レンチナン

成分名

レンチナン

適応症状

手術不能又は再発胃癌の生存期間の延長

簡易説明

レンチナンは、シイタケの子実体より抽出した多糖体を精製した物質で、抗悪性腫瘍剤の一種です。T細胞やNK細胞などに作用し、免疫力を増強する働きがあります。主に、手術不能や、再発胃癌患者における生存期間の延長に使用されます。また、大腸がんでも局所免疫能の抑制の緩和が報告されています。

処方可能な診療科目

内科/消化器内科など

健康保険の適応

健康保険適応

病院で処方してもらう時の費用目安

診察料などの目安  :約10,000円~
薬代1瓶あたりの目安:1mg約5131円
※病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。
高額療養費制度の対象になるため患者の年齢、所得水準によっても異なってきます。
指定難病であり、自己負担分の治療費の一部または全部が国または自治体により賄われることがあります。性症は指定難病であり、自己負担分の治療費の一部または全部が国または自治体により賄われることがあります。

厚生労働省による認可、または発売年月日

発売年月日:1986年4月

国内のジェネリック認可

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

関連製品(先発薬)

レンチナン静注用1mg「味の素」【製薬メーカー:EAファーマ株式会社】

関連製品(ジェネリック)

現在ジェネリック医薬品の製造はありません。

効果・作用

レンチナンは、抗悪性腫瘍剤の一種です。シイタケの子実体から抽出された多糖体で、キラーT細胞、マクロファージ、NK(ナチュラルキラー)細胞などの働きを活性化させる働きがあります。抗がん剤治療による免疫力低下を補う目的、手術不能や、再発胃癌患者における生存期間の延長に使用されます

▼作用機序
レンチナンはは≪マクロファージ、T細胞、NK細胞≫に作用し、免疫力を増強し抗腫瘍効果をあらわします。
免疫活性物資で、癌の予防やウイルスに効果があります。
ビタミンB群の効果は、酵素の活性作用、タンパク質や脂質の合成やエネルギー回路を回す作用、肥満改善作用、代謝促進作用、口内炎や皮膚炎改善作用などがあります。
また、不溶性食物繊維が多く、大量の排泄が毒素排泄になり、健康へ導きます。

使用方法

テガフール600mg/日(400mg/㎡/日)経口投与に併用して、レンチナンとして週あたり2mg(1mg週2回あるいは2mgを週1回)を静注又は、点滴静注する
<注射液の調製法>1バイアルに日局注射用水、日局生理食塩液、あるいは日局5%もしくは20%ブドウ糖注射液2mL~5mLを加え、強く振盪し十分に溶解する

副作用

主な副作用
悪心、嘔吐、胸部圧迫感、食欲不振、発熱、咽頭狭窄感、発疹、発赤、頭痛、頭重、眩暈

重大な副作用
ショック、口内異常感、悪寒、振戦、心悸亢進、頻脈、血圧低下、呼吸困難、チアノーゼ

その他の副作用
多汗、潮紅、ほてり、脱力発作、一過性腰痛、一過性背部痛、倦怠感、気道抵抗上昇作用、赤血球減少、血色素量減少、白血球減少、好酸球増多、蕁麻疹、皮膚そう痒、血中LDH上昇、AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン上昇

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

使用に注意が必要な方
使用出来ない方

使用が出来ない方
■レンチナンを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方、レンチナンはアレルギー反応を起こしてしまう為、使用できません。
▼レンチナンの有効成分
レンチナン
▼代表薬の添加物
多汗、潮紅、ほてり、脱力発作、一過性腰痛、一過性背部痛、倦怠感、気道抵抗上昇作用、赤血球減少、血色素量減少、白血球減少、好酸球増多、蕁麻疹、皮膚そう痒、血中LDH上昇、AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン上昇
・妊婦/授乳者
・ショック

使用に注意が必要な方
・高齢者
・新生児/乳児/幼児/小児
・アレルギー
・気管支喘息
・蕁麻疹
・発疹

上記にあてはまる方は、レンチナンを使用する事が出来ない可能性があります。
レンチナンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬

併用注意薬
インドメタシン製剤

上記を使用している方は、レンチナンを使用する事が出来ない可能性があります。
レンチナンを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。

併用禁忌薬
現在併用禁忌薬に該当する医薬品はございません。

上記の併用禁忌薬に入ってないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です
現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。

レンチナンに関する
よくある質問
投与の際に気を付けることはありますか?

ショックを起こすことがあるので、十分な問診を行う。また、投与中及び投与後は患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行う。なお、症状発現時に救急処置のとれる準備をしておく。

レンチナン静注用1mg「味の素」 添付文書

【上記引用元:EAファーマ株式会社】

親族にアレルギーを持ってる人がいるんですけど、自分は使っても大丈夫ですか?

(慎重投与)本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者。

レンチナン静注用1mg「味の素」 添付文書

【上記引用元:EAファーマ株式会社】

参考元一覧

レンチナン静注用1mg「味の素」 添付文書【EAファーマ株式会社】

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