マキサカルシトール

成分名

マキサカルシトール

適応症状

■軟膏・ローション
尋常性乾癬/魚鱗癬群/掌蹠角化症/掌蹠膿疱症
■注射
維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症

簡易説明

オキサロールは、活性型ビタミンD3誘導体です。表皮の過剰な増殖をおさえ、異常な分化を正常化して表皮の肥厚を改善する働きがあります。
注射剤は、通常、透析を行っている人の二次性副甲状腺機能亢進症の治療に用いられます。
外用薬は、乾癬治療薬としてよく使われる他、魚鱗癬群、掌蹠角化症、掌蹠膿疱症などにも適応があります。

処方可能な診療科目

皮膚科/内科/内分泌内科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安(新薬)  :約2000円~
薬代1錠あたりの目安(新薬):
オキサロール注2.5μg 707円/管(薬価)
オキサロール注5μg 929円/管(薬価)
オキサロール注10μg 1444円/管(薬価)
オキサロール軟膏25μg/g 77.4円/g(薬価)
オキサロールローション25μg/g 77.4円/g(薬価)


薬代後発薬1錠の目安:
マキサカルシトール静注透析用2.5μg 234円/管(薬価)
マキサカルシトール静注透析用5μg 306円/管(薬価)
マキサカルシトール静注透析用10μg 386円/管(薬価)
マキサカルシトール軟膏25μg/g 45.3円/g

病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・
オキサロールは乾癬治療薬としてよく使われますが、魚鱗癬群、掌蹠角化症、掌蹠膿疱症などにも適応があります。検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

販売開始年月 : 2001年10月

国内のジェネリック認可

あり

関連製品(先発薬)

オキサロール注2.5μg/5μg/10μg【製薬メーカー:中外製薬】
オキサロール軟膏25μg/g【製薬メーカー:マルホ】
オキサロールローション25μg/g【製薬メーカー:マルホ】

関連製品(ジェネリック)

マキサカルシトール静注透析用2.5μg/5μg/10μg「ニプロ」「日医工」「ファイザー」「VTRS」「テバ」「NIG」
マキサカルシトール静注透析用シリンジ2.5μg/5μg/10μg「イセイ」「フソー」
マキサカルシトール軟膏25μg/g「pp」「イワキ」「タカタ」「CH」

海外での使用実績

本剤は、外国では承認されていない。(2020年10月1日時点)「マルホ参照」

効果・作用

乾癬の治療に用いられる外用薬には、「ステロイド」「ビタミンD3」「ステロイドとビタミンD3の合剤」の3種類ですが、オキサロールは「ビタミンD3」のみを主成分とする外用薬です。
外用薬のオキサロールには、軟膏とローションの2つがあります。
通常、軟膏はどこの部位にも塗布できますが、べたつきがあるため被毛部には使いにくいという欠点があります。一方、ローションは液体状で伸びがよく、べたつきも少ないため、乾癬の好発部位である被毛部にも使用しやすいです。
なお、皮膚の炎症が強い場合は、ステロイド外用薬と併用する使用方法もあります。
また、注射剤のオキサロールとしては、
通常、透析を行っている人の二次性副甲状腺機能亢進症の治療に用いられます。
二次性副甲状腺機能亢進症(2°HPT)は腎透析患者が抱える主な合併症のひとつであり、副甲状腺の腫大と副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌過剰を引き起こします。さらにPTHの骨吸収作用により線維性骨炎や腎性骨異栄養症(ROD)ヘ進展すると共に、腎機能の破綻によるリン排泄能の低下に伴う高リン血症を引き起こし、異所性石灰化を引き起こします。これらの病態は腎透析患者の主な死因とされる心血管障害(心不全、心筋梗塞など)へも影響することが考えられます。

■二次性副甲状腺機能亢進症の予防と治療
第一に、透析治療をしっかりと行う。
そして、日頃の食事管理と内服薬の服薬管理、注射による薬物治療などにより、P(リン)とCa(カルシウム)、PTH(副甲状腺ホルモン)のバランスを整えることが大切です。

使用方法

■外用薬
通常1日2回適量を患部に塗擦する。なお、症状により適宜回数を減じる。
なお、症状により適宜回数を減じる。
用法及び用量に関連する注意:1日の使用量はマキサカルシトールとして250μg(マキサカルシトール外用製剤として10g)までとする。
本剤は、通常、使用後6週目までに効果が認められているので、治療にあたっては経過を十分に観察し、症状の改善がみられない場合には、漫然と使用を継続しないこと。
■注射
通常、成人には、透析終了直前にマキサカルシトールとして、1回2.5~10μgを週3回、透析回路静脈側に注入(静注)する。なお、血清副甲状腺ホルモン(PTH)の改善効果が得られない場合は、高カルシウム血症の発現等に注意しながら、1回20μgを上限に慎重に漸増する。

副作用

主な副作用
マキサカルシトールには、副作用が起こる可能性があります。
マキサカルシトールを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

【外用薬】
皮膚そう痒/皮膚刺激/紅斑/皮膚剥脱/発疹/湿疹/接触皮膚炎/皮膚水疱/皮膚腫脹/皮膚疼痛/毛包炎
【注射】
皮膚そう痒症/発疹/不眠症/頭痛/AST上昇/代謝異常/CK上昇/血中リン増加/血中ミオグロビン上昇/LDH上昇/Al-P上昇

重大な副作用
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。
【外用薬】
高カルシウム血症/口渇/倦怠感/脱力感/食欲不振/嘔吐/腹痛/筋力低下/急性腎障害/血中カルシウム増加
【注射】
高カルシウム血症/そう痒感/いらいら感

その他の副作用
【外用薬】皮膚色素沈着/皮膚びらん/皮膚浮腫/皮膚熱感/尿中蛋白陽性/血中クレアチニン増加/増殖性糸球体腎炎/血中リン増加/Al-P増加/CK増加/尿中ブドウ糖陽性/血中アルブミン減少/血中カリウム減少/びらん性胃炎/γ-GTP増加/AST増加/ALT増加/血中ビリルビン増加/尿中ウロビリン陽性/白血球数減少/白血球数増加/血小板数減少/背部痛/尿路結石/BUN増加
【注射】
高血圧/白血球分画異常/リンパ球異常/好酸球異常/四肢不快感/倦怠感/脱毛症/不穏/興奮/焦躁感/胃部不快感/腹部不快感/食欲不振/ALT上昇/総蛋白減少/血中尿酸増加/血中アルミニウム上昇/胸部X線異常/白血球減少

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
■マキサカルシトールを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方オキサロール軟膏25μgは、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
▼オキサロール軟膏25μgの有効成分
1g中 マキサカルシトール 25μg
▼代表薬の添加物
無水エタノール/中鎖脂肪酸トリグリセリド/白色ワセリン

使用に注意が必要な方
・高カルシウム血症
・腎機能障害
・皮疹重症度が高く皮膚のバリア機能が低下して本剤の経皮吸収が増加
・皮疹が広範囲
・妊婦・産婦
・授乳婦
・新生児(低出生体重児を含む)
・乳児
・幼児・小児
・高齢者

【投与に際する指示】
・皮疹重症度が高く皮膚のバリア機能が低下して本剤の経皮吸収が増加
・皮疹が広範囲

上記にあてはまる方は、マキサカルシトールを使用する事が出来ない可能性があります。
マキサカルシトールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用注意薬
ビタミンD及びその誘導体:
アルファカルシドール
カルシトリオール
カルシポトリオール等

PTH製剤:
テリパラチド

カルシウム製剤:
乳酸カルシウム水和物
炭酸カルシウム等

ジギタリス製剤:
ジゴキシン等

【飲食物との相互作用】
カルシウムを含むもの<干しえび、バジル、煮干し、牛乳、乳製品 など>
ビタミンDを含むもの<きくらげ、あんこう、しらす干し、いわし、にしん など>

上記を使用している方は、マキサカルシトールを使用する事が出来ない可能性があります。
マキサカルシトールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬
なし

併用禁忌薬がないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
掌蹠膿疱症と膿疱性乾癬はどのように違うのでしょうか?

掌蹠膿疱症は、日常診療でしばしばみられる疾患で、手のひら、足底の限局した膿疱を形成します。ときに胸(胸鎖肋関節炎)や指(指節間関節炎)に痛みがあります。中年の女性に多くみられ、喫煙者が多いのが特徴の一つです。扁桃腺や歯周病などの病巣感染や金属アレルギーが関与することがありますが、6~8割の患者は原因不明です。しかし、3~5年で自然消退することがあります。
微生物が皮膚にいなくても膿疱を形成するなど、掌蹠膿疱症と膿疱性乾癬は共通する特徴があり、臨床症状から区別するのが難しいときもあります。欧米では、掌蹠膿疱症は「局在型」膿疱性乾癬に分類されることがあります。一方、厚生労働省の特定疾患として取り上げている膿疱性乾癬は、「汎発性」膿疱性乾癬で、体表の広範囲にみられる紅斑と膿疱、浮腫を特徴として、急性期には発熱、循環動態不全や全身倦怠などの激しい全身症状をおこす病態です。両者には類似点がありますが、病変がでる部位や全身症状の有無などに違いがあります。

よくある質問と回答

【上記引用元:難病情報センター】

掌蹠膿疱症は限局型膿疱性乾癬に分類されるとのことですが、難病法の特定医療費公費負担助成の認定は受けられるのでしょうか?

掌蹠膿疱症は、厚生労働大臣が指定する指定難病の一つである膿疱性乾癬(汎発型)には含まれません。
掌蹠膿疱症は膿疱性乾癬(汎発型)とともに、無菌性膿疱症の範疇に入りますが、掌蹠膿疱症はそれほど稀な疾患ではなく、全身に病変が拡大することはほとんどなく、慢性に経過します。そのため、指定難病の膿疱性乾癬(汎発型)とは区別されます。

よくある質問と回答

【上記引用元:難病情報センター】

参考元一覧

医薬品・医療用具等安全性情報 【厚生労働省医薬局安全対策課】

(指導箋)オキサロール(軟膏・ローション)を使用される方へ(50枚綴り) 【マルホ企業サイト】

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医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。