成分名 |
ジアスターゼ |
適応症状 |
炭水化物の消化異常症状の改善 |
簡易説明 |
ジアスターゼは、複数の消化酵素を体内に補う作用がある薬剤です。
消化酵素が不足すると消化器症状や便秘、下痢などが発症します。消化酵素は炭水化物やタンパク質、脂質などを分解する働きがあります。
ジアスターゼを用いることで胃の内容物の消化を補助し、体内に消化酵素が補われることで、便秘や下痢、消化不良などの消化器症状の改善が見込めます。
ジアスターゼは、消化酵素製剤として分類され、製剤によっては含まれる消化酵素の成分が異なる場合があります。
消化酵素であるジアスターゼは、大根や山芋に含まれており、食事の際に大根や山芋のすりおろしを摂取することが医師から推奨されています。 |
処方可能な診療科目 |
内科/消化器内科など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安:約1000円~3000円程度
新薬10gあたりの目安:23.4円/25.9円/26.1円/27.4円/28.1円/32円(薬価)
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
薬価収載:1950年9月
販売開始:1952年8月 |
国内のジェネリック認可 |
現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
関連製品(先発薬) |
ジアスターゼ【製造メーカー:三恵薬品/日医工/健栄製薬/マイランEPD/シオエ製薬/日医工/健栄製薬/マイランEPD/シオエ製薬/丸石製薬/山善製薬/小堺製薬/日興製薬/吉田製薬/東洋製薬化成】 |
関連製品(ジェネリック) |
現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
効果・作用 |
ジアスターゼは、消化酵素が体内に不足することで発症する消化器症状や便秘、下痢、消化不良などの症状の改善を行う薬剤です。
胃内に存在する消化酵素は、胃の内容物を消化する際に炭水化物やタンパク質、脂質などを消化する働きがあります。胃内の消化酵素が不足すると、炭水化物やタンパク質、脂質などが消化されなくなり胃内に停滞することで、消化器症状や下痢、消化不良などの症状が発症します。ジアスターゼを用いることで、消化酵素を補い、胃の内容物の消化を補助し、消化器症状などの改善を促します。
ジアスターゼは、消化酵素製剤として分類され、多数の製薬メーカーが製造を行っていますが、製剤によっては含まれている成分が異なる場合があります。
炭水化物(でんぷん)を分解する酵素アミラーゼや麦芽を原料とする植物アミラーゼが含まれていますが、その後の研究により炭水化物(でんぷん)の消化とタンパク質の消化を併せ持つ製剤として改良されています。市販されている消化整腸剤にも含まれていましたが、2021年3月より販売が中止されています。
※現在ジアスターゼは、安全性状の理由から承認を取り消し、販売が中止となっています。ジアスターゼを製造する各製薬メーカーからは、経過措置告示日として2021年3月より在庫消尽をもって販売を中止すると発表されており、経過措置期間満了日は2022年3月31日を予定とされています。 |
使用方法 |
ジアスターゼとして、通常成人1回0.3~0.5gを1日3回食後に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。 |
副作用 |
主な副作用
ジアスターゼには、副作用が起こる可能性があります。
ジアスターゼを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。
※ジアスターゼは使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施されていません。下記のような症状が発現した場合は使用を中止し、必ず医師にご相談ください。
・過敏症状
・発疹
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ジアスターゼを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方ジアスターゼは、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
▼ジアスターゼの有効成分
ジアスターゼ
▼代表薬の添加物
・酵素アミラーゼ
・植物アミラーゼ
・α-アミラーゼ
・β-アミラーゼ
・カルシウム塩
▼本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
使用に注意が必要な方 ▼妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する必要がある
▼授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討する必要がある。動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。
▼高齢者
一般的に高齢者は、生理機能が低下しているため、患者の状態を観察しながら慎重に投与する必要がある。
上記にあてはまる方は、ジアスターゼを使用する事が出来ない可能性があります。 ジアスターゼを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用注意薬 ▼テトラサイクリン系
・抗生物質
・テトラサイクリン塩酸塩
・ミノサイクリン塩酸塩など
▼ニューキノロン系
・抗菌剤
・エノキサシン水和物、
・ノルフロキサシン
・オフロキサシンなど
▼その他
・大量の牛乳
・カルシウム製剤
・活性型ビタミンD
上記を使用している方は、ジアスターゼを使用する事が出来ない可能性があります。 ジアスターゼを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
併用禁忌薬 現在併用禁忌薬に該当する医薬品はございません。
併用禁忌薬がないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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