成分名 |
リルゾール |
適応症状 |
筋萎縮性側索硬化症の治療/病勢進展の抑制
ALSの治療/病勢進展の抑制 |
簡易説明 |
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、筋肉を動かす命令を伝える神経の障害により筋力がなくなり最後は呼吸困難になる病気です。神経伝達物質のグルタミン酸による過剰興奮や、フリーラジカルという物質などが原因でおこるとされてます。リルゾールは、グルタミン酸に対する阻害作用、フリーラジカル消去作用などがあり、その作用は薬剤ごとで大きくことなります。主に、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療に使用されてます。 |
処方可能な診療科目 |
内科など |
健康保険の適応 |
健康保険適応 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約10,000円~
薬代1錠50mgあたりの目安:1錠50mg約1315.3円/(薬価)
※病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になる。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
発売開始年月 : 1999年3月 |
国内のジェネリック認可 |
あり |
関連製品(先発薬) |
リルテック錠50【製薬メーカー:サノフィ】 |
関連製品(ジェネリック) |
リルゾール錠50mg「AA/タナベ」【製薬メーカー:ダイト/ニプロESファーマ】 |
効果・作用 |
神経伝達物質のフリーラジカルやグルタミン酸などに関係し、神経細胞の障害を抑制する作用があります。ALS(筋萎縮性側索硬化症)の進行を遅らせる働きがあります。ALSは、筋肉を動かす命令を伝達する神経が障害をうけることで、筋肉が痩せてしまい、筋力がなくなることで最終的に呼吸困難となり死にいたらす怖い病気です。原因は解明されてませんが、神経伝達物質のグルタミン酸による過剰興奮に基づく運動ニューロン(骨格筋を支配する神経細胞)の変性などが考えられてます。また、フリーラジカルという物質による酸化作用で、細胞の障害がALSの発症に関係してると考えられてます。
▼作用機序
作用機序は完全には解明されてません。各種in vitro、in vivoの試験で、グルタミン酸遊離阻害、興奮性アミノ酸受容体との非競合的な阻害、電位依存性Na+チャネルの阻害等があり、これらが単独もしくは、複合して神経細胞保護作用を発現するものと考えられてます。
▼筋萎縮性側索硬化症とは
手足・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉が細くなり力がなくなっていく病気です。筋肉自体の病気ではなく、筋肉を動かし、運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害をうけます。脳から「手足を動かせ」という命令が伝わらなくなることにより、筋肉が痩せ力が弱くなります。また、視力や聴力、内臓機能などはすべて保たれることが普通です。1年間で新たにかかる人は人口10万人当たり約1~2.5人です。男女比では、男性が女性に比べて1.2~1.3倍であり、男性にやや多いです。中年以降、最もかかりやすい年齢は60~70代というデータがあります。
▼原因と遺伝について
原因はまだ十分解明されていません。神経の老化との関連や、タンパク質の分解障害、ミトコンドリアの機能異常など色々と学説があります。多くの場合(約95%)は遺伝しません。ALS全体の約5%は家族内で発症することが分かっており「家族性ALS」と呼ばれています。
▼症状
肘から先の筋肉がやせる、手指の使いにくさがあらわれる、などです。次第に、食べ物がのみ込みにくくなったり、話にくくなったり力が弱くなる症状がでます。やがては呼吸の筋肉を含めて全身の筋肉がやせて呼吸困難に陥り命を脅かすこともあります。
他の筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬
リルテック
ラジカット |
使用方法 |
1回50mg、1日2回(朝及び夕食前)、1日量100mgを経口投与してください。 |
副作用 |
主な副作用
リルゾールには、副作用が起こる可能性があります。
リルゾールを服用した場合、どのような副作用が起こるか知っておきましょう。
AST上昇、GOT上昇、ALT上昇、GPT上昇、無力感、悪心、眩暈、便秘、腹痛、下痢、食欲不振
重大な副作用
極めて稀な副作用ですが、重度の副作用にご注意下さい。
重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。
発熱、間質性肺炎、咳嗽、呼吸苦、呼吸器症状、肝機能障害、黄疸、著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいγ-GTP上昇、著しいAl-P上昇、アナフィラキシー様症状、血管浮腫、呼吸困難、喘鳴、発汗、好中球減少、重篤な好中球減少
その他の副作用
γ-GTP上昇、赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値減少、浮腫、Al-P上昇、総ビリルビン上昇、嘔吐、味覚障害、膵炎、突然の激しい腹痛、膵酵素値上昇、アミラーゼ上昇、口内のしびれ感、舌のしびれ感、傾眠、不眠症、うつ、口周囲感覚異常、筋緊張亢進、BUN上昇、尿蛋白上昇、発疹、皮膚そう痒、筋痙攣、背部痛、頭痛、倦怠感、関節炎、体重減少、不安、頻脈、疼痛、頭重
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 ■リルゾールを配合した医薬品の添加物に、アレルギーをお持ちの方
下記、添加物にアレルギーをお持ちの方リルテックは、アレルギー反応を起こしてしまう為、服用できません。
▼リルテックの有効成分
リルゾール
▼代表薬の添加物
無水リン酸水素カルシウム、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン
妊婦/授乳者
過敏症
重篤な肝機能障害
努力性肺活量が理論正常値の60%未満に低下
使用に注意が必要な方 高齢者
術後大腸癌
努力性肺活量が理論正常値の60%未満に低下
発熱を有し感染症
肝機能異常
肝機能障害
腎機能低下
発熱を有し感染症
上記にあてはまる方は、リルゾールを使用する事が出来ない可能性があります。 リルゾールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用注意薬 カルモフール、CYP1A2阻害剤、テオフィリン、カフェイン、クロミプラミン、アミトリプチリン、イミプラミン、ジクロフェナク、ニューキノロン系薬剤のエノキサシン水和物等
カフェインを含むもの<コーヒー、日本茶、紅茶、コーラ、チョコレート など>
上記を使用している方は、リルゾールを使用する事が出来ない可能性があります。
リルゾールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
上記を使用している方は、リルゾールを使用する事が出来ない可能性があります。 リルゾールを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
併用禁忌薬 なし
併用禁忌薬がないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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