ピラジナミド

成分名

ピラジナミド

適応症状

肺結核、その他の結核症

簡易説明

ピラジナミドは、ピラチン系の抗結核剤です。
他剤と併用することにより効果が増強し、菌の耐性獲得を遅らせます。
通常、肺結核およびその他の結核症の治療に使用されています。
結核は抗結核薬の投与によって治療します。
一つの薬に耐性を獲得したとしても、その菌が増える前に別の薬で倒すことで耐性菌が生き残ってしまうのを防ぐため複数の薬剤を組み合わせて治療をします。

処方可能な診療科目

呼吸器科/内科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約1,000円~3,000円
新薬薬代1錠あたりの目安:ピラマイド原末 30.7円/g(薬価)
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。
※結核の治療費用については、感染症法による公費負担制度(国・自治体からの治療費補助)があります。なお、公費負担額については、世帯の所得税額や入院、外来の違い等によって異なりますので、詳しくは、保健所、医療機関等にお問合せください。

厚生労働省による認可、または発売年月日

製造販売承認年月日:2008 年 3 月 27 日(販売名変更による)
薬価基準収載年月日:1956 年 9 月 20 日
発 売 年 月 日:2008 年 6 月(販売名変更による)
医療事故防止対策として「ピラマイド」から「ピラマイド原末」に販売名の変更を申請し、2008 年 3 月
承認された。

1. 開発の経緯

【上記引用元:医薬品インタビューフォーム】

国内のジェネリック認可

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

関連製品(先発薬)

ピラマイド原末【製薬メーカー:アルフレッサファーマ】

関連製品(ジェネリック)

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

効果・作用

ピラジナミドは病巣内結核菌の減少等に効果の認められる抗結核薬であり肺結核初回治療の第一選択薬となっています。
主に静菌的に作用するが、活発に分裂する結核菌に対しては殺菌的に作用します。
治療初期に有効であり、リファンピシン・イソニアジドとの併用により再発率が低下するとされています。

■吸収・排泄
ピラジナミドの経口投与による腸管からの吸収は速やかで、血中にはピラジナミド及びその加水分解代謝産物・ピラジン酸の形であらわれます。
健康成人に1回40mg/kg投与した場合、通常2~5時間で最高血中濃度(30~30ug/ml)に達し、24時間後にもわずかに認められます。
また、尿中にはほとんどがピラジン酸として排泄されます。
■臨床成績
ピラジナミドは、治療初期に有効で、治療初期にイソニアジド、リファンピシン、ストレプトマイシン(エタンブトール)にピラジナミドを加えた場合の2ヵ月目の菌培養陰性化率は75~98%であり、ピラジナミドを加えない場合の60~75%に比し高率である。また、ピラジナミドを加えた6ヵ月治療と加えない9ヵ月治療との再排菌率は同程度です。
■抗菌作用
ピラジナミドは試験管内での抗結核菌作用は比較的弱く、人型結核菌H37Rvに対する最小発育阻止濃度(MIC)は200μg/mLです。
ピラジナミドと他の結核化学療法剤との協力作用は、イソニアジドとの併用において最も大きい。
かつ単独投与にくらべ、イソニアジドに対する菌の耐性獲得をおくらせる効果があります。
■代表的な抗結核薬
 ・リファンピシン(RFP)
 ・イソニアジド(INH)
 ・ピラジナビド(PZA)
 ・エタンブトール(EB)
 ・ストレプトマイシン(SM)

ピラジナミド(PZM)は1940年に米国で合成されました。
そののち1952年Lederle研究所(現:ファイザー)のKushnerらによってその抗結核作用がみいだされ、臨床試験が実施されました。日本では1957年に結核医療基準に収載されました。その結果、副作用として肝障害などがあらわれた。そののち、Schwartzらがイソニアジドと併用投与することにより結核菌に対する抗菌力の増強が認められました。
なお、医療事故防止対策として「ピラマイド」から「ピラマイド原末」に販売名の変更を申請し、2008年3月承認されています。
第一三共株式会社ならびに第一三共エスファ株式会社は、国内における製造販売承認、
「ピラマイド原末」を含む、長期収載品41製品の製造販売権などをアルフレッサファーマ(大阪市中央区)へ譲渡すると発表しました。
2019年2月28日をもちまして第一三共株式会社/第一三共エスファ株式会社からの
販売を中止し、2019年3月1日よりアルフレッサファーマ株式会社からの販売を開始
しています。

使用方法

通常、成人は、ピラジナミドとして、1日量1.5~2.0gを1~3回に分けて経口投与する。
年齢、症状により適宜増減する。
なお、他の抗結核薬と併用すること。
【飲み合わせ・食べ合わせ】
他の抗結核薬と併用するときは、肝臓の副作用に注意が必要です。
アルコールは病気の治りを悪くしますし、肝臓や神経の副作用を起こしやすくします。飲酒は、できるだけ控えましょう。

副作用

主な副作用
尿酸値上昇/痛風発作/関節痛/好酸球増多症/過敏症/発熱/発疹/食欲不振/悪心/嘔吐/ 頭痛
■ピラジナミドの注意すべき副作用
重篤な肝障害/劇症肝炎/黄疸/間質性腎炎/尿酸値上昇/痛風発作/関節痛/好酸球増多症/過敏症/発熱

重大な副作用
重篤な肝障害/劇症肝炎/黄疸/間質性腎炎
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
・肝障害の方
■ピラジナミドを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方ピラジナミド(ピラマイド原末の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
▼ピラマイド原末の有効成分
1g 中日本薬局方ピラジナミド 1g を含有(原末)
▼ピラマイド原末の添加物
なし

【慎重投与】
・関節痛
・腎障害
・痛風発作
・尿酸値上昇
・高齢者
【相対禁止】
・妊婦・産婦
【希望禁止】
・授乳婦

上記にあてはまる方は、ピラジナミドを使用する事が出来ない可能性があります。
ピラジナミドを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用注意薬
・肝障害を起こしやすい薬剤

上記を使用している方は、ピラジナミドを使用する事が出来ない可能性があります。
ピラジナミドを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬
現在併用禁忌薬に該当する医薬品はありません。

併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
ピラマイド原末はどのくらい飲み続ければいいですか?

最初の2ヶ月間は、ピラジナミド(ピラマイド原末)、イソニアジド、リファンピシン、エタンブトール(またはストレプトマイシン)を併用したら、その後4ヶ月イソニアジド、リファンピシンを使用します。

結核はどうしたら、うつるのですか?

結核を発病している人が、体の外に菌を出すことを「排菌」といいますが、咳やくしゃみをするとでる飛沫に含まれる結核菌が空気中で飛び散り、それを他の人が吸い込むことにより「感染」します。空気感染です。
なお、結核菌は紫外線に弱いので、日光に当たると数時間で死滅します。

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