成分名 |
ロベンザリット二ナトリウム |
適応症状 |
関節リウマチ |
簡易説明 |
ロベンザリットニナトリウムは我が国で開発された関節リウマチ治療薬になります。
ロベンザリットニナトリウムの効果は他の抗リウマチ薬に比して弱く、遅効性になります。
効果発現までおおよそ2~3カ月を要します。
その為効果が得られるまでの間の治療を補うために、従来より投与している消炎鎮痛剤等を適宜併用する事が必要とされております。
ロベンザリットニナトリウムは関節リウマチにおける腫脹関節に対し、優れた改善が認められ、発症早期の患者でより高い有用性が認められました。
しかし2019年4月にはカルフェニールの販売を中止する事が決定し、2021年3月31日をもって薬価基準収載削除されました。 |
処方可能な診療科目 |
内科/外科/整形外科/泌尿器科/産婦人科/膠原病科/リウマチ科など |
健康保険の適応 |
2021年3月まで健康保険適応、経過措置切れ以降は健康保険適応外であり販売しておりません。 |
病院で処方してもらう時の費用目安 |
診察料などの目安 :約2,000円~5,000円
薬代1錠あたりの目安:40mg約40円/80mg約70円(最終薬価:経過措置2021年3月)
病院によって差が有り薬代の他に、初診料・診察料・検査料などが必要になりました。
▽指定難病であり、自己負担分の治療費の一部または全部が国または自治体により賄われることがあります。 |
厚生労働省による認可、または発売年月日 |
1986年3月1日製造販売承認
1986年6月19日薬価基準収載
1986年6月19日発売
2020年5月販売中止
2021年3月31日経過措置満了 |
国内のジェネリック認可 |
現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
関連製品(先発薬) |
カルフェニール錠40mg80mg【製薬メーカー:中外製薬株式会社】 |
関連製品(ジェネリック) |
現在ジェネリック医薬品の製造はありません。 |
効果・作用 |
ロベンザリットニナトリウムは関節リウマチに効果のある医薬品になります。
【作用機序】
ロベンザリットニナトリウムの免疫調節効果にはマクロファージやリンパ球などの免疫担当細胞に対する直接作用と関節リウマチ滑膜の表層化の血管新生の抑制により、それらを母床として生じる免疫担当細胞浸潤の阻害を介する間接的免疫調節作用があり、これらが抗関節リウマチ効果の重要な背景となっていると考えられております。
ロベンザリットニナトリウムは主にサプレッサーT細胞を活性化させ抗体産生を抑制し、関節リウマチ症状を緩和します。
【関節リウマチとは】
免疫の異常によって関節で炎症が起き、腫れや激しい痛みが生じ、軟骨や骨が破壊されて関節が変形し、関節としての機能が失われる病気を言います。
関節の内側を包んでいる滑膜が炎症を起こし、慢性化すると滑膜が増殖して周囲の組織を破壊します。
患者は女性に多く、発症年齢は30代~50代がピークになります。
関節リウマチは自己免疫疾患と呼ばれており、その原因はまだよくわかっておりませんが、遺伝的要因や喫煙習慣、歯周病との関連が指摘されております。
早期に現れやすい症状としては、朝のこわばり、関節の痛みや腫れ、微熱、倦怠感、食欲不振などがあります。
【抗リウマチ薬の分類と治療方針】
抗リウマチ薬は疾患修飾性抗リウマチ薬とも呼ばれており、関節部位で起きている炎症自体を抑える作用は持たないが、関節リウマチの免疫異常を修飾する事により、関節リウマチの活動性をコントロールする薬剤になります。
抗リウマチ薬はその作用機序から免疫調節薬と免疫抑制薬に分類されます。
免疫調節薬は正常の免疫嚢には影響せずに異常な免疫機能を正常化する薬剤になり、ロベンザリットニナトリウムはこちらに該当します。
抗リウマチ薬自身には抗炎症作用はないかあっても乏しいため、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)と併用して用いるのが原則になります。
すなわち速効性があり疼痛をコントロールするNSAIDsと、遅効性だが炎症と免疫異常をコントロールする抗リウマチ薬との組み合わせにより治療効果を上げることができます。
しかし、抗リウマチ薬によってはNSAIDsとの併用により副作用が強く現れる可能性がある為、慎重な投与が必要とされております。
【関節リウマチ薬の効果発現まで】
抗リウマチ薬は効果発現まで時間がかかることが知られております。
その多くの薬剤においては効果発現までおおよそ2~3カ月を要します。
その為、ある抗リウマチ薬を開始した際には、最低3カ月は投与を続けて様子を観察する必要性があり、それでも効果が見られないときには他の薬剤に変更すべきであると言われております。 |
使用方法 |
通常他の消炎鎮痛剤等と共に、ロベンザリット二ナトリウムとして成人においては1日量240mgを3回に分割して経口投与する事とされております。なお、患者の症状によって適宜増減する事ができます。 |
副作用 |
重大な副作用
①急性腎不全(0.1%未満)、②間質性腎炎(頻度不明)、③腎性尿崩症(0.1%未満)等の重篤な腎障害が起こることがあると報告されております。
その他の副作用
1)腎臓
BUN上昇、血中クレアチニン上昇、蛋白尿、血尿等(0.1~5%未満)
多尿、頻尿等(0.1%未満)
2)皮膚
掻痒感、発疹等(0.1~5%未満)
紅斑性発疹、湿疹、蕁麻疹、脱毛等(0.1%未満)
3)消化器
胃炎、嘔気、嘔吐、悪心、下痢、口内炎、口渇、腹痛、心窩部痛、胃重感、胸やけ、食欲不振、胃不快感、胃痛、便秘等(0.1~5%未満)
胃もたれ感、舌炎、腹部膨満感等(0.1%未満)
4)肝臓
AST(GOT)の上昇、ALT(GPT)の上昇、Al-P の上昇等(0.1%未満)
5)血液
貧血(0.1%未満)
6)その他
味覚倒錯等(0.1~5%未満)
発熱、倦怠感、気分不良、浮腫、頭痛、眩暈等(0.1%未満)
※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。 |
使用に注意が必要な方 使用出来ない方 |
使用が出来ない方 1)重篤な腎障害のある患者
血中半減期の延長、血中濃度・時間曲線下面積の増大等により、副作用が増強されることがある為服薬できません。
2)妊婦、妊娠している可能性のある婦人
使用に注意が必要な方 1)腎障害又はその既往歴のある患者
血中半減期の延長、血中濃度・時間曲線下面積の増大等により、副作用が増強される可能性がある為服用に注意が必要になります。
2)肝障害のある患者
本剤の一部は肝臓で代謝される為、これらの患者では高い血中濃度で推移する可能性がある為服用に注意が必要になります。
3)消化性潰瘍又はその既往歴のある患者
本剤投与と投与する事により消化器系副作用が見られ、更に本剤は非ステロイド系消炎鎮痛剤と併用されることから注意を要する事とされております。
4)高齢者
本剤は主として腎臓から排泄されますが、高齢者では腎機能が低下していることが多い為、高い血中濃度で推移する可能性があり、かつ副作用発現も高い傾向にある為、服用に注意が必要になります。
上記にあてはまる方は、ロベンザリット二ナトリウムを使用する事が出来ない可能性があります。 ロベンザリット二ナトリウムを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。 |
併用禁忌薬 |
併用注意薬 本剤は血漿蛋白結合率が高いので多剤との併用により、本剤又は併用薬剤の作用が増強される恐れがある為服用に注意が必要になります。なお、80mg錠を1錠投与した2時間後(血漿中濃度範囲6.6~23.7μg/mL)の血漿蛋白との結合率は平均99.5%であったとの報告がございます。
上記を使用している方は、ロベンザリット二ナトリウムを使用する事が出来ない可能性があります。 ロベンザリット二ナトリウムを使用する前に、医師又は薬剤師に使用しても問題ないか必ず確認をして下さい。
併用禁忌薬 なし
併用禁忌薬がないからといって、その他の医薬品と併用するのは危険です 現在、薬を服用している場合は、併用可能かどうか必ず医師に相談してください。 |
よくある質問 |
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参考元一覧 |
カルフェニール錠40mg/80mgインタビューホーム 【中外製薬株式会社】
医療用医薬品の添付文書情報 【PMDA】 |
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