胎盤加水分解物

成分名

胎盤加水分解物

適応症状

慢性肝疾患における肝機能の改善

簡易説明

ラエンネックは、1959年肝機能障害の治療薬として開発された薬です。
低下した肝機能に対して、プラセンタが持つ基礎代謝促新作用や解毒作用により、肝細胞増殖因子が活発化します。肝細胞の数が増えることにより、肝機能回復効果が期待できます。
慢性肝炎や肝硬変などの慢性肝疾患における肝機能の改善を目的とする場合、保険適応となります。それ以外は保険適応外です。

処方可能な診療科目

肝臓内科/内科/美容外科など

健康保険の適応

健康保険適応
慢性肝炎や肝硬変などの慢性肝疾患における肝機能の改善を目的とする場合、保険適応となります。それ以外は保険適応外です。

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安:約1,000円~5,000円
薬代の目安:189円/管

病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1974年7月【発売開始年月日】

国内のジェネリック認可

あり

関連製品(先発薬)

なし

関連製品(ジェネリック)

ラエンネック【製薬メーカー:日本生物製剤】

効果・作用

医療用に使われているプラセンタ注射薬は、メルスモンとラエンネックの2つの製剤が厚生労働省で医薬品として認可されています。

ラエンネックは加水分解法といって、プラセンタの細胞膜を分解し、内部にあるエキスを抽出する方法で作られています。抽出過程で有効成分が低分子化されるため、体内に吸収されやすく、効果が現れるまでの時間が短いのが特徴です。

【メルスモンとラエンネックの違い】
医療用に使われているプラセンタ注射薬は、「メルスモン」と「ラエンネック」の2つの製剤が厚生労働省で医薬品として認可されています。 この2つの製剤の違いは製法です。「メルスモン」は加水分解法という製法で作られています。 プラセンタの細胞膜を強酸で分解し、エキスを抽出する方法です
「ラエンネック」は、分子分画法で製造されています。必要な成分のみを特殊なフィルターを使い抽出する方法です。有効成分を壊さずに取り出すことができます。

◆プラセンタ療法とは
ヒト胎盤ホルモン=プラセンタは、肝炎や更年期障害の治療薬として厚生労働省から認可されているお薬です。定期的に注射することでこれらの病気に対して治療効果を期待することができます。

また、病気の治療以外にも、疲労の回復や自己免疫疾患・アレルギー疾患の改善、美肌・アンチエイジングなどの美容効果が認められているため、広く活用されています

※厚労省の指針により、プラセンタ注射をうけた人は、献血ができなくなります。

使用方法

通常成人1日1回2mLを皮下又は筋肉内に注射する。症状により1日2~3回注射することができる。

副作用

主な副作用
疼痛/過敏症/発疹/発熱/そう痒感/硬結/女性型乳房/肝機能障害/AST上昇/ALT上昇/頭痛

重大な副作用
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
ショック

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
■胎盤加水分解物を配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方胎盤加水分解物(ラエンネック)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、使用できません。

▼ラエンネックの有効成分
胎盤酵素分解物の水溶性物質 112mg

▼代表薬の添加物
pH調整剤 適量

過敏症

使用に注意が必要な方
【慎重投与】
アレルギー
高齢者

上記にあてはまる方は、胎盤加水分解物を使用する事が出来ない可能性があります。
胎盤加水分解物を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用禁忌薬
なし

併用禁忌薬がないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

胎盤加水分解物に関する
よくある質問
注射を刺されて時すごく痛かったのですが、これは我慢すべき痛みですか?

注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の
逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位を変え
て注射すること

ラエンネック適用上の注意

【上記引用元:日本生物製剤】

ラエンネックの液体はどんな匂いがしますか?

本剤は、淡黄褐色~黄褐色の澄明な液で、特異なにおいがある。

性状

【上記引用元:日本生物製剤】

参考元一覧

ラエンネック【上記引用元:日本生物製剤】

サイト利用に関する注意事項

医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。