成分名 |
低張性電解質液その他 |
適応症状 |
・代謝性アシドーシスの補正
・大量の出血を伴っていない循環血液量および組織間液減少時における細胞外液の補正・補給
・高張性の脱水またはその傾向が確認できるケースでの細胞外液の補正・補給
※上記、適応症状に関連する注意として、出血が少なく、手術侵襲の小さい方に投与するよう考慮することとされています。 |
簡易説明 |
フィジオ70輸液は低張性電解質液に分類されていますが、輸液内の組成バランスの特徴から輸液製剤協議会の分類では低張性電解質液「その他」に分類されています。輸液内のナトリウム配合量が少なく、ナトリウムが体内に貯留するリスクが軽減されています。またブドウ糖の濃度が2.5%なので血糖値の急激な上昇を抑制でき、アルカリ化剤として酢酸ナトリウムを配合している組成も特徴的です。 |
処方可能な診療科目 |
内科/外科など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約800円~1,000円
薬代1袋あたりの目安:500ml約225円
薬代後発薬1袋の目安:フィジオ70輸液に対する後発品はありません。
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
発売年月:1995年7月 |
国内のジェネリック認可 |
現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
関連製品(先発薬) |
フィジオ70輸液【製薬メーカー:大塚製薬】 |
関連製品(ジェネリック) |
現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
効果・作用 |
フィジオ70輸液は低張性電解質液に分類されており術中電解質輸液とも呼ばれています。輸液内のナトリウム配合量が人間の細胞外液におけるナトリウムに対して約1/2(70mEq/L)の組成となっており、ナトリウムが体内に貯留するリスクが軽減されています。その結果、高ナトリウム負荷による心臓への負荷、心不全、末梢におけるむくみ、脱水症などのリスクを軽減させています。また、ブドウ糖の濃度が2.5%なので血糖値の急激な上昇も抑制でき、アルカリ化剤として酢酸ナトリウムを配合している組成も各種低張性電解質液とは異なる特徴であり、輸液製剤協議会の分類では低張性電解質液「その他」に分類されています。
フィジオ70輸液は大きい分類としては前述の通り「低張性電解質液」に該当します。低張性電解質液は、体液よりも電解質濃度が低く設計されている輸液です。ブドウ糖を配合することで浸透圧のバランスを等張状態にしていますが、ブドウ糖は体内で代謝されると水に変換されるので、最終的には体液よりも浸透圧の低い輸液を投与したようなイメージとなります。そのため低張性電解質液は、細胞内液を含むからだ全体に水分を供給することが可能です。低張電解質輸液の代表的な分類としては、開始液(1号液)、脱水補給液(2号液)、維持液(3号液)、術後回復液(4号液)があり以下のような特徴があります。
・開始液(1号液):病態がわからない時や、ナトリウム・カリウム負荷に対する安全性に配慮してカリウムを含まない電解質の構成となっています。主に緊急時などに水分や電解質を補給する際の第一選択として用いられます。
・脱水補給液(2号液):細胞内に多く存在している電解質のバランスで構成されています。そのため、主に低カリウム血症や細胞内の電解質が不足している脱水時に用いられます。
・維持液(3号液): 人間の1日に必要な水分および電解質のバランスで構成されています。主に経口での水分、電解質の摂取が不可な状態、または不十分な状態における水分と電解質の補給・維持に用いられます。
・術後回復液(4号液):電解質の濃度が低く設計された構成になっています。水分の補給を目的としていて、主に腎臓の機能が低下している方、腎臓の機能が未熟な小児、術後間もない方などを対象として用いられます。 |
使用方法 |
・成人(15歳以上)のケース:1回500〜1000mLを点滴静注します。
※投与する速度は、成人の場合ブドウ糖として1時間当たり0.25g/体重kg以下とします。
※急速投与してしまうと、低ナトリウム血症が引き起こされる可能性があるので、1時間当たり20mL/体重kg以下の速度で投与してください。
※なお、体重、年齢、症状に応じて、医師の判断のもと適宜増量、減量することができます。 |
副作用 |
主な副作用
フィジオ70輸液は、副作用の発現頻度が明らかとなる使用成績調査などの調査が実施されていませんが、次に挙げるような副作用が引き起こされる可能性があります。使用中は健康状態を常に意識し、万が一体調の悪化を感じた場合には使用を中止するなど適切な処置を行ってください。
・大量投与・急速投与:大量投与、急速投与によって肺水腫、脳浮腫、末梢のむくみなどの副作用が引き起こされる可能性があります。
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ・塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム水和物、無水酢酸ナトリウム、ブドウ糖を配合した医薬品の成分や添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、成分や添加物にアレルギーをお持ちの方、フィジオ70輸液はアレルギー反応を起こしてしまう為、使用できません。
▼フィジオ70輸液の有効成分
塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム水和物、無水酢酸ナトリウム、ブドウ糖
▼代表薬の添加物
塩酸
使用に注意が必要な方 ・糖尿病を患っている方
※糖尿病の病態ではブドウ糖の各組織への移行が制限されている状態にあるので、フィジオ70輸液の投与によって高血糖を生じ、糖尿病の病態悪化が引き起こされる可能性があります。
・心不全を患っている方
※全身の循環血液量が増加することによって、心不全症状の悪化が引き起こされる可能性があります。
・閉塞性尿路疾患によって尿量が減少している方
※水分や電解質の負荷が過剰となって、閉塞性尿路疾患の症状が悪化する可能性があります。
・腎臓に機能障害を患っている方
※水分や電解質の負荷が過剰となって、腎臓機能障害の症状が悪化する可能性があります。
・授乳している方
※授乳している方は治療上のメリットがデメリットを上回ると医師が判断した場合にのみ投与してください。
・妊娠している方
※妊娠している、または妊娠している可能性のある方は治療上のメリットがデメリットを上回ると医師が判断した場合にのみ投与してください。
・小児など
※小児などを対象としている安全性および有効性を指標とする臨床試験が実施されていません。
・高齢者
※高齢者は一般的に薬の分解、排泄などの生理機能が低下しているため、投与速度を落としたり、減量したりするなど注意をしながら使用してください。
上記にあてはまる方は、低張性電解質液その他を使用する事が出来ない可能性があります。 低張性電解質液その他を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
現在併用禁忌薬に該当する医薬品はありません。
併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
低張性電解質液その他に関する よくある質問 |
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参考元一覧 |
フィジオ70輸液 【フィジオ70輸液 添付文書】
組成表検索 【輸液製剤協議会】 |
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