フルコナゾール

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問

成分名

フルコナゾール

適応症状

真菌血症/呼吸器真菌症/真菌腹膜炎/消化管真菌症/尿路真菌症/真菌髄膜炎

簡易説明

フルコナゾールはアゾール系抗真菌薬に分類されるお薬になります。
フルコナゾールは深在性真菌症に対しても有効とされており、呼吸器真菌症や消化管真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎に対して効果を示します。
体内に長くとどまる性質があるので、1日1回の服用で治療が可能なのも特徴となっています。

処方可能な診療科目

性病科/泌尿器科/婦人科/皮膚科/内科/呼吸器科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約2,500円~10,000円
薬代1錠あたりの目安:50mg約474.1円/100mg約758.8円 (薬価)
静注液の目安    :50㎎約2305円/100㎎3410円/200㎎5075円(薬価)
薬代後発薬1錠の目安:50mg約170円~295円/100㎎約306円(薬価)
後発静注液の目安  :50㎎約975円~1298円/100㎎約1286円/200㎎約2163円(薬価)
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1989(平成1)年販売開始

国内のジェネリック認可

ジェネリックあり

関連製品(新薬)

ジフルカンカプセル【製薬メーカー:ファイザー製薬】
ジフルカン静注液【製薬メーカー:ファイザー製薬】

関連製品(ジェネリック)

フォルカン/フルコナゾールカプセル/フルコナゾール静注液

効果・作用

真菌症は、皮膚表面に症状があらわれるものと内臓などの奥深くに症状があらわれるものがあります。
内臓の奥深くにあらわれる真菌症を「深在性真菌症」といいます。 抗真菌薬であるフルコナゾールは細胞膜の合成を阻害することで真菌を死滅させます。
フルコナゾールはこの深在性真菌症に対しても有効な医薬品となっています。
カンジダ属またはクリプトコッカス属に強い抗菌作用を示し、成分の吸収が良く肺や髄液に高濃度に移行します。

【カンジダ症とは】
カンジダ症は女性特有の症状になり、男性にはあまり症例はありません。
カンジダ菌という真菌(カビ)によって起こる膣炎です。 体内に存在している菌なので誰もが発症してしまう可能性があります。
性行為による感染よりも、ストレスやホルモンバランスの乱れから発症する場合が多く悪化すると陰部の痒み・排尿時の痛み・オリモノの匂いなどの症状がでます。
他にも風邪や性病などで抗生物質の服用でもカンジダになることがあります。
カンジダは一般成人女性の約15%の割合で膣内にカンジダ菌が発生しているといわれています。

使用方法
【カプセルの場合】
カンジダ症
▼成人
成人は50~200mgを1日1回服用して下さい。
なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、1日量として400mgまで増量できる。
▼小児
小児は3mg/kgを1日1回服用して下さい。
クリプトコッカス症
▼成人
成人は50~200mgを1日1回服用して下さい。
なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、1日量として400mgまで増量できる。
▼小児
小児は3~6mg/kgを1日1回服用して下さい。
なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、1日量として12mg/kgまで増量できる。
造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防
▼成人
成人は400mgを1日1回服用して下さい。
▼小児
小児は12mg/kgを1日1回服用して下さい。
なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
カンジダ属に起因する腟炎及び外陰腟炎
▼成人
成人には150mgを1回服用して下さい。

【静注液の場合】
カンジダ症
▼成人 成人には50~100mgを1日1回静脈内に投与して下さい。
▼小児 小児には3mg/kgを1日1回静脈内に投与して下さい。
クリプトコッカス症
▼成人
成人には50~200mgを1日1回静脈内に投与して下さい。
なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、1日量として400mgまで増量できる。
▼小児 小児には3~6mg/kgを1日1回静脈内に投与して下さい。
なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、1日量として12mg/kgまで増量できる。
造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防
▼成人
成人には400mgを1日1回静脈内に投与して下さい。
▼小児
小児には12mg/kgを1日1回静脈内に投与して下さい。
なお、患者の状態に応じて適宜減量する。ただし、1日量として400mgを超えないこと。

副作用

▼フルコナゾールの副作用
悪心/下痢/発疹/浮腫/腹痛など

フルコナゾールには、副作用が起こる可能性があります。
フルコナゾールを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■フルコナゾール副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
▼アナフィラキシーショック
気持ち悪い、冷や汗、顔面蒼白、手足の冷え、手足の痺れ、じんましん、全身発赤、顔の腫れ、喉の腫れ、呼吸困難、目眩、血圧低下、意識が遠のくなど
▼重い皮膚・粘膜障害
発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感など
▼重い血液成分の異常
発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向など
▼急性腎不全
尿が少ない・出ない、むくみ、尿の濁り、血尿、だるい、吐き気、頭痛、のどが渇く、けいれん、血圧上昇など
▼肝臓の重い症状
だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色など
▼意識障害、けいれん
混乱・もうろう状態、筋肉のぴくつき、けいれんなど
▼カリウム血症
だるい、息切れ、脈の乱れ、手足のしびれ、不安感、取り乱す、けいれんなど
▼重い不整脈
動悸、頻脈、徐脈、胸の痛みや違和感、胸苦しい、だるい、めまい、立ちくらみ、気が遠くなる、失神など
▼間質性肺炎
から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱など
▼大腸炎
激しい腹痛、頻回な下痢、発熱、血液便、下血など

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■フルコナゾールを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(ジフルカンカプセルの場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼ジフルカンカプセルの添加物
・乳糖水和物
・トウモロコシデンプン
・軽質無水ケイ酸
・ステアリン酸マグネシウム
・ラウリル硫酸ナトリウム(カプセル本体)
・酸化チタン
・ラウリル硫酸ナトリウム
・赤色102号
・黄色5号

【使用に注意が必要な方】
①薬物過敏症の既往歴のある方
②腎障害のある方
③肝障害のある方
④心疾患又は電解質異常のある方
⑤ワルファリンを投与中の方
⑥高齢者の方

【使用できない方】
妊娠中・授乳中の方

上記にあてはまる方は、フルコナゾールを使用する事が出来ない可能性があります。
フルコナゾールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用禁忌薬】
トリアゾラム/エルゴタミン/ジヒドロエルゴタミン/キニジン/ピモジド/アスナプレビル/ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル配合錠
【併用注意薬】
テルフェナジン/アステミゾール/シサプリド/ワルファリン/タクロリムス水和物/フェニトイン/シクロスポリン/スルホニル尿素系血糖降下剤/ジドブジン/リファンピシン

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、むやみに他の医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

フルコナゾールに関する
よくある質問
低用量ピル服用中ですがフルコナゾールとの併用は大丈夫ですか?

はい、特に併用は問題ありません。

カンジダを早く治したいので内服薬と膣剤は併用しても可能でしょうか?

内服薬と膣剤を併用された方が完治も早くなるので、併用は問題ありません。

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医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。