ホミカエキス

ホミカエキス

胃液の分泌促進
唾液の分泌促進

ホミカエキスは、生薬の「ホミカ」から作られてます。乾燥エキスでストリキニーネを 7.00～7.55%含みます。ホミカの苦味成分が胃腸粘膜を刺激し、唾液や胃液の分泌を促します。服用することで胃の働きを良くし、食欲を出す働きがあります。消化不良、胃下垂、胃アトニーなどの症状に使用されます。

内科/消化器内科など

健康保険適応

診察料などの目安　 ：約1,000円～5,000円
薬代1錠あたりの目安：1g約8.3円
薬代1gあたりの目安：1g約7.5円
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

発売開始年月 : 1956年9月

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

なし

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

ホミカエキスは、生薬「ホミカ」の乾燥エキスで作られてます。抑制性伝達物質のグリシンと競合拮抗して脊髄の反射興奮性を高め、強直性けいれんを起す薬物「ストリキニーネ」を 7.00～7.55%含みます。ストリキニーネは、強い苦みがあり、苦味薬としても作用します。また消化器壁の「アウエルバッハ神経叢」の刺激感受性を活性化し、胃腸の緊張を高めることで、ぜん動を盛んにする作用があります。この作用により、胃下垂や消化不良に使用されます。

▼作用機序
ホミカエキスは、苦味性アルカロイドであるストリキニーネ、ブルシン等を含み、経口投与した場合、これらの苦味により味覚を刺激し、反射的に唾液、胃液、膵液等の分泌を促進するとともに胃腸管の運動を亢進します。

▼食欲増進作用
ホミカエキス散の有効主成分であるストリキニーネは 10,000 倍溶液でもよく知覚できるほど極めて強い苦味があり、この苦味により胃腸の機能を促進させ、食欲増進させる作用があります。

▼中枢神経興奮作用：
ホミカエキス散の有効主成分であるストリキニーネは脊髄の反射弓に作用して後シナプス抑制を遮断することにより反射興奮性を亢進させ、また、大脳皮質に作用して視覚・嗅覚・聴覚等の感覚鋭敏にし、延髄の血管中枢・呼吸中枢を興奮させます。

▼生薬ホミカとは
スリランカ、インド、ミャンマー、ボルネオ、インドシナ半島、スマトラ、オーストラリア北部に分布する常緑の高木です。 葉は有柄で対生し、全縁、革質で光沢があり、明瞭な３行脈があります。 複集散花序に白い円筒形の花をつけ、果実はピンポン球ほどの大きさで成熟すると橙色に変わります。

▼血圧上昇作用
血圧をあげる作用があります。

1回20mg、1日50mgを経口投与してください。
※なお年齢、症状により適宜増減してください。
※他に薬を使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください）。
※飲み忘れた場合は思い出したときすぐに飲んでください。ただし、次の服用が近いときは忘れた分は服用しなくても結構です。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
※誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
※医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
※大量に飲むと痙攣を起こしますので注意してください。

主な副作用
ホミカエキスには、副作用が起こる可能性があります。
ホミカエキスを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

痙攣

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用が出来ない方
■ホミカエキスを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方ホミカエキス散「ニッコー」は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼ホミカエキス散「ニッコー」の有効成分
ホミカエキス
▼代表薬の添加物
バレイショデンプン

併用禁忌薬
なし

薬物が体に残ることありますか？

ホミカエキス散の主成分であるストリキニーネは消化管から容易に吸収され、徐々に尿中に排泄される。なお、蓄積性のあることが知られている。

インタビューフォームホミカエキス散「ホエイ」

【上記引用元：マイランEPD合同会社】

効果がいまいちなので多めに飲みたいのですが大丈夫ですか？

長期・大量投与 ストリキニーネの蓄積により、痙れん等の症状があらわれるおそれがある。

添付文書ホミカエキス散「ニッコー」

【上記引用元：日興製薬株式会社】

インタビューフォームホミカエキス散「ホエイ」【マイランEPD合同会社】

添付文書ホミカエキス散「ニッコー」【日興製薬株式会社】

医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。