成分名 |
ウフェナマート |
適応症状 |
アトピー皮膚炎
貨幣状湿疹
急性湿疹
口囲皮膚炎
酒さ様皮膚炎
脂漏性湿疹
接触皮膚炎
帯状疱疹
慢性湿疹
おむつ皮膚炎 |
簡易説明 |
ウフェナマートは、主に炎症を和らげるはたらきと痛みを和らげるはたらきを持ちます。ステロイドではないため、ステロイドを塗ることが推奨されないような感染性の湿疹、酒さ性皮膚炎などにも塗ることが出来ます。
ウフェナマートは「非ステロイド性消炎鎮痛剤」と呼ばれますが、その名の通り「ステロイドではない」「消炎・鎮痛作用がある」ことが特徴です。 |
処方可能な診療科目 |
皮膚科/小児科など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約1,000円~3,000円
新薬軟膏5% 16.9円/g
新薬クリーム5% 16.9円/g
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
1983年2月【発売開始年月日】 |
国内のジェネリック認可 |
現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
関連製品(先発薬) |
コンベック軟膏5% 【製薬メーカー:田辺三菱製薬】
コンベッククリーム5%【製薬メーカー:田辺三菱製薬】
フエナゾール軟膏5% 【製薬メーカー:マイランEPD】
フエナゾールクリーム5% 【製薬メーカー:マイランEPD】 |
関連製品(ジェネリック) |
なし |
効果・作用 |
ウフェナマート(フエナゾール、コンベック)の抗炎症作用は副腎を介さず、炎症部位に直接作用するものであり、膜安定化作用あるいは活性酸素生成抑制作用など生体膜との相互作用によって発揮されるものと考えられます。非ステロイド性の抗炎症薬です。
抗炎症作用はステロイドほど強くありませんが、副作用は少ないほうです。そのため、比較的軽い湿疹や、ステロイドが使いにくい顔の湿疹に向いています。帯状疱疹にもよく使われます。
ウフェナマート(フエナゾール、コンベック)は、主に急性の湿疹に対して用いられることが多く、帯状疱疹など一時的に炎症や痛みが強くなる皮膚疾患においては用いられる事があります。
軟膏剤とクリーム剤があり、用途などに合わせて選択が可能となっております。
たくさんの病名に対して適応を持っていますが、実際に用いるのは、
・急性湿疹
・酒査様皮膚炎
・帯状疱疹
あたりです。
ウフェナマートは消炎作用と鎮痛作用を有していますが、それ以外の作用は無いか極めて弱いものとなります。
抗アレルギー作用もわずかにありますが、強くはありません。そのためアトピー皮膚炎に対しては、ステロイドや保湿剤など他の塗り薬を用いることが多いのが実情です。
また創傷(キズ)の治りを早める作用に優れるわけでもないため、おむつかぶれなどに対しても別の塗り薬を用いることが多いのが現状です。
■非ステロイド薬とは
非ステロイドは、ステロイドのように広範囲への使用や長期使用への制限がなく、感染部位にも使用できるなどのメリットがありますが、効果がマイルドなので一般的には軽症の場合に使用されます。
ステロイドというと副作用が強いというイメージから使用を怖がる人もいますが、弱い薬を使用してなかなか治らず悪化したり、跡が残ったりする場合もあるので、原因がはっきりしている場合には、ステロイドを使用した方が安全で確実に治療できることも多いです。
抗炎症作用はステロイドほど強くありませんが、皮膚萎縮がなく皮膚の抵抗力を落とすこともありません。このため、ステロイドが使いにくい顔の湿疹や、帯状疱疹などに使われます。人によっては「かぶれ」を起こすことがあります。かえって、症状がひどくなるようでしたら、早めに受診してください。
■非ステロイド薬
※フエナゾール、コンベック、スタデルム、ベシカム、ジルダザック
■軟膏とクリームの違い
軟膏とクリームでは異なる基剤が使用されており、この基剤の違いによって、有効成分が同じでも、使い心地(塗り心地)や刺激性などに違いが生まれます。
【軟膏の特長】
・白色ワセリンなどの油性基剤をベースにした塗り薬です。
・刺激が弱く、肌の弱い方にも向いています。
・カサカサ乾燥した患部にも、ジュクジュク湿潤した患部にも広く使うことができます。・保湿力が高く、皮膚を保護する効果があります。
・クリームに比べるとベタつきが強く、使いにくく感じることがあります。
【クリームの特長】
・クリームの基剤には、油性成分に加え、水やグリセリンなどの水分が含まれています。・さらっとなめらかで、のびがよく、ベタつきにくいです。
・水で簡単に洗い流せる一方、汗などでも流れやすいです。
・軟膏に比べ刺激が強いため、傷のある部位やジュクジュクした部位には適していません。 |
使用方法 |
適量を1日数回患部に塗布又は貼布する
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
副作用 |
主な副作用
ウフェナマートには、副作用が起こる可能性があります。
ウフェナマートを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。
発赤/そう痒/丘疹/過敏症/接触皮膚炎/皮膚刺激感/皮膚灼熱感/皮膚乾燥/腫脹/潮紅/皮膚糜爛
■ウフェナマートの注意すべき副作用
発赤/そう痒/丘疹/過敏症/接触皮膚炎/皮膚刺激感/皮膚灼熱感/皮膚乾燥/腫脹/潮紅
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ■ウフェナマートを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方ウフェナマート(フエナゾールクリーム5%の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
▼フエナゾールクリーム5%の有効成分
1g中 ウフェナマート50mg
▼フエナゾールクリーム5%の添加物
白色ワセリン/流動パラフィン/ステアリルアルコール/ジメチルポリシロキサン/ステアリン酸ポリオキシル40/モノステアリン酸グリセリン/パラオキシ安息香酸メチル/パラオキシ安息香酸プロピル/グリセリン
・過敏症 |
併用禁忌薬 |
併用禁忌薬 なし
併用禁忌薬がないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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