炭酸マグネシウム

成分名

炭酸マグネシウム

適応症状

胃炎の症状の改善/胃炎の制酸作用/胃潰瘍の症状の改善/胃潰瘍の制酸作用/胃下垂症の症状の改善/胃下垂症の制酸作用/胃酸過多症の症状の改善/胃酸過多症の制酸作用/急性胃炎の症状の改善/急性胃炎の制酸作用/十二指腸潰瘍の症状の改善/十二指腸潰瘍の制酸作用/上部消化管機能異常の症状の改善/上部消化管機能異常の制酸作用/神経性食思不振の症状の改善/神経性食思不振の制酸作用/便秘症/慢性胃炎の症状の改善/慢性胃炎の制酸作用/薬剤性胃炎の症状の改善/薬剤性胃炎の制酸作用など

簡易説明

炭酸マグネシウムは、マグネシウムの炭酸塩で、便通をよくするお薬で、胃炎の症状の改善、胃炎の制酸作用、胃潰瘍の症状の改善、胃潰瘍の制酸作用、胃下垂症の症状の改善、胃下垂症の制酸作用、胃酸過多症の症状の改善、胃酸過多症の制酸作用、急性胃炎の症状の改善、急性胃炎の制酸作用、十二指腸潰瘍の症状の改善、十二指腸潰瘍の制酸作用、上部消化管機能異常の症状の改善、上部消化管機能異常の制酸作用、神経性食思不振の症状の改善、神経性食思不振の制酸作用、便秘症、慢性胃炎の症状の改善、慢性胃炎の制酸作用、薬剤性胃炎の症状の改善、薬剤性胃炎の制酸作用などの治療に用いられます。
日本では、日興製薬が炭酸マグネシウムの名前で販売しています。
炭酸マグネシウムは腸内に水分を引き寄せ、便を軟化増大させて、その刺激で腸の運動が活発になり便通がつきます。
また、胃の粘膜が弱ると、“胃酸”の刺激で胃炎や胃潰瘍を起こしやすくなることから、制酸作用があり、“胃酸”をおだやかに中和して、胃炎や胃潰瘍の治りをよくする働きがあります。

処方可能な診療科目

内科/外科/消化器科/循環器科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安 :約2,000円~10,000円
炭酸マグネシウム「ケンエー」1.15円/g (薬価)
*病院によって差が有ります。初診料・診察料・検査料などが必要になります。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1951年2月販売開始/炭酸マグネシウム「山善製薬」

国内のジェネリック認可

あり

関連製品(先発薬)

不明

関連製品(ジェネリック)

炭酸マグネシウム「ケンエー」健栄製薬
炭酸マグネシウム「ニッコー」日興製薬
炭酸マグネシウム「山善」山善製薬
重質炭酸マグネシウム「日医工」日医工

効果・作用

炭酸マグネシウムはマグネシウムの炭酸塩で、便通をよくするお薬です。
腸内に水分を引き寄せて、便を軟化増大させる効果があり、その刺激で腸の運動が活発になり便通がつきます。
また、制酸作用があり、胃酸をおだやかに中和して、胃炎や胃潰瘍の治りをよくする働きがあります。
炭酸マグネシウムについて、副作用はまずありませんが、人によっては便がやわらかくなったり下痢を起こすことがあります。
余計に胃腸の調子が悪くなったと感じた時は、早めに受診して医師の指示に従ってください。
また、長期大量服用時、とくに腎臓の悪い人や高齢の人は、マグネシウムが増えすぎる、高マグネシウム血症にも念のため注意してください。

使用方法

▼用法用量
・炭酸マグネシウムとして、成人、制酸剤としては1日2gを数回に分割経口投与します。また、緩下剤としては1日3~8gを頓用または数回に分割経口投与します。なお、年齢や症状により適宜増減します。

▼使用上の注意
・腎障害のある患者は、症状が悪化するおそれがあります。
・心機能障害、肺機能障害のある患者は、症状が悪化するおそれがあります。
・下痢のある患者は、症状が悪化するおそれがあります。
・高マグネシウム血症の患者は、副作用があらわれやすくなります。
・テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン、ミノサイクリン等)の薬剤の吸収が低下して、効果が減弱するおそれがあります。同時に服用させないなど注意してください。
・ニューキノロン系抗菌剤(シプロフロキサシン、トスフロキサシン等))の薬剤の吸収が低下して、効果が減弱するおそれがあります。同時に服用させないなど注意してください。
・大量の牛乳、カルシウム製剤は、milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止してください。

副作用

主な副作用
副作用発現状況の概要について、本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していません。

次の副作用があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行ってください。
・高マグネシウム血症(長期、大量投与により発現することがあります。観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は休薬等の適切な処置を行ってください。)
・下痢等

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用に注意が必要な方
■腎障害のある患者
腎障害のある患者は、症状が悪化するおそれがあります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止することが望ましいですが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には、慎重に投与してください。

■心機能障害、肺機能障害のある患者
心機能障害、肺機能障害のある患者は、症状が悪化するおそれがあります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止することが望ましいですが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には、慎重に投与してください。

■下痢のある患者
下痢のある患者は、症状が悪化するおそれがあります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止することが望ましいですが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には、慎重に投与してください。

■高マグネシウム血症の患者
高マグネシウム血症の患者は、副作用があらわれやすくなります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止することが望ましいですが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には、慎重に投与してください。

■テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン、ミノサイクリン等)を使用中の患者
テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン、ミノサイクリン等)を使用中の患者は、薬剤の吸収が低下して、効果が減弱するおそれがあります。同時に服用させないなど注意してください。

■ニューキノロン系抗菌剤(シプロフロキサシン、トスフロキサシン等)を使用中の患者
ニューキノロン系抗菌剤(シプロフロキサシン、トスフロキサシン等)を使用中の患者は、薬剤の吸収が低下して、効果が減弱するおそれがあります。同時に服用させないなど注意してください。

■大量の牛乳、カルシウム製剤を使用中の患者
大量の牛乳、カルシウム製剤を使用中の患者は、milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止してください。

■高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下していることから、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与してください。

上記にあてはまる方は、炭酸マグネシウムを使用する事が出来ない可能性があります。
炭酸マグネシウムを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用禁忌薬
なし

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
炭酸マグネシウムを飲む際に気を付けることはりますか?

便秘症の場合は、寝る前に飲むことも多いですが、コップ一杯程度のできるだけ多めの水で飲むようにしてください。

炭酸マグネシウムは高齢者でも使えますか?

高齢者は一般に生理機能が低下していることから、慎重に投与してください。

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