成分名 |
ジドロゲステロン |
適応症状 |
無月経/月経周期異常(稀発月経、多発月経)又は生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整/月経困難症/機能性子宮出血/黄体機能不全による不妊症/子宮内膜症/切迫流早産/習慣性流早産/調節卵巣刺激下における早発排卵の防止 など |
簡易説明 |
「ジドロゲステロン」は、黄体ホルモンを補充し、無月経、月経周期異常、月経困難症、機能性子宮出血、不妊症などを治療する薬で、無月経、月経周期異常(稀発月経、多発月経)又は生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、月経困難症、機能性子宮出血、黄体機能不全による不妊症、子宮内膜症、切迫流早産、習慣性流早産、調節卵巣刺激下における早発排卵の防止の治療に用いられます。
日本では、マイランEPDがデュファストンの商品名で販売しています。
「ジドロゲステロン」は、黄体ホルモンとして働く「黄体ホルモン薬」で、黄体ホルモンの不足やバランスのくずれで起こるいろいろな症状を改善します。
生理不順や無月経、機能性子宮出血(器質的に異常のない予定外の出血)、黄体ホルモンの不足による不妊症、さらには流産の防止薬としても用いられます。 |
処方可能な診療科目 |
内科/産婦人科 など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約2,000円~10,000円
デュファストン錠5mg 30.7円/錠(薬価)
*病院によって差が有ります。初診料・診察料・検査料などが必要になります。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
1965年10月認可 |
国内のジェネリック認可 |
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関連製品(先発薬) |
デュファストン錠5mg 【製薬メーカー:マイランEPD】 |
関連製品(ジェネリック) |
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効果・作用 |
「ジドロゲステロン」は、黄体ホルモンを補充し、無月経、月経周期異常、月経困難症、機能性子宮出血、不妊症などを治療する薬です。
体内のプロゲステロンの不足やバランスが崩れると、無月経や月経周期異常などが引き起こされますが、黄体ホルモン(プロゲステロン)は月経周期の後半で子宮内膜を増やして、受精卵が着床しやすいように子宮内の環境を整える作用があります。
「ジドロゲステロン」は、黄体ホルモン(プロゲスチン:プロゲステロンの類似物質)製剤で、黄体ホルモンを補充することで無月経や月経周期を改善する作用をあらわします。
また、薬剤によっては、女性ホルモンのバランスを整えることで機能性子宮出血の改善、黄体機能不全などによる不妊症の治療(生殖補助医療)、切迫流早産や月経困難症の症状の軽減などにも使用する場合もあります。
「ジドロゲステロン」は、産婦人科領域で広く処方されている合成黄体ホルモン薬で、天然の黄体ホルモンと同様の自然な作用を示します。
1965年10月に発売開始以来、代表的な黄体ホルモン薬として産婦人科領域で広く処方されています。
他の合成黄体ホルモン薬には弱い男性ホルモン様作用をもつものがありますが、「ジドロゲステロン」にはないことや、動物実験においても催奇形性作用が認められていません。
こうした理由により、流産の予防に黄体ホルモン薬が必要な場合は、「ジドロゲステロン」を使うことがすすめられています。 |
使用方法 |
▼用法用量
[無月経、月経周期異常(稀発月経、多発月経)又は生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、月経困難症、機能性子宮出血、黄体機能不全による不妊症、子宮内膜症、切迫流早産、習慣性流早産]
・ジドロゲステロンとして、通常成人1日5~15mgを1~3回に分割経口投与します。子宮内膜症には1日5~20mgを経口投与します。
[調節卵巣刺激下における早発排卵の防止]
ジドロゲステロンとして、通常、月経周期2~5日目より1日20mgを1又は2回に分割経口投与します。
▼用法及び用量に関連する注意
[調節卵巣刺激下における早発排卵の防止]
・本剤の投与は卵胞成熟の誘発当日まで継続してください。
▼重要な基本的注意
[生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、黄体機能不全による不妊症、調節卵巣刺激下における早発排卵の防止]
・本剤は、不妊治療に十分な知識と経験のある医師のもとで使用してください。
▼薬剤交付時の注意
・PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導してください。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがあります。 |
副作用 |
主な副作用
・発疹、蕁麻疹
・肝機能異常
・悪心、嘔吐、食欲不振
・頭痛、眠気、浮動性めまい
・浮腫、倦怠感、体重増加
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ■重篤な肝障害・肝疾患のある患者
重篤な肝障害・肝疾患のある患者には投与しないでください。
使用に注意が必要な方 ■心疾患のある患者又はその既往歴のある患者
心疾患のある患者又はその既往歴のある患者は、黄体ホルモンは電解質代謝に影響を及ぼし、ナトリウム又は体液の貯留があらわれることがあります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止することが望ましいですが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には、慎重に投与してください。
■ポルフィリン症の患者
ポルフィリン症の患者は、症状が悪化するおそれがあります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止することが望ましいですが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には、慎重に投与してください。
■腎疾患のある患者又はその既往歴のある患者
腎疾患のある患者又はその既往歴のある患者は、黄体ホルモンは電解質代謝に影響を及ぼし、ナトリウム又は体液の貯留があらわれることがあります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止することが望ましいですが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には、慎重に投与してください。
■肝障害のある患者(重篤な肝障害・肝疾患のある患者を除く)
肝障害のある患者(重篤な肝障害・肝疾患のある患者を除く)は、症状が悪化するおそれがあります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止することが望ましいですが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には、慎重に投与してください。
■妊婦
黄体ホルモン剤の使用と先天異常児出産との因果関係はいまだ確立されたものではありませんが、心臓・四肢等の先天異常児を出産した母親では、対照群に比して妊娠初期に黄体又は黄体・卵胞ホルモン剤を使用していた率に有意差があるとする疫学調査の結果が報告されています。
■授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮して、授乳の継続又は中止を検討してください。
上記にあてはまる方は、ジドロゲステロンを使用する事が出来ない可能性があります。 ジドロゲステロンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
報告なし
併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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