成分名 |
オキシコナゾール硝酸塩 |
適応症状 |
・オキナゾール腟錠
抗真菌作用により真菌の一種であるカンジダの増殖を抑える抗真菌薬の膣錠(外用薬)
・オキナゾールクリーム、オキナゾール外用液
白癬:足白癬・手白癬・股部白癬・体部白癬
カンジダ症:間擦疹・乳児寄生菌性紅斑・指間びらん症・爪囲炎・その他の皮膚カンジダ症、癜風の治療 |
簡易説明 |
オキシコナゾール硝酸塩は、イミダゾール系の抗真菌薬です。
性感染症「カンジダ」という真菌を殺菌する抗生物質です。
カンジダ菌は皮膚や粘膜につく真菌(カビ)の仲間です。
もともと少しは腟にいますが、生理の前後や体の抵抗力が落ちたときに、増殖してくることがあります。
そして、外陰部のかゆみや、おりものの増加など不快な症状をもたらします。
妊娠中にもよくみられ、おなかの赤ちゃんにうつることもあります。 |
処方可能な診療科目 |
婦人科、産婦人科、皮膚科など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安:約1000円~3000円程度
【薬価】
新薬膣錠100mg1錠あたりの目安:51.6円
新薬膣錠600mg1錠あたりの目安:290.5円
新薬クリーム1%の1gあたりの目安:12.3円
新薬外用液1%の1mlあたりの目安:12.3円
後発品100mg1錠あたりの目安:44円
後発品600mg1錠あたりの目安:242円
※病院によって差が有り。薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
オキナゾール腟錠100mg/600mg発売年月日:2000年7月 |
国内のジェネリック認可 |
あり |
関連製品(先発薬) |
製薬メーカー:田辺三菱製薬
オキナゾール腟錠100mg/600mg、オキナゾール外用液1%、オキナゾールクリーム1% |
関連製品(ジェネリック) |
製薬メーカー:富士製薬工業
オキシコナゾール硝酸塩腟錠100mg「F」/600mg「F」 |
効果・作用 |
女性は膣内、性器周辺の皮膚にカンジダ感染します。
女性の感染症のなかでは頻繁にみられる病気です。
常在菌による自己感染が多く、性的接触でも感染します。
カンジダの主な症状は、性器周辺の痒みや発疹、白っぽいおりものなどがみられます。
排尿時や性交時に痛みが出たりと症状は様々です。
症状の原因としては風邪や疲労、ストレス、他の性病の感染などがあります。
なお、カンジダ感染を放置しておくと、炎症が酷くなり、全身性カンジダ症を発症し、湿疹が広がっていくことがあります。
また、膣カンジダは慢性化すると完治が難しくなるため発症後なるべく早く受診し治療を行うことが大切です。
腟カンジダが疑われる場合、婦人科または産婦人科を受診するとオキナゾール膣錠が処方されます。
検査の内容は、腟および外陰部の症状を調べ、腟鏡を入れておりものの性状を検査します。
カンジダ菌は、水虫の原因菌(白癬菌)などと同じ真菌です。
膣カンジダ以外の足白癬・手白癬・股部白癬・体部白癬や膣以外の皮膚カンジダは皮膚科にてオキナゾールクリームまたはオキナゾール外用液が処方されます。
真菌は細菌とは細胞の構造が異なり、治療には抗真菌薬を用います。
カンジダ属真菌の細胞膜に対する殺菌作用および発育を阻止することにより、炎症やかゆみを抑えます。
通常、カンジダに起因する腟炎、外陰腟炎の治療に用いられます。 |
使用方法 |
・オキナゾール100mg:1日1回1錠を腟深部に挿入し、6日間継続使用してください。
なお、真菌学的効果(一次効果)が得られない場合は、オキナゾールV100を更に1日1回1錠6日間継続使用してください。
・オキナゾール600mg:1週1回1錠を腟深部に挿入します。
なお、真菌学的効果(一次効果)が得られない場合は、オキナゾールV600を更に1回1錠使用してください。
・オキナゾールクリーム
通常、1日2~3回患部に塗布します。
必ず指示された使用方法に従ってください。
眼科用ではないので、目には使用しないでください。
ただれのひどいところには使用しないでください。
・オキナゾール外用液
通常、1日2~3回患部に塗布します。
必ず指示された使用方法に従ってください。
眼科用ではないので、目には使用しないでください。
ただれのひどいところには使用しないでください。 |
副作用 |
主な副作用
過敏症:発疹等
腟・外陰:発赤、刺激感、ひりひり感、そう痒感、疼痛等
オキシコナゾール硝酸塩には、副作用が起こる可能性があります。
オキシコナゾール硝酸塩を服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ■オキシコナゾール硝酸塩を配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方(代表薬の場合)は、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
▼代表薬の有効成分
オキシコナゾール硝酸塩
▼代表薬の添加物
乳糖水和物、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム
使用に注意が必要な方 ・妊婦、産婦、授乳婦の方への使用
(妊娠12週未満の妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用してください。安全性は確立されておりません)
上記にあてはまる方は、オキシコナゾール硝酸塩を使用する事が出来ない可能性があります。 オキシコナゾール硝酸塩を使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用禁忌薬 該当なし
併用禁忌薬がないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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