成分名 |
セフロキシムアキセチル |
適応症状 |
外耳炎/化膿性唾液腺炎/喉頭炎/ざ瘡の化膿性炎症/歯冠周囲炎/中耳炎/乳腺炎/尿道炎/副睾丸炎/扁桃炎/瞼板腺炎/リンパ節炎/精巣上体炎/表在性皮膚感染症//前立腺炎<急性症>/急性気管支炎/性膿皮症/リンパ管炎/咽頭炎/単純性膀胱炎/前立腺炎<慢性症>/麦粒腫/肛門周囲膿瘍/扁桃周囲炎/深在性皮膚感染症/歯周組織炎/慢性呼吸器病変の二次感染/副鼻腔炎/顎炎/扁桃周囲膿瘍
【適応菌種】
セフロキシムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、アクネ菌 |
簡易説明 |
・セフェム系の第2世代の抗生物質となっております。
・細菌の【細胞壁合成】を妨害し細菌を殺すことで【抗菌作用】がございます。
・セフロキシムアキセチルは、細菌の細胞壁合成に深く関わるペニシリン結合タンパク質(PBP)に作用し細胞壁合成を妨害し細菌を殺す働きがあります。
・【グラム陽性菌/大腸菌/インフルエンザ菌】などのグラム陰性菌にも強い抗菌力を発揮いたします。 |
処方可能な診療科目 |
皮膚科/内科/消化器内科/耳鼻咽喉科/歯科など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約1,000円~10,000円
【製薬メーカー:グラクソ・スミスクライン】
オラセフ錠250mg 62円/錠
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
販売開始年月 : 1988年6月 |
国内のジェネリック認可 |
なし(海外のみ) |
関連製品(先発薬) |
【製薬メーカー:グラクソ・スミスクライン】
オラセフ錠250mg |
関連製品(ジェネリック) |
【製薬メーカー:Farmaline】
ファーマセフ(オラセフジェネリック) |
効果・作用 |
▼セフロキシムアキセチルの作用▼
・セフロキシムアキセチルはセフェム系の第2世代の抗生物質になります。
・吸収する過程で腸管壁の「エステラーゼ」により脱エステル化し、生体内で「セフロキシム」として殺菌する働きがあります。
・様々な細菌に効果ありとなっており、呼吸器内科や耳鼻科領域を中心に各科で広く使用されており、喉の痛みや発熱をともなう「風邪」にも処方されております。
・セフロキシムは「βラクタマーゼ」に対して抵抗性が強く、βラクタマーゼ産生菌に対しても抗菌力がございます。
・インフルエンザを含めた、一般的なウイルス性の「風邪」には無効となっておりますが、細菌による二次感染時やその予防のために使用されることもあります。
・細菌の細胞壁の合成を抑制することで殺菌する働きがあります。
・「皮膚感染症/呼吸器感染症/尿路感染症/眼科感染症/耳鼻咽喉科感染症/歯科口腔外科感染症」など、広い範囲の感染症の治療で使用されております。
・第一世代に近いほど「黄色ブドウ球菌(化膿性皮膚疾患などの原因となる菌)」などのグラム陽性菌という種類に対して作用が強く、第四世代に近いほど「緑膿菌(呼吸器感染症や尿路感染症などの原因となる菌)」などのグラム陰性桿菌という種類に対して働きが強くなります。
・開発された世代によって第一世代~第四世代に分けられております。また、開発された世代により抗菌作用の範囲に違いがあります。
・同じ世代内でも薬剤ごとで細菌の種類により抗菌作用に差がございます。各世で、各種細菌へ対して、それぞれ得手/不得手があり、有効なのは〈細菌〉による感染症となっております。
・グラム陽性菌、グラム陰性菌の多くに効果があります。病原菌が死滅すれば、腫れや発赤がおさまり、痛みがとれ、熱があれば解熱いたします。
▼ペニシリン結合タンパク質とは▼
・細菌の産生する酵素群でβラクタム系抗生物質と結合すると酵素機能が阻害されるタンパク質のことです。これに作用し細胞壁合成を阻害することで細菌を殺す働きがあります。
▼グラム陽性菌とは▼
・グラム染色により紺青色あるいは紫色に染色される細菌の総称。これに対して赤色あるいは桃色のものを「グラム陰性菌」といいます。外膜を持たない、厚いペプチドグリカン層の存在などの特徴があります。
▼セフェム系抗菌薬▼
ケフラール/パンスポリン/セフゾン/フロモックス/メイアクト |
使用方法 |
・セフロキシム アキセチルとして1回250mg(力価)を1日3回食後経口投与すること
・重症または、効果不十分と思われる症例には1回500mg(力価)を1日3回食後経口投与すること
※年齢及び症状により適宜増減する |
副作用 |
主な副作用
セフロキシムアキセチルには、副作用が起こる可能性があります。
服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。
「セフロキシムアキセチルの主な副作用」
悪心、発疹、AST上昇、胃痛、Al-P上昇、LDH上昇、胃部不快感、湿疹、肝機能障害、下痢、ALT上昇
重大な副作用
胸部X線異常、偽膜性大腸炎、好酸球増多、ショック、アナフィラキシー、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、呼吸困難、血管性浮腫、腹痛、急性腎障害、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、血便、重篤な大腸炎、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、発熱、咳嗽、間質性肺炎、PIE症候群、蕁麻疹、重篤な腎障害、頻回の下痢、
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。
その他の副作用
カンジダ症、舌炎、クレアチニン上昇、過敏症、黄疸、食欲不振、消化不良、ビタミンK欠乏症状、低プロトロンビン血症、出血傾向、ビタミンB群欠乏症状、口内炎、神経炎、浮腫、貧血、そう痒、関節痛、顆粒球減少、血小板減少、BUN上昇、腹部膨満感、菌交代症、頭痛、耳痛、口周囲異常感、、咽頭異常感、口内乾燥、心悸亢進、リンパ腺腫脹、嘔吐、便秘、舌のしびれ感
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ・過敏症
・妊婦/産婦
使用に注意が必要な方 ・高齢者
・経口摂取の不良/アレルギー/過敏症/気管支喘息//高度腎障害/発疹/非経口栄養/腎機能障害/高度腎障害/腎機能障害/蕁麻疹全身状態の悪い
上記にあてはまる方は、セフロキシムアキセチルを使用する事が出来ない可能性があります。 セフロキシムアキセチルを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用禁忌薬 経口避妊薬
上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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