成分名 |
トレピブトン |
適応症状 |
胆管炎の鎮痙/胆石症の利胆/胆嚢炎の鎮痙/胆嚢切除後症候群の利胆/胆道ジスキネジーの鎮痙/胆石症の鎮痙/胆嚢炎の利胆/胆道ジスキネジーの利胆/胆管炎の利胆/胆嚢切除後症候群の鎮痙/慢性膵炎の胃腸症状の改善/慢性膵炎の疼痛の改善 など |
簡易説明 |
「トレピブトン」は、胆汁や膵液の流れをよくする薬で、胆管炎の鎮痙、胆管炎の利胆、胆石症の鎮痙、胆石症の利胆、胆嚢炎の鎮痙、胆嚢炎の利胆、胆嚢切除後症候群の鎮痙、胆嚢切除後症候群の利胆、胆道ジスキネジーの鎮痙、胆道ジスキネジーの利胆、慢性膵炎の胃腸症状の改善、慢性膵炎の疼痛の改善に用いられます。
日本では、大原薬品工業がスパカールの名前で販売しています。
「トレピブトン」は、胆汁や膵液の十二指腸への排出口をゆるめて、それらの流れをよくすることで、胆汁・膵液の分泌を促進して、胆のうや胆管の内圧を低下させて痛みをやわらげます。
また、消化管の平滑筋(オッジ括約筋など)の弛緩を促進して、胆のう・胆管の内圧を低下させ、胆道・膵疾患の症状を改善します。
「トレピブトン」は、副作用は少なくほとんどありませんが、まれに、下痢、吐き気、便秘などの症状がみられます。
その他に注意点として、「トレピブトン」を使用するにあたり、過去に薬や食べ物で、かゆみや発疹などのアレルギー症状が出たことがある方や、現在妊娠または授乳中の方た、他に薬を使っている方などは、必ず医師に相談してください。 |
処方可能な診療科目 |
内科/消化器科/泌尿器科 など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約2,000円~10,000円
スパカール錠40mg 16.5円/錠 (薬価)
スパカール細粒10% 38.2円/g (薬価)
*病院によって差が有ります。初診料・診察料・検査料などが必要になります。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
1981年2月認可 |
国内のジェネリック認可 |
- |
関連製品(先発薬) |
スパカール錠40mg 【製薬メーカー:大原薬品工業】
スパカール細粒10%【製薬メーカー:大原薬品工業】 |
関連製品(ジェネリック) |
- |
効果・作用 |
「トレピブトン」は、胆汁や膵液の流れをよくする薬で、胆汁や膵液の十二指腸への排出口をゆるめて、それらの流れをよくすることで、胆のうや胆管の内圧を低下させて、痛みをやわらげます。
「トレピブトン」は、胆管炎の利胆、胆石症の鎮痙、胆管炎の鎮痙、胆石症の利胆、胆嚢炎の鎮痙、胆嚢切除後症候群の利胆、胆嚢炎の利胆、胆道ジスキネジーの鎮痙、胆嚢切除後症候群の鎮痙、胆道ジスキネジーの利胆、慢性膵炎の胃腸症状の改善、慢性膵炎の疼痛の改善に用いられ、副作用少ない比較的安全な薬です。
「トレピブトン」は、白色から帯黄白色の結晶又は結晶性の粉末で、においや味はない、又はわずかに特異なあと味があり、アセトンにやや溶けやすくて、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けませんが、水酸化ナトリウム試液に溶ける特徴を持ちます。
「トレピブトン」を使用するにあたり、過去に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある方や、妊娠または授乳中の方、他に薬を使っている方などは、必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。
「トレピブトン」は、錠剤や細粒剤の日本国内で実施されたダブル・ブラインド・テストを含む臨床試験においては、全般改善度評価が行われた総症例3,290例において、2,180例(66.3)で中等度改善以上が認められました。詳細については以下になっています。
・胆石症では、1,538例中において、996例(64.8%)で中等度改善以上が認められた。
・胆のう炎・胆管炎では、367例中において、285例(77.7%)で中等度改善以上が認められた。
・胆道ジスキネジーでは、649例中において、445例(68.6%)で中等度改善以上が認められた。
・胆のう切除後症候群では、306例中において、207例(67.6%)で中等度改善以上が認められた。
・慢性膵炎では、430例中において、247例(57.4%)で中等度改善以上が認められた。 |
使用方法 |
▼用法用量
[スパカール錠40mg]
・成人には1回1錠(トレピブトンとして40mg)を1日3回食後直ちに経口投与します。なお、年齢や症状により適宜増減します。
[スパカール細粒10%]
・成人には1回400mg(トレピブトンとして40mg)を1日3回食後直ちに経口投与します。なお、年齢や症状により適宜増減します。
▼適用上の注意
[薬剤交付時(錠剤)]
・PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導してください。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されています。 |
副作用 |
主な副作用
副作用発現状況の概要について、再審査終了時の集計によると、本剤の副作用集計対象となった10,648例中、161例(1.51%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められました。その主なものは、悪心(0.25%)、便秘(0.20%)、膨満感(0.18%)、下痢(0.17%)等の消化器症状及び発疹(0.18%)等でした。
次の副作用があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行ってください。
・発疹、そう痒
・悪心、便秘、膨満感、下痢、胃部不快感、食欲不振、嘔吐
・口渇、唾液分泌過多
・AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等肝機能検査値の異常
・めまい、頭重感、けん怠感
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ■本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しないでください。
使用に注意が必要な方 ■高齢者
一般に高齢者は、生理機能が低下していることが多く、副作用があらわれやすいです。用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与してください。
■妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与してください。妊娠中の投与に関する安全性は確立していません。授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させてください。授乳中の投与に関する安全性は確立していません。
■小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は使用経験が少ないことから確立していません。
上記にあてはまる方は、トレピブトンを使用する事が出来ない可能性があります。 トレピブトンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
報告なし
併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
|
サイト利用に関する注意事項 | 医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。 医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。 |