明 |
ビタビランは、1g中にビダラビン30mgを含有する白色の軟膏剤です。
抗ウイルス薬で単純疱疹、帯状疱疹などを治療する薬です。
原因となる単純ヘルペスウイルスおよび水痘・帯状疱疹のヘルペスウイルスの増殖を
抑える抗ウイルス薬で、経口・静注・局所外用薬として使用され、痛みやかゆみを抑えます。
ビダラビンは局所治療を目的とした薬です。
発熱、汎発疹等の全身症状がみられる場合や、使用中にあらわれた場合には重症化することがあるので、他の全身的治療を考慮してください。
単純ヘルペスウイルス(HSV)、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)、サイトメガロウイルス(CMV)等のDNAウイルスに対して強い増殖抑制作用を示します。
宿主細胞由来のチミジンキナーゼによりリン酸化されAra-A三リン酸となり、これが選択的にウイルスのDNA依存DNAポリメラーゼ活性を強力に阻害し、DNAウイルスの増殖を抑制するものと考えられています。 |
処方可能な診療科目 |
皮膚科/内科など |
健康保険の適応 |
健康保険適用 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安:約1,000円~10,000円
薬代1錠あたりの目安:1g/88.6円
薬代先発薬1錠あたりの目安:1g /186.10円
*病院によって差が有り、初診料・診察料・検査料などが必要になります。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
発売年月日:1999年7月 |
国内のジェネリック認可 |
国内ジェネリック認可あり |
関連製品(先発薬) |
アラセナ-A軟膏3%【製薬メーカー:持田製薬株式会社】
アラセナ-Aクリーム3%【製薬メーカー:持田製薬株式会社】 |
関連製品(ジェネリック) |
ビダラビン軟膏3%「JG」(日本ジェネリック)
ビダラビン軟膏3%「タイヨー」(武田)
ビダラビン軟膏3%「イワキ」(岩城)
ビダラビン軟膏3%「MEEK」(小林化工)
ビダラビン軟膏3%「F」(富士製薬)
ビダラビン軟膏3%「トーワ」(東和)
ビダラビン軟膏3%「SW」(沢井)
ビダラビンクリーム3%「マルホ」 (マルホ) |
海外での使用実績 |
海外における臨床支援情報はありません。 |
効果・作用 |
ビダラビンは、通常、帯状疱疹・単純疱疹の治療に用いられます。
単純疱疹、帯状疱疹の原因となるヘルペスウイルスのDNA複製を阻害して増殖をおさえる働きになります。
ヘルペスウイルスが増殖するのに必要なDNAポリメラーゼを阻害することで
ウイルスの複製・増殖を防止します。
単純ヘルペスウイルス(HSV)、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)、サイトメガロウイルス(CMV)等のDNAウイルスに対して強い増殖抑制作用を示しますが、インフルエンザウイルス(IV)等のRNAウイルスに対しては抗ウイルス作用は示しません。
マウス単純ヘルペスウイルスⅠ型感染症(皮膚感染症、会陰部感染症)モデルにおいて、単純ヘルペスウイルスⅠ型感染症モデルの生存率を指標として抗ウイルス作用を検討したところ、
本剤塗布群は基剤塗布群に対して有意に生存率が上昇しました。
帯状疱疹や単純疱疹のウイルスはヘルペスウイルス科に属し再発を繰り返すのが特徴です。
ヘルペスウイルスは体内の神経細胞に潜んで普段は悪さをしないウイルスですが、風邪やストレス、疲労、胃腸障害など体の免疫力が低下した時にウイルスの活動が活発になり症状を発症します。
ビダラビンは発病初期に近い程効果が期待できるので、原則として発症から5日以内に使用開始してください。
7日間使用し、改善の兆しがみられないか、あるいは悪化する場合には、かかりつけの医師
に相談し他の治療に切り替えてください。
ビダラビンは局所治療を目的とした薬剤であるため、発熱、汎発疹等の全身症状がみられる場合
又は使用中にあらわれた場合には重症化することがあるので、他の全身的治療を考慮してください。 |
使用方法 |
患部に適量を1日1~4回塗布、又は貼布してください。 |
副作用 |
主な副作用
接触皮膚炎様症状、刺激感、そう痒感等が報告されています。(頻度不明)
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ■低出生体重児、新生児、乳児に対する安全性は使用実績が少ない為確立していません。
■ビダラビンを配合した医薬品の添加物にアレルギーをお持ちの方、
下記添加物にアレルギーをお持ちの方は、アレルギー反応を起こしてしまう為、使用できません。
▼下記、添加物にアレルギーをお持ちの方ビダラビンはアレルギー反応を起してしまうため
服用できません。
白色ワセリン、ミリスチン酸イソプロピル、ゲル化炭化水素、流動パラフィン
その他
・眼科用として、角膜、結膜には使用しないでください。
・この薬に含まれる油脂成分は、コンドームなどの避妊用ラテックスゴム製品の品質を劣化させ、破損する可能性があるため、避妊用ラテックスゴム製品に薬が付かないように使用してください。
使用に注意が必要な方 ・以前に、薬や食べ物で、かゆみ、アレルギー症状が出たことがある方は注意してください。
・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用してください。(妊娠中の投与に関する安全性は確立していません。静脈投与による動物実験(ラット、ウサギ)で催奇形作用が報告されています。)
上記にあてはまる方は、ビダラビンを使用する事が出来ない可能性があります。 ビダラビンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用注意薬 ペントスタチン:ビダラビン(注射剤)との併用により腎不全、肝不全、神経毒性等の重篤な副作用が発現したとの報告があります。ペントスタチンが、ビダラビンの代謝に関与するADA(アデノシンデアミナーゼ)酵素の阻害作用を有するため、ビダラビンの血中濃度が高まることによると考えられます。
上記を使用している方は、ビダラビンを使用する事が出来ない可能性があります。 ビダラビンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
併用禁忌薬 現在併用禁忌薬に該当する医薬品はありません。
併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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参考元一覧 |
ビダラビン軟膏3%「SW」 【医薬品医療機器総合機構】
医薬品インタビューフォーム 【日医工株式会社】
ビダラビン軟膏3%「SW」 【sawai medical site】 |
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