成分名 | デガレリクス酢酸塩 |
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適応症状 | 前立腺がん |
簡易説明 | デガレリクス酢酸塩は前立腺がんの適応を持つ国内初めてのGnRHアゴニストです。もともと同系統の薬剤で起こりやすかったテストステロンの急激な上昇が少ないため、骨痛の悪化や脊髄圧迫の悪化リスクが低下しています。世界では90か国以上で販売されており、日本では2023年3月、製造販売承認がアステラス製薬からフェリング・ファーマへ承継されています。 |
処方可能な診療科目 | 泌尿器科/外科など |
健康保険の適応 | 健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 | この薬は処方薬ではありません。
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厚生労働省による認可、または発売年月日 | <ゴナックス皮下注用80mg/120mg>2012年10月
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国内のジェネリック認可 | 現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
関連製品(先発薬) | ゴナックス皮下注用80mg/120mg/240mg【製薬メーカー:フェリング・ファーマ株式会社】 |
関連製品(ジェネリック) | 現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
海外での使用実績 | 世界で90か国以上で販売されています。
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効果・作用 | 前立腺癌治療法は患者の状態に応じて選択される中で、内分泌療法は重要な役割を果たしています。GnRHアゴニストが一般的に使用されていましたが、テストステロンの急激な上昇、つまりテストステロンサージが起こることがありました。Ferring社が開発したGnRHアンタゴニスト・デガレリクスは、テストステロンサージなしで効果が長時間持続するという特徴を持っています。日本ではアステラス製薬が国内臨床試験を開始し、2012年に承認されました。長期間アンドロゲン遮断療法が必要な患者に対して、3カ月に1回で投与可能なことや通院、投与負担軽減のメリットをもたらしています。
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使用方法 | 初回は240mgを120mgずつ腹部2カ所にわけて皮下投与します。初回投与4週間経過してから、2回目以降は維持用量を投与します。1か月間隔で投与をおこなう場合は、80mgを腹部1カ所に皮下投与します。3か月間隔で投与をおこなう場合は、480mgを1カ所あたり240mgずつ腹部2カ所に皮下投与します。 |
副作用 |
主な副作用 ※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 使用に注意が必要な方 上記にあてはまる方は、デガレリクス酢酸塩を使用する事が出来ない可能性があります。 |
併用禁忌薬 |
併用禁忌薬 上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です |
デガレリクス酢酸塩に関する よくある質問 |
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参考元一覧 | |
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