クラリスロマイシン

目次

成分名 適応症状 簡易説明 受診科目 健康保険の適応 費用目安 厚生労働省による認可 国内のジェネリック認可 関連製品(新薬) 関連製品(ジェネリック) 効果・作用 使用方法 副作用 使用注意・使えない方 併用禁忌薬よくある質問

成分名

クラリスロマイシン

適応症状

表在性皮膚感染症/深在性皮膚感染症/リンパ管・リンパ節炎/慢性膿皮症/外傷・熱傷及び手術創等の二次感染/肛門周囲膿瘍/咽頭・喉頭炎/扁桃炎/急性気管支炎/肺炎/肺膿瘍/慢性呼吸器病変の二次感染/尿道炎/子宮頸管炎/感染性腸炎/中耳炎/副鼻腔炎/歯周組織炎/歯冠周囲炎/顎炎

簡易説明

クラリスロマイシンはマクロライド系の抗生物質に分類されます。
細菌が増殖するために必要な蛋白質の合成を阻害し、増殖を抑制することによる抗菌作用があります。
一般感染症や非結核性抗酸菌症などの治療に用いられるほか、ペニシリン系またはセフェム系抗生物質では効かない症状にも効果があるため幅広く使用されている抗生物質になります。

処方可能な診療科目

内科/呼吸器科/性病科/耳鼻咽喉科/歯科/泌尿器科/泌尿器科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。
診察料などの目安  :約1,000円~10,000円
薬代1錠あたりの目安  :200mg約67円~69円
小児用1錠あたりの目安 :50㎎約44円~47円
ドライシロップの目安  :100㎎約73円~75円
薬代後発薬1錠の目安  :200mg約28円~36円
小児用後発薬1錠の目安 :50㎎約19円~24円
後発ドライシロップの目安:100㎎約33円~44円

厚生労働省による認可

1991年6月販売開始

国内のジェネリック認可

ジェネリック有り

関連製品(新薬)

クラリシッド錠【製薬メーカー:マイランEPD】
クラリス錠【製薬メーカー:大正製薬】
クラリシッド錠小児用【製薬メーカー:マイランEPD】
クラリス錠小児用【製薬メーカー:大正製薬】

関連製品(ジェネリック)

クラリスロマイシン錠/クラロイシン錠/マインベース錠/クラロイシン錠小児用/クラリスロマイシン錠小児用/マインベース錠小児用/クラリスロマイシンドライシロップ小児用/クラロイシンドライシロップ小児用

効果・作用

▼クラリスロマイシンの作用
細菌は1つの細胞で成立しています。病原性をあらわす細菌であると、これが増えることによって感染症が引き起こされます。
また細菌が増えるためには蛋白質が必要となります。
蛋白質を作る器官を「リポゾーム」といい、人と細菌ではこのリポゾームの形が異なっています。
この違いを見極めて細菌のリポゾームだけを判別してブロックすることができれば新たに蛋白質を合成できなくり、細菌が増えるのを抑制できます。
リポゾームを阻害し、細菌の増殖を抑える効果があるのがクラリスロマイシンになります。

【クラリスロマイシンの特徴】
同様な作用効果がある医薬品として、エリスロマイシンという薬があります。
このエリスロマイシンは抗菌作用は強いのですが、服用したときに胃酸で分解されやすいというのが弱点でした。
エリスロマイシンの構造を少し改良し、酸に対して安定性をもたせた薬がクラリスロマイシンになります。
服用すると腸に吸収されやすく、半減期が長いため組織への移行性も高いことがわかっています。
なので胃潰瘍や、十二指腸潰瘍などのピロリ菌除去にも効果を発揮してくれます。
このような特徴があるため、クラリスロマイシンは幅広い細菌感染症に用いられているお薬になります。

使用方法

【錠剤の場合】
▼一般感染症
通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日400mg(力価)を2回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

▼非結核性抗酸菌症
通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日800mg(力価)を2回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

▼ヘリコバクター・ピロリ感染症
通常、成人にはクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間服用して下さい。
なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

【錠剤小児用の場合】
▼一般感染症
通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり10~15mg(力価)を2~3回に分けて服用して下さい。
レジオネラ肺炎に対しては、1日体重1kgあたり15mg(力価)を2~3回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

▼後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症
通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1 kgあたり15mg(力価)を2回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

【ドライシロップ小児用の場合】
▼一般感染症
用時懸濁し、通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり10~15mg(力価)を2~3回に分けて服用して下さい。
レジオネラ肺炎に対しては、1日体重1kgあたり15mg(力価)を2~3回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

▼後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症
用時懸濁し、通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり15mg(力価)を2回に分けて服用して下さい。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

副作用

クラリスロマイシンの副作用
・胃痛
・吐き気
・軟便
・下痢
・発疹
・蕁麻疹 など

クラリスロマイシンには、副作用が起こる可能性があります。
クラリスロマイシンを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

副作用の出方は、個人差や服用量によっても違ってきます。
クラリスロマイシンは、医師や薬剤師に指示された、用法・用量を守っていれば安全に使用出来るお薬です。

■クラリスロマイシン副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
▼アナフィラキシーショック
気持ち悪い、冷や汗、顔面蒼白、手足の冷え、手足の痺れ、じんましん、全身発赤、顔の腫れ、喉の腫れ、呼吸困難、目眩、血圧低下、意識が遠のくなど
▼劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全
全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染など

▼血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症
全身倦怠感、頭痛、鼻血・歯ぐきの出血など

▼中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑
皮膚の赤い発疹、水疱、眼球結膜の充血 など

▼偽膜性大腸炎、出血性腸炎
腹痛、下痢、下血など

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■クラリスロマイシンを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(クラリシッド錠の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼クラリシッド錠の有効成分
クラリスロマイシン

▼クラリシッド錠の添加物
・デンプングリコール酸ナトリウム
・トウモロコシデンプン
・ヒドロキシプロピルセルロース
・ステアリン酸マグネシウム
・カルナウバロウ
・パラフィン
・ショ糖脂肪酸エステル
・ポリソルベート80
・ポリビニルアルコール (部分けん化物)
・ヒプロメロース
・酸化チタン
・軽質無水ケイ酸

■下記症状に当てはまる方は慎重に投与が必要です
・他のマクロライド系薬剤に対して過敏症の既往歴のある方
・肝機能障害がある方
・腎機能障害がある方
・心疾患、低カリウム血症のある方
・高齢者の方
・妊婦、授乳中の方

上記にあてはまる方は、クラリスロマイシンを使用する事が出来ない可能性があります。
クラリスロマイシンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

ピモジド/エルゴタミン含有製剤/スボレキサント/ロミタピドメシル酸塩/タダラフィル/チカグレロル/イブルチニブ/アスナプレビル/バニプレビル
上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、むやみに他の医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

クラリスロマイシンに関する
よくある質問
クラリスロマイシンは抗生物質との事ですが、肺炎などの症状に有効ですか?

クラリスロマイシンはマイコプラズマや肺炎球菌などの多くの最近に効果を発揮する抗生物質になります。しかし最近では抗生物質が効かない耐性菌も増えてきています。

クラリスロマイシンを服用すると不眠になりますか?

はい、クラリスロマイシンの服用で不眠の症状の報告があります。服用を辞めれば発症しなくなります。

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