アンピシリン

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問

成分名

アンピシリン

適応症状

表在性皮膚感染症/深在性皮膚感染症/リンパ管・リンパ節炎/慢性膿皮症/外傷・熱傷及び手術創等の二次感染/乳腺炎/骨髄炎/咽頭・喉頭炎/扁桃炎/急性気管支炎/肺炎/肺膿瘍/膿胸/慢性呼吸器病変の二次感染/膀胱炎/腎盂腎炎/淋菌感染症/梅毒/腹膜炎/肝膿瘍/感染/腸炎/子宮内感染/眼瞼膿瘍/麦粒腫/角膜炎(角膜潰瘍を含む)/中耳炎/副鼻腔炎/歯周組織炎/歯冠周囲炎/顎炎/抜歯創・口腔手術創の二次感染/猩紅熱/炭疽/放線菌症

簡易説明

アンピシリンはペニシリン系の抗生物質に分類されます。
グラム陽性菌を始めとする、大腸菌や大腸菌やインフルエンザ菌などのグラム陰性菌の一部にも作用効果が認められています。
緑膿菌やセラチアには効果は見込めません。

処方可能な診療科目

内科/性病科/小児科/呼吸器内科/性病科/耳鼻咽喉科/歯科/婦人科/皮膚科/泌尿器科/消化器科/眼科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安    :約2,500円~10,000円
薬代カプセル目安    :250㎎約20.6円
ドライシロップの目安  :100㎎約12.5円
注射用の目安      :約151円~666円
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可

1965(昭和40)年日本国内での販売開始

国内のジェネリック認可

ジェネリックなし

関連製品(新薬)

ビクシリンカプセル【製薬メーカー:MeijiSeikaファルマ】
ビクシリンドライシロップ【製薬メーカー:MeijiSeikaファルマ】
ビクシリン注射用【製薬メーカー:MeijiSeikaファルマ】

関連製品(ジェネリック)

ビクシリンS配合錠/ジャーシリン/カンピシリン

効果・作用

アンピシリンが配合されている、ビクシリンという医薬品が有名です。

▼アンピシリンの作用
ペニシリン系の抗生物質に分類されます。
細菌に対しての抗菌・殺菌作用によって患部の腫れや発赤、発熱を抑え、痛みを和らげてくれる作用があります。
比較的軽い症状(扁桃炎・気管支炎・中耳炎など)から、肺炎や性感染症の梅毒や淋病などの幅広い感染症にも使用されるお薬です。
ペニシリンで充分な効果が得られなかったグラム陰性菌にも効果があります。

【アンピシリンが有効・効果的な症状】
▼淋病
性行為などで粘膜に淋菌が性器や咽頭に感染することで発症します。
▼梅毒
性行為などによって、菌が皮膚や粘膜の目に見えない小さな傷口から感染します。
▼尿路感染症
腎臓から尿管、膀胱を通って尿動口にいたる、尿路にバイ菌が入り起こる感染症になります。
▼副鼻腔炎
副鼻腔に炎症がおきる病気。慢性の副鼻腔炎は蓄膿症と言います。
▼膀胱炎
大腸からバイ菌が膀胱内に侵入して、増殖し炎症を起こす細菌感染症のことです。 女性にも多いとされている症状になります。
▼腎盂腎炎
尿道の出口などから侵入したバイ菌が尿の通り道をさかのぼり腎盂に達して発症します。
▼急性膵炎
膵臓に急性に炎症が生じた膵炎のことを指します。
▼腹膜炎
腎臓、腸、胃、膀胱、腎臓、子宮などを覆う膜で腹膜に細菌感染で炎症が起こる症状になります。
▼気管支炎
気管支に炎症の中心があり、咳や喉などの呼吸器症状などを引き起こす病気になります。
▼肺炎
肺に炎症が起きる病気をまとめて肺炎といいます。
病因微生物などの種類でクラミジア肺炎、細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、マイコプラズマ肺炎、寄生虫肺炎などに分類します。
▼咽喉頭炎
咽頭・喉頭の、いわゆる「のど」の炎症で風邪症候群の部分症状として現れることが多いです。
▼扁桃炎
扁桃上の常在菌が活動して炎症を起こし、痛みや発熱なども起こす症状になります。
▼リンパ節炎
急性と慢性の2つに分けられ主に、頭部や頸部または上下肢の化膿巣などのリンパ管を通してリンパ節にバイ菌が達して炎症を起こす症状です。
▼肺血症
肺炎などの生体のある部分で感染症を起こしている場所から血液中にバイ菌が入り全身症状を引き起こす症候群です。
▼皮膚疾患
身体にでる痒みや、湿疹などの症状。 症状の種類は様々なではありますが、接触性皮膚炎、尋常性湿疹、内因性湿疹、脂漏性湿疹などの症状です。
▼耳炎
聴覚器官である耳の炎症で、次のような症状があります。
外耳炎-外耳部分に発症した炎症
中耳炎-中耳に炎症が起き、多くは急性の中耳炎のことを指します。
内耳炎-内耳に発症した炎症のことで、難聴や平衡感覚、回転覚に影響を及ぼして眩暈の原因とされます。

使用方法

【ビクシリンカプセルの場合】
1回アンピシリン水和物として250~500mgを、1日4~6回経口投与
なお、年齢、症状に応じて適宜増減する

【ビクシリンドライシロップの場合】
▼成人
用時溶解し、1回本剤2.5~5g[アンピシリン水和物として250~500mg]を1日4~6回経口投与する
▼小児
体重1kg当り本剤0.25~0.5g[アンピシリン水和物として25~50mg]を1日量とし、4回に分けて経口投与する
なお、年齢、症状により適宜増減する

【ビクシリン注射用の場合】
▼成人
①筋肉内注射の場合
アンピシリンとして、1回250~1000mgを1日2~4回筋肉内注射する
敗血症、感染性心内膜炎、化膿性髄膜炎については、通常用量より大量を使用する
なお、年齢、症状により適宜増減する
②静脈内注射の場合
アンピシリンとして、1日量1~2gを1~2回に分けて日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し静脈内注射し、点滴静注による場合は、アンピシリンとして、1日量1~4gを1~2回に分けて輸液100~500mLに溶解し1~2時間かけて静脈内に点滴注射する
敗血症、感染性心内膜炎、化膿性髄膜炎については、通常用量より大量を使用する
なお、年齢、症状により適宜増減する
▼小児
アンピシリンとして、小児には1日100~200mg/kgを3~4回に分けて日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し静脈内注射し、点滴静注による場合は、輸液に溶解して用いる
なお、症状・病態に応じて適宜増量とするが、投与量の上限は1日400mg/kgまでとする
▼新生児
アンピシリンとして、新生児には1日50~200mg/kgを2~4回に分けて日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し静脈内注射し、点滴静注による場合は、輸液に溶解して用いる

副作用

アンピシリンの副作用
下痢/食欲不振/口内炎/悪心/発熱/貧血など

アンピシリンには、副作用が起こる可能性があります。
アンピシリンを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

副作用の出方は、個人差や服用量によっても違ってきます。
殆どの場合は、薬の効果が切れる頃には症状も収まる軽い副作用でしょう。
アンピシリンは、医師や薬剤師に指示された、用法・用量を守っていれば安全に使用出来るお薬です。

■アンピシリン副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
▼アナフィラキシーショック
皮膚の発赤やかゆみ、唇や手足のしびれ、気道狭窄、呼吸困難など
▼急性腎不全
尿量減少、むくみ、全身倦怠感など
▼大腸炎
激しい腹痛、頻回な下痢、発熱、血液便、下血など
▼重い皮膚・粘膜障害
発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感など

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■アンピシリンを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(ビクシリンの場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼ビクシリンの有効成分
アンピシリン水和物

▼ビクシリンの添加物
・トウモロコシデンプン
・ステアリン酸マグネシウム
・酸化チタン
・赤色三号
・黄色五号
・青色一号
・ラウリル硫酸ナトリウム

■セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある方
本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する方
■食べ物や薬などを口から飲み込むことが難しい方または点滴などから栄養を取っている方、全身状態の悪い方
■高度の腎障害のある方
■高齢者の方
上記に当てはまる方はビクシリン使用後の経過に注意が必要です。
薬を服用後に体調に変化があらわれた場合は医師または薬剤師に相談してください。

■妊娠中の方
妊娠中の方はなるべく服用を控えるようにとされていますが、服用がどうしても必要な場合は必要最小限の範囲で服用して下さい。
処方してもらう際は妊娠の有無を必ず医師や薬剤師に伝えるようにして下さい。
■授乳中の方
授乳中の方はなるべく服用を控えるようにとされていますが、服用がどうしても必要な場合は薬が効いているとされる間は授乳は控えるようにしてください。

上記にあてはまる方は、アンピシリンを使用する事が出来ない可能性があります。
アンピシリンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

■経口避妊薬
経口避妊薬の効果が減弱するおそれがあります。
■アロプリノール
発疹の発現が増加するおそれがあります
上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、むやみに他の医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

アンピシリンに関する
よくある質問
アンピシリンは梅毒の予防的に飲んでも効果はありますか?

予防的な服用も問題はありません。
本来は感染してから治療するための治療薬なので感染が確認できてからの服用をして下さい。

低用量ピルを飲んでますがアンピシリンとの相互作用はありますか?

アンピシリン服用中は避妊効果が多少薄れる可能性が考えられます。
アンピシリン服用終了後は避妊効果はもとに戻ります。

サイト利用に関する注意事項

医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。