ナイスタチン

成分名

ナイスタチン

適応症状

消化管カンジダ症

簡易説明

ナイスタチンはポリエンマクロライド系の抗生物質に分類されます。
真菌と呼ばれるカビの一種であるカンジダを殺菌する抗真菌薬で、カンジダの細胞膜を破壊し死滅させる作用があります。

処方可能な診療科目

性病科/婦人科/泌尿器科/内科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約2,500円~10,000円
薬代後発薬1錠あたりの目安:約36.90円/(薬価)
病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。

厚生労働省による認可、または発売年月日

1972 年 2 月発売開始

国内のジェネリック認可

関連製品(先発薬)

申請から承認に1年以上かかると、新薬としての承認が降りない規定でナイスタチンには新薬としての取り扱いがありません。

関連製品(ジェネリック)

クリスタチン膣座薬/ナイスタチン錠50万単位

効果・作用

ナイスタチンは真菌の細胞膜に結合して、抗菌作用を示します。
カンジダ症に用いられますが、腎毒性が強いため消化管カンジダ症目的の経口投与を含めて局所的に使用されます。
感染リスクの高い方に対して予防的にも使用されます。 カンジダ症は人間の体内に存在していますが病気を発症しない程度にしか増殖をしません。
しかし、免疫力が低下したりしていると菌が増殖しカンジダ症を発症してしまう可能性があります。
カンジダ症は抗生物質では治せないためナイスタチンのような抗真菌薬で治療が可能となります。

使用方法
副作用

【錠剤】
悪心/嘔吐/食欲不振/下痢/発疹など

【膣錠】
陰部のかゆみ/発疹/刺激感/発赤など

ナイスタチンには、副作用が起こる可能性があります。
ナイスタチンを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。

■ナイスタチン副作用(重度)
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。

【錠剤の場合】
・皮膚粘膜眼症候群

【膣剤の場合】
調査中

重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

■ナイスタチンを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(ナイスタチン錠の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。

▼ナイスタチン錠の添加物
・結晶セルロース
・カルメロースカルシウム
・ステアリン酸マグネシウム
・ヒドロキシプロピルセルロース
・軽質無水ケイ酸
・ヒプロメロース
・マクロゴール4000
・マクロゴール400
・酸化チタン
・カルナウバロウ

【使用に注意が必要な方】
①高齢者の方
②妊娠中・授乳中の方

上記にあてはまる方は、ナイスタチンを使用する事が出来ない可能性があります。
チニダゾールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

【併用禁忌薬】
調査中

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、医薬品と併用するのは危険です。
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

よくある質問
ナイスタチン服用の場合は服用間隔を何時間ぐらい空ければいいですか?

1回目の服用から約5時間は空けてから服用するようにして下さい。

膣座薬治療中に生理になってしまった場合はどうすれば良いですか?

膣内に膣錠を入れた場合、経血とともに薬剤が体外へ流れてしまうため十分な効果が得られなくなってしまいます。 そのため、生理中は一時治療を中断し生理が終わった後に再度治療を再開するようにして下さい。

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医薬品を使用する場合、必ず医師や薬剤師の指示に従って下さい。
医薬品を使用し、体調不良が現れた場合、我慢せずに直ちに医師の診察を受け、指示に従って下さい。