ポリビニルアルコールヨウ素

成分名

ポリビニルアルコールヨウ素

適応症状

洗眼殺菌
角膜ヘルペス

簡易説明

ポリビニルアルコールヨウ素は、ヨウ素(ヨード)を有効成分とする、角膜ヘルペスの洗眼殺菌剤です。ヨウ素は、各種細菌をはじめ 真菌やウイルスに対しても殺菌作用、ウイルス不活化作用を示します。ヨウ素は、微生物の細胞壁やタンパク質、核酸などを酸化・変性させることで、微生物の増殖を阻害する作用があります。ポリビニルアルコールと結合することで、ヨウ素がより安定し、効果的に微生物を除菌・消毒することができるようになります。

処方可能な診療科目

内科/眼科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約1,000円~5,000円
薬代1mlあたりの目安:0.2%約22.5円
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

発売開始年月 : 1965年11月

国内のジェネリック認可

なし

関連製品(先発薬)

PA・ヨード点眼・洗眼液 【製薬メーカー:ロートニッテン】

関連製品(ジェネリック)

なし

効果・作用

ポリビニルアルコールヨウ素とは、ポリビニルアルコールとヨウ素という2つの化合物を組み合わせた物質です。PVAは水に溶ける性質を持ち、様々な用途に使われる合成樹脂です。一方、ヨウ素は抗菌・消毒効果があることで知られ、医療現場などで広く使用されています。抗菌性・消毒性が高いことから、医療現場での手指消毒や傷口の消毒などに広く用いられています。また、特性により、液体状態であっても液体が滴り落ちにくく、傷口に長時間留まりやすいという特性があります。

▼作用
≪抗菌効果≫
細菌、ウイルス、真菌などの多様な微生物に対して抗菌効果を持っています。洗眼液として使用される場合、目の周囲の微生物を殺菌し、感染を防止することができます。

≪消毒効果≫
洗眼液として使用される場合、目の周囲の傷口や手術部位を消毒することができます。これにより、傷口からの感染を防止することができます。

≪抗炎症効果≫
洗眼液として使用される場合、目の周囲の炎症を抑えることができます。これにより、目の周囲の炎症が軽減され、痛みや不快感が和らぐことがあります。

≪血液凝固効果≫
洗眼液として使用される場合、目の周囲の傷口を引き締め、出血を止めることができます。これにより、出血が続くことによる痛みや不快感を軽減することができます。

使用方法

「有効ヨウ素濃度0.2%の原液」
生理食塩液で4~8倍に希釈して使用してください。

副作用

主な副作用
ポリビニルアルコールヨウ素には、副作用が起こる可能性があります。
ポリビニルアルコールヨウ素を服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

過敏症状、眼刺激感、角膜糜爛

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
過敏症
ヨードに対し過敏症

併用禁忌薬

併用禁忌薬
なし

併用禁忌薬がないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

ポリビニルアルコールヨウ素に関する
よくある質問
角膜ヘルペスでつかうのですが、期間はどのくらい使えばいいですか?

10日間程続けても効果が認められない場合は、他の治療法への切替えを行うこと。

PA・ヨード点眼・洗眼液

【上記引用元:ロートニッテン株式会社】

併用する点眼薬を使うときの注意点ありますか?

他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。

PA・ヨード点眼・洗眼液

【上記引用元:ロートニッテン株式会社】

参考元一覧

PA・ヨード点眼・洗眼液【ロートニッテン株式会社】

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