ミノドロン酸水和物

成分名

ミノドロン酸水和物

適応症状

骨粗鬆症

簡易説明

ミノドロン酸水和物は骨粗鬆症に適応のある医薬品になります。
人間の骨は常に古い骨を壊して、新しい骨を作ると言う作業を繰り返しています。この骨の入れ替え作業を骨のリモデリングと呼びます。
骨のリモデリングでは骨吸収と骨形成が協働して、常に新しい状態の骨を維持することで骨の強度を保っています。老化または閉経に伴いそのどちらか一方、又は両方の作業が崩れる事で、骨密度がどんどん低下し骨がもろい状態、骨折しやすい状態になってしまいます。この状態を骨粗鬆症と呼びます。
ミノドロン酸水和物はこのリモデリングのうち、骨を吸収する部位に特異的に作用し、骨吸収を阻害する事で骨を壊す作用を抑え、骨の強度を維持するよう働きます。
ミノドロン酸水和物は毎日内服する製剤、また4週に1回内服する製剤があり処方時には主治医と相談し選択することができます。作用的にはどちらもそん色ないため自分に合った用法を選択するとよいでしょう。

処方可能な診療科目

整形外科/リウマチ科/外科等

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

疾患によって治療方針・検査項目が異なります。
病院によっても若干前後しますがおおよそ以下の通りですが、検査する項目が多ければさらに加算されます。骨密度の検査を行えば例えば、1100円程度加算されます。その他、レントゲン、血液検査なども適宜必要となります。検査項目に関しては病院でご確認ください。
診察料としては3500円~5000円
検査料としては1100円~
薬剤料としては2100円(4週間分)[リカルボン錠50mgとして換算]~

厚生労働省による認可、または発売年月日

【リカルボン錠1mg/ボノテオ錠1mg】
2009年1月21日製造販売承認
2009年3月13日薬価基準収載
2009年4月7日販売

【リカルボン錠50mg/ボノテオ錠50mg】
2011年7月1日製造販売承認
2011年9月12日薬価基準収載
2011年9月16日販売

国内のジェネリック認可

ジェネリックあり

関連製品(先発薬)

リカルボン錠1mg/リカルボン錠50mg【製薬メーカー:小野薬品工業株式会社】
ボノテオ錠1mg/ボノテオ錠50mg【製薬メーカー:アステラス製薬株式会社】

関連製品(ジェネリック)

ミノドロン酸錠1mg/50mg「JG」【製薬メーカー:日本ジェネリック株式会社】
ミノドロン酸錠1mg/50mg「YD」【製薬メーカー:株式会社陽進堂】
ミノドロン酸錠1mg/50mg「あゆみ」【製薬メーカー:あゆみ製薬株式会社】
ミノドロン酸錠1mg/50mg「サワイ」【製薬メーカー:沢井製薬株式会社】
ミノドロン酸錠1mg/50mg「トーワ」【製薬メーカー:東和薬品株式会社】
ミノドロン酸錠1mg/50mg「日医工」【製薬メーカー:日医工株式会社】
ミノドロン酸錠1mg/50mg「ニプロ」【製薬メーカー:ニプロ株式会社】
ミノドロン酸錠1mg/50mg「三笠」【製薬メーカー:三笠製薬株式会社】
ミノドロン酸錠1mg/50mg「NIG」【日医工岐阜工場株式会社】

効果・作用

ミノドロン酸水和物は骨粗鬆症を治療する医薬品になります。
本剤の適用にあたっては、日本骨代謝学会の診断基準等を参考に、骨粗鬆症との診断が確定している患者を対象とすること。

【骨粗鬆症とは】
骨粗鬆症とは、骨に含まれるカルシウムなどが減り、骨がスカスカになる病気です。特に閉経後の女性に多く見られます。年齢を重ねることでも骨粗鬆症になることはあります。腰や背中が痛む、腰や背中が曲がってくる、身長が縮むなどの症状が多くみられることが特徴です。初期には目立った症状がないので気づかずに骨折したりすることもあります。特に酷い状態になると、咳やくしゃみの衝撃だけでも骨折することがあります。また、太ももの付け根の骨折などにより、寝たきりの状態になることもあります。転倒により骨折することで介護を必要とするケースが多いことは言うまでもありません。

【ミノドロン酸水和物の作用】
ミノドロン酸水和物の作用部位は骨になります。骨の表面におけるヒドロキシアパタイトへの親和性が高いため、体内に吸収されると骨の表面に集積、沈着します。骨吸収の過程において酸により遊離し、破骨細胞に取り込まれることで骨吸収抑制作用を示します。
ミノドロン酸水和物は骨吸収時に破骨細胞内に特異的に取り込まれます。ミノドロン酸水和物は破骨細胞内のメバロン酸代謝経路において、ファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害し、破骨細胞の骨吸収機能を抑制することにより、骨代謝回転を低下させます。こうしてミノドロン酸水和物は骨を壊す作用を抑えることで骨の密度を増加させます。

使用方法

【リカルボン錠1mg/ボノテオ錠1mg】
通常、成人にはミノドロン酸水和物として1mgを1日1回、起床時に十分量(約180m)の水(又はぬるま湯)とともに経口投与する。
なお、服用後少なくとも30分は横にならず、飲食(水を除く)並びに他の薬剤の経口摂取も避けること。

【リカルボン錠50mg/ボノテオ錠50mg】
通常、成人にはミノドロン酸水和物として50mgを4週に1回、起床時に十分量(約180m)の水(又はぬるま湯)とともに経口投与する。
なお、服用後少なくとも30分は横にならず、飲食(水を除く)並びに他の薬剤の経口摂取も避けること。

副作用

重大な副作用
1)上部消化管障害
十二指腸潰瘍(0.4%)、胃潰瘍(頻度不明)
2)顎骨壊死・顎骨骨髄炎(頻度不明)
3)外耳道骨壊死(頻度不明)
4)大腿骨転子下、近位大腿骨骨幹部、近位尺骨骨幹部等の非定型骨折(頻度不明)
5)肝機能障害、黄疸
AST、ALT等の上昇を伴う肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
6)低カルシウム血症
痙攣、テタニー、しびれ、失見当識、QT延長等を伴う低カルシウム血症(頻度不明)

その他の副作用
1)過敏症
発疹、掻痒、アレルギー性皮膚炎(頻度不明)
2)消化器
胃・腹部不快感、腹痛、胃炎(1~5%)
逆流性食道炎、悪心(1%未満)
嘔吐、下痢、便秘、腹部膨満、消化不良、食欲不振、口内炎、口唇炎、口渇、歯肉痛、口の錯間隔(頻度不明)
3)血液
白血球減少、赤血球減少、血小板減少、単球増加(頻度不明)
4)肝臓
AST上昇、ALT上昇、γーGTP上昇、ビリルビン上昇、アルカリホスファターゼ上昇、LDH上昇(頻度不明)
5)腎臓
BUN上昇、尿酸上昇、クレアチニン上昇(頻度不明)
6)筋・骨格系
アルカリホスファターゼ減少(1~5%)
血中カルシウム減少、CK上昇、筋・骨格痛(関節痛、背部痛、筋肉痛、四肢痛、疼痛、骨痛等)(頻度不明)
7)精神神経系
しびれ、坐骨神経痛、めまい、頭痛(頻度不明)
8)その他
胸痛、コレステロール増加、脱毛、膀胱炎、副鼻腔炎、倦怠感、血圧上昇、血中リン上昇、血中リン減少、顔面浮腫、発熱(頻度不明)

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
1)食道狭窄又はアカラシア(食道弛緩不能症)等の食道通過を遅延させる障害のある患者
2)服用時に上体を30分以上起こしていることのできない患者
3)本剤の成分あるいは他のビスホスホネート系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者

『主成分』
ミノドロン酸水和物
『添加物』
D-マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化チタン、タルク、三二酸化鉄

4)低カルシウム血症の患者
5)妊婦又は妊娠している可能性のある女性

使用に注意が必要な方
1)合併症・既往歴等のある患者
2)嚥下困難、食道炎、胃炎、十二指腸炎、又は潰瘍等の上部消化管障害がある患者
3)腎機能障害患者
4)生殖能を有する者
5)授乳婦
6)小児

上記にあてはまる方は、ミノドロン酸水和物を使用する事が出来ない可能性があります。
ミノドロン酸水和物を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用注意薬
1)水以外の飲料、食物(特に牛乳や乳製品のような高カルシウム含有飲食物)
2)多価陽イオン(カルシウム、鉄、マグネシウム、アルミニウム等)含有製剤、ミネラル入りビタミン剤、制酸剤等

上記を使用している方は、ミノドロン酸水和物を使用する事が出来ない可能性があります。
ミノドロン酸水和物を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬
報告なし

併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
リカルボン錠50mgの服用する日に飲み忘れてしまったときはどうしたらよいか?

翌日起床時に服用してかまいません。次回は4週間後に忘れず服薬しましょう。

服用中に抜歯することになりました。服薬はどうしたらよいか?

ミノドロン酸水和物の服用期間によります。投与期間が3年以上ある場合は、ミノドロン酸水和物を2カ月間休薬することが必要とされております。

骨粗鬆症と診断されました。薬はいつまで飲む必要があるか?

骨粗鬆症の治療は長期にわたります。目安として5年間の服薬が必要とされております。それ以上の治療は医師の判断によります。

起床時の服薬が困難です。どうしたらよいか?

一般的にビスホスホネート製剤と呼ばれる医薬品は空腹時に服薬することでその効果をよりよく発揮します。服薬が困難であれば主治医に相談し食後服用のもの、もしくは注射などを検討するとよいでしょう。

健康食品で積極的にカルシウム製剤を摂った方が良いか?

現在服薬しているお薬の内容によります。もしビタミンD製剤やカルシウム製剤を服薬しているのであれば健康食品での摂取は避けた方がよいでしょう。

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