成分名 |
ネチコナゾール塩酸塩 |
適応症状 |
・足白癬
・体部白癬
・癜風
・股部白癬
・皮膚カンジダ症の間擦疹
・皮膚カンジダ症の指間糜爛症 |
簡易説明 |
・アゾール系のうちのイミダゾール系抗真菌薬です。真菌(かび)を障害する抗真菌作用があります。主に、白癬菌やカンジダなどの感染による症状を改善するのに使用されております。
・剤形に軟膏剤、クリーム剤、液剤などがあり、薬剤によっては用途などに合わせた選択が可能となっております。幅広い抗真菌スペクトルを持ち、同系のなかでも抗真菌活性が強いほうです。 |
処方可能な診療科目 |
内科/皮膚科/泌尿器科 など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約1,000円~3,000円
薬代1gあたりの目安:30.3円/g
※病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
販売開始年月 : 1998年6月 |
国内のジェネリック認可 |
現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
関連製品(先発薬) |
アトラント軟膏1%【製薬メーカー:久光製薬】
アトラントクリーム1%【製薬メーカー:久光製薬】
アトラント外用液1%【製薬メーカー:久光製薬】 |
関連製品(ジェネリック) |
現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
効果・作用 |
・真菌(かび)が皮膚に感染しておこる病気を皮膚真菌症といいます。
多くは白癬菌やカンジダなどが原因でおこり、白癬症はかびの一種である白癬菌による皮膚感染症の総称です。
足や爪の白癬、頭部白癬(しらくも)、股部白癬(いんきんたむし)、体部白癬(たむし)などに分かれます。真菌のうちの白癬菌(皮膚糸状菌)が足の皮膚に寄生したものとなり「足白癬」と呼ばれています。
皮膚真菌症の多くは白癬菌が原因ではありますが、他にもカンジダや癜風菌によるものがあり、カンジダ症は抵抗力が落ちているとき、癜風は高温・多湿で発症しやすい皮膚病です。ネチコナゾール塩酸塩は、そのような皮膚真菌症の治療に使用いたします。強い抗真菌活性と幅広い抗真菌スペクトルを特徴としており、水虫の原因菌である白癬菌にくわえカンジダや癜風菌にも効果があります。殺菌的に作用し、きちんと治療すれば完全に治すことが可能です。
・軟膏、クリーム、液剤の3種類の製剤があり、症状や部位など考慮して使い分けます。湿潤している患部には、軟膏もしくはクリームが無難かもしれません。液剤は刺激が強いのが欠点ですが、浸透力が強いので皮膚が厚く角質化している患部に適しています。
▼ネチコナゾールの作用機序▼
・ネチコナゾール塩酸塩の作用機序は、完全発育阻止および、殺菌的作用を示す高濃度域では直接的細胞膜障害が、また部分的発育阻止を示す濃度域においては、真菌細胞の構成成分であるエルゴステロールの合成阻害が主で、その作用による膜脂質組成の変化が前者の作用を増強するものと考えられています。
・真菌の細胞膜の構成成分であるエルゴステロールは以下のように合成されます。
「メバロン酸→スクアレン→ラノステロール→エルゴステロール」
・エルゴステロールはメバロン酸からラノステロールを経て合成されます。ラノステロールはエルゴステロール合成酵素(ラノステロール-14-α-デメチラーゼ)によって変換され最終的にエルゴステロールが作られます。
・ネチコナゾールは、エルゴステロール合成酵素(ラノステロール-14-α-デメチラーゼ)の働きを抑制し、真菌の細胞膜の構成成分であるエルゴステロールの合成を抑え抗真菌作用を示しています。
・人間の細胞膜に「エルゴステロール」は存在しないことから人の細胞を傷つけず、真菌のみに作用するのが特徴となっております。また薬が高濃度になると、直接細胞膜を攻撃する作用もあります。
▼ネチコナゾールの構造と生理活性▼
・分子式は「C17H22N2OS」で表される化合物です。その分子量は約297となります。構造中にイミダゾール環を有している上に、その医薬品としての用途のために、アゾール系抗真菌薬の細分類である、イミダゾール系抗真菌薬に分類される薬物の1つとなっています。
・作用点は、真菌の細胞膜の安定性に関わるエルゴステロールの生合成過程の途中に関わる酵素の「ラノステロール-14α-脱メチル化酵素」となっています。
・ネチコナゾールの構造中には3置換のC=C二重結合が1箇所存在し、抗菌薬として用いられるのは、ここがE体の物となりますが、ここはイミダゾール環とベンゼン環と直結しており、共役系の広がった場所です。また、これも分子構造から明らかなように、イミダゾール環の塩基性が強い箇所、シトクロムの鉄に配位し易い方の窒素原子、すなわち、非共有電子対が芳香族性の獲得のために使用されていない側の窒素原子が、分子全体で見ると、外側に飛び出した構造をしています。
▼他の抗真菌薬(皮膚外用剤)▼
クレナフィン/ニゾラール/アスタット/ラミシール/ルリコン/ルコナック
▼日常生活の注意点として▼
水虫治療中の日常生活の注意点としては以下になります。
・毎日足はせっけんで洗うこと
・靴や靴下は通気性のよいものを選ぶこと
・医師の指示があるまで薬をやめないこと
・家族・友人とタオル・マット・スリッパなどの共有を避けること |
使用方法 |
・1日1回患部に塗布してください。 |
副作用 |
主な副作用
ネチコナゾール塩酸塩には、副作用が起こる可能性があります。
ネチコナゾール塩酸塩を服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。
皮膚炎、発赤、紅斑、皮膚局所刺激感、皮膚そう痒感、皮膚湿潤、落屑増加、自家感作性皮膚炎、皮膚亀裂、白癬疹
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ・過敏症の方
■ネチコナゾール塩酸塩を配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方アトラントは、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
▼アトラントの有効成分
ネチコナゾール塩酸塩
▼代表薬の添加物
エデト酸ナトリウム水和物,ステアリルアルコール,中鎖脂肪酸トリグリセリド,トリエタノールアミン,白色ワセリン,パラオキシ安息香酸ブチル,パラオキシ安息香酸メチル,ポリオキシエチレンセチルエーテル,モノステアリン酸グリセリン |
併用禁忌薬 |
併用禁忌薬 現在併用禁忌薬に該当する医薬品はございません。
併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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